2017年12月30日土曜日

2017。


みなさまごきげんよう♪


12月29日をもちまして、2017年の営業終了となりまして。

みなさま本年も沢山のご支援、応援を頂き有難うございました。


今年は工場移転、移住にはじまり・・・体調を崩していた嫁さんの入院から難病の発覚と

想定内、想定外含めて中々に激動の1年でした。

このような状況の中でも、変わらず愛車を預けて頂けます皆様

そして応援頂いております皆様には感謝の念しかございません。


今年は未だお預かりしたままの車両を残したままの年越しと相成りましたが

来年もフルカスタムオーダー等頂いておりますので、やる事は盛り沢山でございます。


まぁ年末年始と言いましても単なる年の変わり目でしかないわけで、

何かしらの節目にしようというよりは来年も変わらず

もちろん良い方向へは変えていきたいですが、芯はブレずに精進して参りたい所存です。


2018年は1月4日より通常営業開始となります。

みなさま良き正月、良き休暇をお過ごしくださいませ♪

来年も何卒宜しくお願い致します。


それではみなさまごきげんよう!



2017年12月29日金曜日

トップブリッジ。


みなさまごきげんよう♪

年の瀬ですが如何お過ごしでしょうかと

私ごときが心配するまでもなく皆様しっかりとお過ごしの事と思います。


XV750ビラーゴのフロントエンドを35mmに換装したわけですが、

トップブリッジをずっと探しておりまして、ようやく手に入れることができました。

このトップブリッジに交換する事で、フォークのクランプが26mmほど下がりますので

フォーク長を1インチ強伸ばせる事になります。


ビラーゴ純正のトップブリッジも同じような形状なのですが。

ビラーゴ750 の場合、ネックチューブが異様に長いので、平べったいトップブリッジだと

アンダーステムからの距離が長くなり過ぎてしまいますので、

デザイン的にもこの一段下がりが非常に効いてきますね。


そこでフォーク径、ピッチ、オフセットが同じで

フォーククランプ部が一段下がりのコレを探していたわけです。


昔は広告や雑誌に載っている高価なパーツも買えず、高級パーツを羨ましいと思いながら

純正流用ですとか付いてる部品をひたすら磨く事なんかで反骨精神を磨いたものですが

この辺のマインドは今でもあまり変わったいなかったりしますね。

不思議とその昔に得た流用部品の脳内データベースも未だ生きていたり。

たとえばホンダJADEにCBR250のトップブリッジでセパハン化に使えるですとか

同じくホンダで言えばCRMのイグニッションコイル流用とか。

結構いいお値段で売ってたジムニーのナンバー移動キットのナンバー灯も

実はとある車両の純正品の流用だったりして。

8の字型のバンプストッパーも確かアルトの純正だったかな?

高価なパーツやワンオフ品も良いですが、こういう流用改ですとか磨き上げ作業

バイク乗りの原点というのかな、そういう事は忘れずにいたいものですね♪


暮れも差し迫ってまいりましたが、ひとまずみなさまごきげんよう!


