2011年9月23日金曜日

邪メリカン


USDMというコトバが市民権を得て久しい。

ウチのクルマはジムニーで、いわゆるUSDMってヤツ。

寂しい&嬉しいコトに

ジムニー好きにもUSDM好きにも 全然気付いてもらえないw



イッパイ見所をヤッてあるんだけれども



ホンモノを熟知して脳内比較できる異常者にしか理解できない(爆




そんな素晴らしいヒトwは殆ど居ないから仕方ない。



「○○仕様」が嫌いなクセに、「○○仕様」を造る。


なんでか?


USDMというコトバが市民権を得て久しい今。


USDM「仕様」が存在する。
(間違ってはいないがここではジャンルとしてのUSDMね)


言ってみれば北米仕様仕様wwwww



ハードトップで後期仕様に欧州仕様のデカマーカーとか(爆



やっぱりギョーカイが大きくなると、こんなコトが起こる。



モトからスキだったニンゲンには、ツラいトコです。








だからココロイキとしてはCustomのココロイキで製作したし

カッコエくなるように細部まで注意をはらった。


「仕様」は「仕様」でも、胸を張って粋がれる「仕様」を・・・・・・・・



「仕様」は「恥ずい」というのが私の信条ですが



コレでモノホンとスライドしても全然恥ずかしくナイんですよ(ホントにスライドした)。


ホンモノのSamurai乗りに

「うははwwwwwこいつアホやwwwwww」

つって爆笑してほしいw



失笑か爆笑か


所詮・・・・「仕様」だから・・・と俯いてないで


居直れるほどアホな「仕様」にまでブッ飛ぼうぜ♪



・・・と言いつつフェンダーフレアが後期な自分て(爆死




2011年9月16日金曜日

粋な心意気

Cubの世界ってドンなモンなのか・・・・


便利な時代なので、ネットで検索してみたんです。


で・・・・ホンモノを見つけました。





FunnyサンのKiller-E




このサイズ感を「当たり前」に見せるってのはCustomの真髄



いけないモノを見てしもたwwwwwwwwwwww



きっと探せば他にもカッコエエのが見つかりそうですね。



ホンモノを見るける度に、楽しくなりますw


ハードルも上がるケド(爆




ジムニーもCubも、「所詮」とか「たかが」って冠を付けられる事が多いんですよね。


それがイイワケにし易くって逆に好まれるってのもありますが




だからこそ愉しみがアルのもまた事実。


外観は「ノーマル」でしかないフル北米仕様がカッコエエのか 否か


外観フルノーマルで中身はキンキンのフルチューンがカッコエエのか 否か


40年淡々と乗られ続けてきたワンオナワビサビポンコツがカッコエエのか 否か


Customであるかどうかは別にしても


要は 「粋」 であるかどうか


カッコエエ ワルイ はココにかかってると思うんデス


「スゲー!!!」っつぅのはいくらでも言わせられるんデスよね。


個性的かどうかってのも違う。


スゲかろうが個性的であろうが 


カッコエエ ワルイとは 直接関係ないw



何があっても無くても


絶対に欠かせないのは


粋な心意気



だと思いマス。


サイドパネル折り込み


ジムニーを幌化するにあたって、魅せ場のひとつはサイドパネルの折り曲げです。


RJではココにパテは一切入れません(コーナー部も)



炙って曲げるとか、木材をあてて一気に折るとか、色々な手法があるようですが・・・・




炙ると鋼板がヘベレケになりますw あと、サビます。

「一気に」曲げると要らぬトコロが伸びます。



パテで整形するとなると、後々割れてきます。



コツは、ユックリ、伸ばしたいところを伸ばす



要らぬトコロは伸ばさない



画像の状態までハンマー壱本



折り目の塗装が割れていないトコロがポイントですかねぇ・・・・・



ご参考までに!




