2017年12月16日土曜日

サービカーという乗り物。


みなさまごきげんよう♪


登録と車検でお預かりの1971年式サービカー。


先に名義変更を済ませておきまして車検の準備。

リアの車幅灯が両端から400mmという決まりですが、

現車は微妙に足りない感じですのでマーカーランプを追加。


一通り近所を走り回ってコツを掴んでから、自走で車検へ向かいます。

高速はあまりにも不安なので下道ですが、テスト走行にはもってこいの距離ですね♪


サービカーの乗り味はというと、三輪スクーターのように車体がスイングしませんし

リアは荷箱をリーフとコイルで懸架していますがフレームはリジッド。

敏感な左スロットルに左足クラッチ、右手フロントブレーキの右足リアブレーキと

頭で想像するとこんがらがってきますが、コツを掴めば何てことありません。

しかしリアが2輪でグイグイ前に押してきますので、

コーナリングでは猛烈なプッシングアンダーが出ます。

よってきちんとスロットルコントロールしてやらねばアウトに吹っ飛びますw

フロントも荷がかからないのでフラフラ。。

これはステアリングダンパーを締め上げてやると解消できました。


そこそこ回せばそれなりに速度は出ますが、全速力で巡航というのはしんどい感じです。

何故か二人乗り登録になっていましたので構造変更検査を受けまして

光軸調整後にいざライン進入というところでバッテリー上がり。。

セルオンリーですので始動困難となりまして

タクシーを呼んで近場のホームセンターでバッテリーを購入して無事クリア。

軽自動車用の40B19Rでしたので助かりました。


帰り道は念の為というかこうなった時の常識でエンジンを一切切らずに走行しまして

どうもこのDelco-Remy製のオルタネーターが発電していない様子。

モデルは10SIというものでシボレーやGM車によく使われていたもので37A仕様。

レクチファイアやレギュレータも内蔵されている古いアメ車では定番のモデル。

案の定、帰り着く手前からダッシュ内のGENランプがチラチラしだし始めまして。


リビルトキットなども売られていますが、

モノ自体がかなり古いのでもう少し能力の高いリビルト品に交換。

エキパイに近接していたハーネスも気になるところでしたので、

ハーネス位置が逆にくるモデルに変更しました。

自身のジムニーもオルタネーターの容量アップやICレギュレータ化を狙って

エブリーのオルタネーターに換装していますが

アメリカ製品はこういう流用アップデートなんかがやり易くて良いですね♪


オイルを補充してあげたりまぁ色々と手を入れてあげましてオーナー様にも試乗して頂き

ようやくお渡しです。

それにしてもこのバイクというか三輪車、

超ショートホイールベースのオート三輪というか

まぁ中々に面白いものです。

元々不安定である二輪、それもオートバイという乗り物に

大きな積載能力をはじめバランス感覚を伴わないような安定性を与えた場合

やはり一般的に言うバイクではなくなってしまうんですね。

しかし静止時の安定性が高まったが故に、

走らせ方に別な多くのバランス感覚を求められるようになっている

というのも面白い点です。

不安定さこそバイクの醍醐味なわけですが

そういう意味ではこの三輪バイク(三輪車ではなく)もまたバイク属かもしれません。

貴重な体験ありがとうございました♪


それではみなさまごきげんよう!






2017年12月14日木曜日

遅れ。


みなさまごきげんよう。

全速前進中のビラーゴ750。と、言いたいところですが実際は遅れが出ております。


が、折角オーナー様より頂いた時間ですから

可能な限りより良くするべく進めていきたいと思います。

写真の状態では未だフォーク長が理想より足りていない状態ですが

作り物は大体終わっていますので、一旦バイクを完全にバラバラにしまして。


普段と違い勝手の違うバイクなので分解も中々進みませんね。

しかもこのバイクのパッケージング、かなり理詰めでタイトに設計されていまして


分解するとよくわかりますが、マウント関係も左右非対称ではなく


強度ですとか生産性、組み立てやすさ等も完全に考慮された設計です。


分解時も最低限の作業で済むように

コイルはエンジンハンガーとセットで降りるようになっていますし

とにかく混然一体の設計ですね。


フレーム中通しのマフラーも然り。


副室を設けてトルクを稼ぐようになっていると思われますが、私には理解不能w

キャブも日立製で吸排気系をあまりいじれそうもありませんので、

この構成は残しておいた方が良さそうです。

とは言え、純正のマフラー自体が最初から限界まで内側に寄せてありますし

別に変える必要は無いかなというところです。

フルカスタムっていうのはよく言われる言葉ですが

全部を変えてしまうのではなく、全体をきちんと見据えて改造する事だと思いますので。


フレームは加工箇所をサンドブラストして下地を整えまして。


いつも通りガッチリ防錆処理を施しておきます。

塗装をしっかり硬化させてから、細部のパテ処理とモールディング作業に移ります。

それではみなさまごきげんよう!





2017年12月10日日曜日

プレハブの解体。


みなさまごきげんよう。


バイク乗ってますか?と言われれば、最近乗れてない系。


自分のバイクには乗れていませんが、

カムを眠らせたくないというご要望で管理程度には乗っていたりするんですが。

冬とはいえ陽気の良い日はまだまだ気持ちが良いですね。

敢えてハーフウェットの日に走ったりしていますが、人様のバイクでそれはどうなの?