2017年12月26日火曜日

年末。


みなさまごきげんよう♪

あっという間に年末。

ドタバタにかまけてついつい更新をサボりがちなのはいけませんね。

下書きだけは溜まっていくのですが、

放置しているとそれらが澱のように感じてしまうものです。


既に1週間ほど前ですが、オーナー様の元へCBXが帰っていきました。


最後のお磨き。

髑髏モチーフにして構成は猫。


クロームパーツが多いので磨きも大変ですが。

これがまた結構楽しいんですよね♪


この辺の磨き上げですとか、細かいところの清掃なんていうのはサービス。。。。

というより最早私の趣味ですねw


タイヤを見るのも好きです。

お客様のタイヤですから、負担無いように走れたかなとか。


ETCアンテナは両面テープ固定でしたが、接着面積があまりにも少ないので

長期的に見ると不安な感じでしたので、改めて基台を製作。

アンテナ自体に設定されていた接着面積以上をきっちり稼げるようにしておきました。


遠方なだけに、小さなネガもなるべく潰しておきたいところです。


こちら神河町では山の上の方に行くと積雪もありますが、

工場周辺は今のところはそんな事ありませんので、お越しの際はご安心ください。

年内の営業は28日まで、年始は4日から作業再開致します。

まだ年末のご挨拶というわけではございませんが、何卒宜しくお願い致します♪


2017年12月16日土曜日

サービカーという乗り物。


みなさまごきげんよう♪


登録と車検でお預かりの1971年式サービカー。


先に名義変更を済ませておきまして車検の準備。

リアの車幅灯が両端から400mmという決まりですが、

現車は微妙に足りない感じですのでマーカーランプを追加。


一通り近所を走り回ってコツを掴んでから、自走で車検へ向かいます。

高速はあまりにも不安なので下道ですが、テスト走行にはもってこいの距離ですね♪


サービカーの乗り味はというと、三輪スクーターのように車体がスイングしませんし

リアは荷箱をリーフとコイルで懸架していますがフレームはリジッド。

敏感な左スロットルに左足クラッチ、右手フロントブレーキの右足リアブレーキと

頭で想像するとこんがらがってきますが、コツを掴めば何てことありません。

しかしリアが2輪でグイグイ前に押してきますので、

コーナリングでは猛烈なプッシングアンダーが出ます。

よってきちんとスロットルコントロールしてやらねばアウトに吹っ飛びますw

フロントも荷がかからないのでフラフラ。。

これはステアリングダンパーを締め上げてやると解消できました。


そこそこ回せばそれなりに速度は出ますが、全速力で巡航というのはしんどい感じです。

何故か二人乗り登録になっていましたので構造変更検査を受けまして

光軸調整後にいざライン進入というところでバッテリー上がり。。

セルオンリーですので始動困難となりまして

タクシーを呼んで近場のホームセンターでバッテリーを購入して無事クリア。

軽自動車用の40B19Rでしたので助かりました。


帰り道は念の為というかこうなった時の常識でエンジンを一切切らずに走行しまして

どうもこのDelco-Remy製のオルタネーターが発電していない様子。

モデルは10SIというものでシボレーやGM車によく使われていたもので37A仕様。

レクチファイアやレギュレータも内蔵されている古いアメ車では定番のモデル。

案の定、帰り着く手前からダッシュ内のGENランプがチラチラしだし始めまして。


リビルトキットなども売られていますが、

モノ自体がかなり古いのでもう少し能力の高いリビルト品に交換。

エキパイに近接していたハーネスも気になるところでしたので、

ハーネス位置が逆にくるモデルに変更しました。

自身のジムニーもオルタネーターの容量アップやICレギュレータ化を狙って

エブリーのオルタネーターに換装していますが

アメリカ製品はこういう流用アップデートなんかがやり易くて良いですね♪


オイルを補充してあげたりまぁ色々と手を入れてあげましてオーナー様にも試乗して頂き

ようやくお渡しです。

それにしてもこのバイクというか三輪車、

超ショートホイールベースのオート三輪というか

まぁ中々に面白いものです。

元々不安定である二輪、それもオートバイという乗り物に

大きな積載能力をはじめバランス感覚を伴わないような安定性を与えた場合

やはり一般的に言うバイクではなくなってしまうんですね。

しかし静止時の安定性が高まったが故に、

走らせ方に別な多くのバランス感覚を求められるようになっている

というのも面白い点です。

不安定さこそバイクの醍醐味なわけですが

そういう意味ではこの三輪バイク(三輪車ではなく)もまたバイク属かもしれません。

貴重な体験ありがとうございました♪


それではみなさまごきげんよう!