「至り」とか「気の迷い」ではなく



本気の




長く乗る幌化を目指しましょう♪




0.8㍉の鋼板が綺麗に被っているトコロが「粋」になると思います。






仕上がってしまえば「ふ~ん・・・」ですからwwwww


2011年9月14日水曜日

Custom Parts


現在、幌化の車両が入庫していてカブは手付かず・・・・・夜間にキャブのO/Hなどをしてお楽しみ中♪



それにしてもこのキャブ・・・・・素敵ですねぇ。

初めて手に取った2輪用のキャブがコレでした。

「なんじゃコノHot Rodなキャブはwwwwwwww」




初めての感想(爆

艶消し黒に塗って(「マッド」ブラックとかwwww)ホイール赤くして白壁タイヤ履かせて「ホットロッド」とかホザいてるヤツには一生ワカラン素敵さデスw


まぁこのキャブにしたって全然Hop-upにならんワケですけど(爆死




で。本当は結構前からカブのことは考えていていろいろ部品は集めてルンですが・・・・


ホンダの4ストミニ系って部品が豊富だナ~と思っていたのに、色々見ていると


カスタムパーツばっかし(汁



「4ミニ」初心者だから、目の付け所が悪いのかな・・・・・・ポンづけパーツを買う気はサラサラないんだけど・・・・・・・・・・・ダイジョブ???



ジムニー業界とか、カフェレーサー業界とか、やっぱりギョーカイが発生する人気どころはどれも同じなんですねぇ。





カブのサイズでユニティとかガイドとかの「デカい」ヴィンテージフォグをくっつけてて、ええのか?






あるいはヴィンテージ「タイプ」の「デカい」灯火類をブラさげてて、ええのか?




ミラーもつけなきゃいけませんね・・・・・(コレなんも見えねぇケドw)


カブをカブ以上にデカくする気はまったくナイので、部品も小っさいヤツを使います。



ってまたカタチにしてないのにこんなコトを・・・・・・・




まぁ自分を追い込むくらいでないと、Customはイケません。




・・・・・どうせこのブログ、ダレも見てないし(爆





2011年9月13日火曜日

強化インナーパネル

「当社の”バンカット”は純正パネルを使用します・・」「ほほ~、純正、それはイイですな。それでお願いします!」

というのが通常の流れ。


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



依頼者は「純正」で安心、作業者はインナーパネル(柱)をテキトーにぶった切ってパネルを溶接するだけで楽チン!


純正パネルを使って「バンカット」するっつぅのは「体のイイ逃げ」でしてw お互いHappyやしね・・・・・・・・・・・私もできれば逃げたいんですが、RJでは純正を使わずに強化サイドパネルを製作しています。







後に写り込んでいるペラッペラのL字にもなりきれていないような中途半端なパネルが純正品。隣に写っている角鋼材が強化インナーのベースになる素材です。


純正はサイド0.8㍉、パネルが重なる上面で1.6㍉。
強化パネルはサイドパネル、上面とも2.4㍉





このインナーを入れるにあたって、カットされたインナーパネル(柱)を正確に切り欠く。

1㍍ちかくある鋼材だから末端で1㍉ズレると反対側はエラい事に(ズレズレ

これでドア後ろの柱とリアコーナーのBOX加工部分を角鋼材が繋ぎ、高剛性になります。



実際、幌車の場合はヤレ具合にもよりますが、リアをジャッキアップするとドアが閉まらなくなる(正式な幌車のハナシ)。それを防げるかはともかく、幌の場合は条件によってバンよりも車体に「への字」方向への負荷がかかる事は、ボディ構造からしても明白なワケです。



