どういうジャンルでも、素通りできない、素通りさせてくれない物や事っていうのがある。
そういう何かを纏ってるのには様々な理由があって
口をついて出てくるような簡単な感嘆詞すら出てこなかったりする。
もちろんそれを目にした者のその時の気持ちも大いに関係在るのだろうけれど。
その気持ち次第では見落としてしまうことすらあるのだろうけれど。
路地裏を歩いてても震えることがある。
震えたいし震わせたい。
エルミラージュで時速314.36kmを記録したBLUE THUNDERSさんのレコードブレーカー。
なんというか、矢のようだ。
少しの隙間やボルトの出っ張りもアルミテープで均してある。
後ろからZが覗き見てる。
このダクトから目イッパイ吸い込むんだな。
NOS
こういう造形好き。
空気を巻き込まない為か電装品の下側もアルミの板で覆ってある。
エンジン幅いっぱいいっぱいの前面投影面積。
何かの角度ひとつで変わってしまうような緊張感がある。
カウル無しで300km/hオーバー。
300の重みが全然ちがう。
世界最速のZだ。
震える。
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