2017年12月14日木曜日

遅れ。


みなさまごきげんよう。

全速前進中のビラーゴ750。と、言いたいところですが実際は遅れが出ております。


が、折角オーナー様より頂いた時間ですから

可能な限りより良くするべく進めていきたいと思います。

写真の状態では未だフォーク長が理想より足りていない状態ですが

作り物は大体終わっていますので、一旦バイクを完全にバラバラにしまして。


普段と違い勝手の違うバイクなので分解も中々進みませんね。

しかもこのバイクのパッケージング、かなり理詰めでタイトに設計されていまして


分解するとよくわかりますが、マウント関係も左右非対称ではなく


強度ですとか生産性、組み立てやすさ等も完全に考慮された設計です。


分解時も最低限の作業で済むように

コイルはエンジンハンガーとセットで降りるようになっていますし

とにかく混然一体の設計ですね。


フレーム中通しのマフラーも然り。


副室を設けてトルクを稼ぐようになっていると思われますが、私には理解不能w

キャブも日立製で吸排気系をあまりいじれそうもありませんので、

この構成は残しておいた方が良さそうです。

とは言え、純正のマフラー自体が最初から限界まで内側に寄せてありますし

別に変える必要は無いかなというところです。

フルカスタムっていうのはよく言われる言葉ですが

全部を変えてしまうのではなく、全体をきちんと見据えて改造する事だと思いますので。


フレームは加工箇所をサンドブラストして下地を整えまして。


いつも通りガッチリ防錆処理を施しておきます。

塗装をしっかり硬化させてから、細部のパテ処理とモールディング作業に移ります。

それではみなさまごきげんよう!





2017年12月10日日曜日

プレハブの解体。


みなさまごきげんよう。


バイク乗ってますか?と言われれば、最近乗れてない系。


自分のバイクには乗れていませんが、

カムを眠らせたくないというご要望で管理程度には乗っていたりするんですが。

冬とはいえ陽気の良い日はまだまだ気持ちが良いですね。

敢えてハーフウェットの日に走ったりしていますが、人様のバイクでそれはどうなの?

案外路面が悪いほうが無理しませんので安心だったりするんですね。

この路面が悪い時の我慢っていうのが、また良い刺激になると言いますか

闇雲に走らせるより感じられる事が多かったりしまして。

限界が低いから危ないのではなくて、

限界が低いお陰で低いスピード域で色々な事を確認し易かったりします。

気持ちよく走る練習としては、ハーフウェットは中々内容が濃いと思います♪


と、言っても峰山高原経由で砥峰高原のルートは降雪が始まっておりまして、

林道においてはもうバイクはシーズンオフです。


して冬が本格的にやって来る前に、先月の台風で吹き飛ばされてしまいました

イナバ製、昭和62年式のプレハブを撤去したいと思います。

元々は塗装ブースですとかブラスト小屋にと考えていましたが、

根太が腐りきっていたところに台風被害で基礎から動いてしまいましたし

かなりの歪みが出てしまいましたので解体するしかありません。。


元々こんなモノを組み立てた事もなければバラした事もありませんので

部品構成と構造をよく観察してから手順を考えて解体していきます。

基本は数カ所のボルトと、非常に沢山のクリップで各パネルを固定してあり

基礎からズレて歪んでしまっているので解体は非常に大変でした。


とはいえこれで綺麗さっぱりプレハブが姿を消しました。

内装に使われていたボードは幸い石膏ボードではなく紙製のボードでしたので

クリーンセンターに持ち込んで処理。

石膏ボードでしたら産廃になって処分に苦労や費用がかかるところでした。

大量の鉄は売りに行くつもりでしたが、

たまたま声を掛けてきた廃品回収のおっちゃんに3000円で売ってあげましたw

重量からいえば結構お金になったんですが、今は忙しいですしね。

本当は1円でも多く「儲け」を出さなきゃいけない状況ではあるのですが

おっちゃんも喜んでたし、時間を捻出出来る事を思えばまぁいいかなと。


プレハブが無くなったお陰で駐車スペースも確保出来まして

家の再生というか環境づくりは一歩か半歩くらい前進したかなという感じです。

家の再生については取り敢えず生活できるようになってしまったお陰で

ぬるま湯に浸かるかの如く停滞してしまっていますが

未だ手付かずの母屋、リビング作りやその他諸々を

現況に応じて進めていきたいと思います。

一先ず年内はお預かりしているバイクを1分でも早くお返しできるように

ぬるま湯から出て冷水をかぶる気持ちで進めていきたいと思います♪


それではさらば!