内張りを装着してしまえば全く見えなくなるこの部分・・・・・これによって得られる最大のメリットは・・・・・・・



半ドアから押すだけで閉まるドア&閉めた時の「音」  




だ け で す 





ここのヤヤコいパネル一枚に1時間・・・・・・・・・・・普通はスキマだらけですが、RJではここを完全に塞いでBOX構造にしています。




Customというのは純正を超えようとする志を伴う、極めて手工的な行為




ちなみに角パイプを使うと色々大変な事が起こるので注意ネw

2011年9月12日月曜日

フォグランプ復元


CIBIEのフォグランプ・・・マイナスネジを使っていますのでソコソコ旧いものです。


ステー部分とボディに凹み大・・・・CIBIEの文字に凹みがかかってしまっているのがチョット厄介です。



が、CIBIEの文字は温存したまま、上下とも修復できました。

外観は新しいものと大して変わりませんし、猫目ランプのような価値(値段)のあるものではありません・・・・・が、旧いクルマにはそれなりに旧いものを使いたいところです。

2011年9月3日土曜日

プロフェッショナル


パネルの合わせ目を「掘る」なんてあり得ない。

言い換えれば、掘れるだけの厚みのパテが入っているということ。



DIYで修理しているのなら、それは文字通りプライベートな楽しみ。

どのような手法でも構わない。


しかし、「プロ仕事」の痕跡をこれだけ残しておいて、

これはあんまりなんじゃないのか


ハンマー一本で修復してくれていたならば。

「弾痕」は無かったし「サビ穴」も防げただろう。

不可能でない限り、戻せるだけ戻す。


応力を抜いたらパネルを制作し、張り替える


同時に、パネル合わせ目を少なくする方向で

今後のサビ対策とする。


罪滅ぼしに、いくら防錆プライマーを吹きかけても

裏からシール剤を打っても

パテで整形したところで

誤魔化せない。


パネルの合わせ目は、「掘る」ものじゃない。


コーナー部分以外の「アラ」は無視してネw







2011年9月2日金曜日

ボンネット修理


自分でパテ埋めしてみたが、パテが割れてサビ汁が流れ出るとのこと・・・・


パテを剥がしてみました。「クロカン傷」は非常に複雑です。


この先端部分は袋構造になっています。


ちとダメージが大きいですが。


なるべくパテを入れずに済むように修理します。


予算の都合で缶スプレーのフラットペイントです。


2011年9月1日木曜日

あんどん入庫



型式がC50-V~なので、1970年前後の型。あえてこの型を選んだのは、カブらしい素敵ディテールが山盛りだから♪




行灯。




フレーム別体なタンク。




縦キャブ!ダンドラでっせダンドラ♪




バッタの脚みたいなスイングアームに丸頭シャフト、モナカマフラー




そしてコレ、キーランプ。停車した状態でホーンボタンを押すと・・・・この白いランプが光って鍵穴を照らします(ステキ  ウインカーも点灯してハンドルロック周辺を照らす・・・・・・・あとはマニアじゃないんでよく知らねwwwww





フルスクラッチなら別として。カブを、そして行灯をベースにする以上は絶対に誰が見ても行灯カブだと判らなければならない。


テレスコフォークにしてフレーム延長・・・・・・ロングスイングアームに背の高いロボハン・・・・・・ねぇ。




ちっさいバイクをでっかく見せてドーすんのよ?




デカいチョッパーと交差点で並んだら 泣いちゃうでないかい。




カブには、おおおおおおおおお!!!!!カブか!!!!!!!!!カブのCustomなのかぁああああああ!!!!!!!!!!!って思ってもらえる資質がある。




カブだから・・・・・(汁



じゃなくて


カブでっせ♪


つって胸を張ろうでよ。



とかナントカ言っちゃって、ゴミみたいなのが出来ちゃったら自殺モンですね(爆

屋根を切る

クルマの屋根をブッた切るというと、鬼クラやヨンサンマルあたりが非常に似合・・・・・・・・うというか想像してしまうんですが(違 

近年になっても頻繁に屋根をブッた切られ続けているのが、ジムニー・・・・・


これほど屋根を切られまくるクルマも少ないのではなかろうか?