案外路面が悪いほうが無理しませんので安心だったりするんですね。

この路面が悪い時の我慢っていうのが、また良い刺激になると言いますか

闇雲に走らせるより感じられる事が多かったりしまして。

限界が低いから危ないのではなくて、

限界が低いお陰で低いスピード域で色々な事を確認し易かったりします。

気持ちよく走る練習としては、ハーフウェットは中々内容が濃いと思います♪


と、言っても峰山高原経由で砥峰高原のルートは降雪が始まっておりまして、

林道においてはもうバイクはシーズンオフです。


して冬が本格的にやって来る前に、先月の台風で吹き飛ばされてしまいました

イナバ製、昭和62年式のプレハブを撤去したいと思います。

元々は塗装ブースですとかブラスト小屋にと考えていましたが、

根太が腐りきっていたところに台風被害で基礎から動いてしまいましたし

かなりの歪みが出てしまいましたので解体するしかありません。。


元々こんなモノを組み立てた事もなければバラした事もありませんので

部品構成と構造をよく観察してから手順を考えて解体していきます。

基本は数カ所のボルトと、非常に沢山のクリップで各パネルを固定してあり

基礎からズレて歪んでしまっているので解体は非常に大変でした。


とはいえこれで綺麗さっぱりプレハブが姿を消しました。

内装に使われていたボードは幸い石膏ボードではなく紙製のボードでしたので

クリーンセンターに持ち込んで処理。

石膏ボードでしたら産廃になって処分に苦労や費用がかかるところでした。

大量の鉄は売りに行くつもりでしたが、

たまたま声を掛けてきた廃品回収のおっちゃんに3000円で売ってあげましたw

重量からいえば結構お金になったんですが、今は忙しいですしね。

本当は1円でも多く「儲け」を出さなきゃいけない状況ではあるのですが

おっちゃんも喜んでたし、時間を捻出出来る事を思えばまぁいいかなと。


プレハブが無くなったお陰で駐車スペースも確保出来まして

家の再生というか環境づくりは一歩か半歩くらい前進したかなという感じです。

家の再生については取り敢えず生活できるようになってしまったお陰で

ぬるま湯に浸かるかの如く停滞してしまっていますが

未だ手付かずの母屋、リビング作りやその他諸々を

現況に応じて進めていきたいと思います。

一先ず年内はお預かりしているバイクを1分でも早くお返しできるように

ぬるま湯から出て冷水をかぶる気持ちで進めていきたいと思います♪


それではさらば!



2017年12月7日木曜日

FIrst Love.


みなさまごきげんよう♪

あっという間に12月になってしまいましたね。

今年は店舗および住居の移転と大きく事が動いた年なわけですが、

唯一こちらへ運んでいなかった奴がおりまして。


1981年式のスズキジムニー。

4気筒800cc4サイクルエンジンを積んだ超不人気車、通称エイトです。

国内販売2000台にも満たない車両故に、知っている人も殆ど居ない。

一緒に暮らしてはや35年。運転し始めて20年くらいになるのか

真似事も含めてレストアは3回。

いつまで経ってもやり残し感があるw


乗りはじめた当初、「一生乗るつもりだ」というと周囲の大人たちは笑ったものです。

「言うねぇ(笑」ってね。

半分当たりで車検を切らしてしまって随分時が過ぎてしまったり、

有言不実行で危ない状況ではあるのですが、やはり手元に在るのと無いのとでは違う。

そんな訳で仮ナンバーで公道を走らせて此方へ連れ帰ってきまして。


久し振りに乗るとパワーアシストの一切無い操作系にポジジョンもクソも無いシート。

ダブル当てないと入り辛くなった2速やベアリングの傷んだ5速の異音だとか

まぁ気になる事も鮮明に思い出させてくれたりもするんですが。

そういう点も払拭してしまうほどに

身体への馴染み方が半端じゃないのも実感します。


それは製作させて頂く車両にしても然りで


身体にも心にも、生活にもしっくり馴染む

共に歳を重ねていけるような作りであり精神。

そんなスタンスであるとかスピリッツを忘れずに居たいものです。


なんつってごきげんよう♪




2017年11月25日土曜日

Thank you sold.