2017年12月7日木曜日

FIrst Love.


みなさまごきげんよう♪

あっという間に12月になってしまいましたね。

今年は店舗および住居の移転と大きく事が動いた年なわけですが、

唯一こちらへ運んでいなかった奴がおりまして。


1981年式のスズキジムニー。

4気筒800cc4サイクルエンジンを積んだ超不人気車、通称エイトです。

国内販売2000台にも満たない車両故に、知っている人も殆ど居ない。

一緒に暮らしてはや35年。運転し始めて20年くらいになるのか

真似事も含めてレストアは3回。

いつまで経ってもやり残し感があるw


乗りはじめた当初、「一生乗るつもりだ」というと周囲の大人たちは笑ったものです。

「言うねぇ(笑」ってね。

半分当たりで車検を切らしてしまって随分時が過ぎてしまったり、

有言不実行で危ない状況ではあるのですが、やはり手元に在るのと無いのとでは違う。

そんな訳で仮ナンバーで公道を走らせて此方へ連れ帰ってきまして。


久し振りに乗るとパワーアシストの一切無い操作系にポジジョンもクソも無いシート。

ダブル当てないと入り辛くなった2速やベアリングの傷んだ5速の異音だとか

まぁ気になる事も鮮明に思い出させてくれたりもするんですが。

そういう点も払拭してしまうほどに

身体への馴染み方が半端じゃないのも実感します。


それは製作させて頂く車両にしても然りで


身体にも心にも、生活にもしっくり馴染む

共に歳を重ねていけるような作りであり精神。

そんなスタンスであるとかスピリッツを忘れずに居たいものです。


なんつってごきげんよう♪




2017年11月25日土曜日

Thank you sold.


みなさまごきげんよう♪


委託販売でFOR SALEさせて頂いておりましたキャブ最終の883R。

この度SOLDとなりまして、沢山のお問い合わせありがとうございました。

良いオーナー様と巡り逢えましてバイクも喜んでおります。

現状から新オーナー様のご要望にお応えする形で多少手を入れておく事となりまして。

ドラッグパイプでは少し音が大きすぎるとのことで


社外のサイレンサー等も有りますが、ここはひとつ純正でいきましょうと

大きな傷や凹みの無い、程度の良い純正マフラーを用意。

光り物は好きで無いとの事ですし、バイク自体にもあまり似合いませんので

ブラックアウトすべくメッキ面に下地を作っていきまして。


新し目の年式ですし、カサカサではなく少し艶のある仕様で塗装しました。

メッキに対する塗装は足付けの問題、密着の問題と色々大変ですが

丁寧に下地を作ってあげると耐久性は上がります。


ガスケット類、高確率で錆びているフランジナットやサイレンサーの固定ボルト

フラットワッシャーからロックワッシャー等全て新品で組み付けておきます。

サイレンサーのバンドはステンレス地のままですが

車両全体の黒と銀の割合からいくと、ここは地のままの方がバランス良いですね♪

単に黒く塗り潰すだけでなく、少しだけ気遣ってあげるとポイント高いと思います。

右しか付いていなかったミラーも左右揃えまして

構造変更検査取得後にお渡し予定です。

中古車両のちょっとお色直しや

現状から少しだけ良くするご提案ですとか

所有感アップの勘所など

色々とご相談頂けましたら何かしらお応えできる事があるかと思いますので

みなさまお気軽にご相談くださいませ♪


それではひとまずごきげんよう!