これほどまでにコケるクルマはないでしょ!というくらいにコケるクルマですのでw 転倒を切欠にまさしく屋根を切るということも多々あります。


あとは特有の幌願望・・・・JA22時代になって幌車はJA12のみで受注生産状態、よって中古相場は異常高騰・・・・型式JA22~およびJB32Wでは完全に幌車は無くなり、幌車欲しけりゃSJ30~JA11の幌ボディに載せ替え!とか、JA12とハイブリッドする!とかですから、手間とコストを考えれば屋根をチョン切るというのは至極当たり前の発想といえるでしょう(いえるか?)。幌車のラインナップがある型だと、素直に買い換えちゃう。これがイチバン手っ取り早いです。



さらにもう一つはハードコア野郎特有の、路外走行における絶対性能のアップも理由の一つに挙げられます。クソ重いリアゲートにガラス3枚と鉄屋根が無くなるワケですから、挙動自体が激変します。重心より上の軽量化なワケですので、乗った瞬間にワカるレベルです。




んまぁ、そんなエエコト満載な「バンカット」ですので、踏ん切りがついたら意外と躊躇なく切れちゃうんですよ。


「バンカット」の手法はいくらかあります。

①ブッた切る!
競技車両とか山専用にはこれがベストだし、プロセスも楽しいです。恐らくベビーサンダーで屋根をブッた切ってると、’50sのRodder達はこんなキモチでModel-AやBの屋根をチョップしてたのかなぁ・・・・・なんつー楽しい妄想がフツフツと沸いてくるでしょうw 切る方向が違うけど(爆

窓枠の切り口の処理がヒジョーにヤヤコシイのと、幌を買わずに済むという点から前半の屋根を残すのが定番です。良い点は・・・・楽しくてプライスレス!


②ちっとは幌っぽくする
世の中便利なもので、「幌化キット」というのが存在します。切り口にFRPのカバーをリベットや接着剤を駆使して被せて幌も付けられる仕様。リアゲートつけて幌買って、なんちゃかんちゃしてザッと30マン、全塗込み40~50マン(部品代別)コースってトコでしょう(事実)。


これらの方法は屋根切られまくりのジムニー界では定番化しつつあって、屋根切り人口の多さを物語っていますw


こういった定番を否定する気は毛頭ないですが(否定しても意味ナイし、それぞれが楽しむスタイルですから)、最大のデメリットは「カット感」が拭えないってコトでしょう。



まぁジムニーですから・・・・・・で済む人もおれば、このデメリットが気になって仕方ない人も確実におるワケでして。多分にごく少数だと思いますがw 


例えば普段も普通に乗って、林道とか軽い路外もこなしたい。んでもって、屋根切り丸出しはチョット・・・・・・・。

とか

屋根切りでモノホンの幌車と信号で並んだら泣いてまう・・・・・・。

とか

買い替えとか積み替えでなく、愛着のあるフレームやボディは譲れない!

とか。


極論でいえばボディパネルを全部バラして、フロア以外のパネルを幌用に交換すれば良いワケですが・・・・これはあまりにも非現実的すぎるでしょう。


と、いうことでRJではカット感の無い「バンカット」・・・でなく「幌車化」を承っております。







幌用の外装部品やショートパーツは全て新品を使用し、サイドパネルのインナーは強化版を製作(通常版もあり)、サイドパネル折り込み部分から後端のR部分に至るまで、板金にてパテ無し整形。後端の切り口はきちんとBOX構造です。



決め手になるAピラーとサイドレールの接合部分も板金工作にて違和感なく接続。構造上やや隙間が出来ますが、洗車機にでも入れない限りは激しい雨漏りはありません(というか純正幌車でも意外と漏るんでsがw)。


Aピラーの切り口は雨樋が「カット感をバリバリ演出」してしまいますが、ここもスムーズにシェイプ。FRPの屋根(羽根ついたヤツ)を被せて誤魔化したりしませんw

幌化したのに胸張って幌を外せないなんて悲しいじゃないですか・・・・・・・。





最大のメリットでありデメリットは フツーすぎて屋根を切ってるのに中々気付いてもらえない(爆 







わかる人だけがわかればイイ・・・・・・・・・・・そんな世界です。