みなさまごきげんよう♪


委託販売でFOR SALEさせて頂いておりましたキャブ最終の883R。

この度SOLDとなりまして、沢山のお問い合わせありがとうございました。

良いオーナー様と巡り逢えましてバイクも喜んでおります。

現状から新オーナー様のご要望にお応えする形で多少手を入れておく事となりまして。

ドラッグパイプでは少し音が大きすぎるとのことで


社外のサイレンサー等も有りますが、ここはひとつ純正でいきましょうと

大きな傷や凹みの無い、程度の良い純正マフラーを用意。

光り物は好きで無いとの事ですし、バイク自体にもあまり似合いませんので

ブラックアウトすべくメッキ面に下地を作っていきまして。


新し目の年式ですし、カサカサではなく少し艶のある仕様で塗装しました。

メッキに対する塗装は足付けの問題、密着の問題と色々大変ですが

丁寧に下地を作ってあげると耐久性は上がります。


ガスケット類、高確率で錆びているフランジナットやサイレンサーの固定ボルト

フラットワッシャーからロックワッシャー等全て新品で組み付けておきます。

サイレンサーのバンドはステンレス地のままですが

車両全体の黒と銀の割合からいくと、ここは地のままの方がバランス良いですね♪

単に黒く塗り潰すだけでなく、少しだけ気遣ってあげるとポイント高いと思います。

右しか付いていなかったミラーも左右揃えまして

構造変更検査取得後にお渡し予定です。

中古車両のちょっとお色直しや

現状から少しだけ良くするご提案ですとか

所有感アップの勘所など

色々とご相談頂けましたら何かしらお応えできる事があるかと思いますので

みなさまお気軽にご相談くださいませ♪


それではひとまずごきげんよう!








2017年11月22日水曜日

外装の下地完成。


みなさまごきげんよう♪


さて嫁さんの入院は予定より一週間と少し過ぎましたが、何とか退院できました。

とは言え、状況は何も変わっていないので今後も色々な検査を続けていく予定です。

一先ずは、ご心配頂きました皆様ありがとうございました。

製作車両の方は着々と進行中でして外装の下地仕上げへ。


最終パテ作業から一旦サフを入れまして

この段階では巣穴やペーパー目を埋めるのが目的ですので

分厚めに、肌はあまり気にせず吹いています。

こうして見ると歪んだラインがよく見えますねぇ。


研ぐ事で見えてくる微妙な面や線の歪み、曲がりをポリパテで修正していきます。


どの位微妙なのかと言いますと、この様に線の如し修正でして。

少しだけエッジが丸い箇所なんかをピシッとさせていくわけですね。


パテ修正無しでいく予定でした電装ボックスは

研ぎの段階で微妙な打痕を発見。

いちいち言わなければ誰も気づかないような事ではあるのですが、

作り手としては大いに気になりますので少し修正を入れました。


パテ研ぎを終えたらペーパーで800番程度まで研ぎあげて仕上げのサフ入れに入ります。

今度は上塗りの下地ですし、ガシガシ研げませんので綺麗な肌で塗り上げまして。

ちなみに電装ボックス前側の3つの穴は万一の浸水時の為の水抜き穴です。


ようやく下地が完成です。

兎に角、今回塗る色は光の当たり方によって色が変わるので

面の構成や影の落ち方をきちんと詰めておかないと

色に負けると言いますか、結構恥ずかしい事になってしまいます。


実際に組んでみてその辺も確認しつつ。


シートの製作へ。

シートに関しては見た目だけでなく快適性も重要ですので

自分で跨ったりしつつ、ウレタンの厚みやコシの強さなんかを見極めまして。


まぁ形状的にはなるようにしかならないのですが。

私自身、お尻が痛くなるのが猛烈に苦手なので、ステッチのスポンジ10mm分を加味しつつ

特に尾骶骨周辺は少し盛り気味にしてあります。

この後、シートはいつものシート屋さんへ。


ロングフォーク化も何とか成功はしていますが、

理想より1インチほど足りないのでちとアレですね。

この辺はまだ方策があるので、これから対策して本来の長さを得る予定です♪


今回はビラーゴ750という珍しいベース車両を手がけているわけなのですが

このバイク、今の状態だとカクカクしていてトリッキーな感じに映るかもしれませんが

決してイロモノではなく


むしろ地味なくらいのバイクでして。

どんな仕上がりになるのか、ご期待頂けますれば幸いです。

何にせよ、私が作ったバイクに乗りたいとオーダー頂きましたオーナー様の

熱い期待を裏切らぬよう更に作業を進めていきたいと思います♪



それではみなさまごきげんよう!





2017年11月17日金曜日

サービカー。


みなさまごきげんよう♪

さて、入庫台数は決して多くない当方ですが。

どうにも希少車率が高いのがひとつの傾向でして

今回はこれまた珍しい車両をお預かりさせて頂きました。


今回のお預かりは何と1971年式のサービカーです♪

イメージと裏腹に、カッコいいじゃないですか。。。


エンジンはサイドバルブベビーツイン。

フラットヘッドとしてはほぼ最終ですね。


右シフトで左スロットル、フットクラッチ。


フロントは41テレスコピックフォークにナセルでショベルのそれですね。


ステダンノブをかわす後期分割ライザー。


タンクは右側オイルタンクの綺麗な形のものですが、ダッシュは新しい。


そしてセルモーター付きです♪


車重は重いですが、3輪設置ですにで転がりは軽く、サイドブレーキは必須。

バックギアも付いてます。


ハーレーってこういうデザイン上手いですよねぇ。


サイレンサーは腹下。

結構真面目な作りのフレームで驚きです。


サスはリーフとコイルの組み合わせにショックアブソーバー。




検査と登録のご依頼ですが、まず乗りこなせるのかが最大の問題でして。

これは楽しみな一台ですね♪


そんなわけでごきげんよう!