2023年3月11日土曜日

春到来。

 みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` )


花粉が大変な時期ですがいよいよシーズンイン。

我がホームコースもようやく走れるようになりました。

あと一回大きめの雨が降ってくれれば

残留塩カルも綺麗に流れちゃいそうです。


私、基本的にお昼ご飯を食べないので

お昼のひと時はオートバイに乗車する事で

心の栄養を補給しております。

なのでバイクに乗って遊んでいるのではなく

単に昼食をとっていると解釈頂き

遊んでないで仕事しろ的な

短絡的なお説教はどうかお許しくださいませ。


んでどう考えても必要なくなった

スタッドレスタイヤを無駄にすり減らすのも

お気に入りじゃないホイールを装着しているのも

精神的に負担なので

全車冬タイヤから夏タイヤに交換しまして。


忌み嫌う塩カルが付着した冬タイヤは

綺麗に洗ってから倉庫に仕舞います。

塩カルが付着したままだとアルミが腐食しちゃいますしね。


アイに装着していた和道の椛ホイールは

ついでにポリッシャーで磨いておきました。


こっちは洗うだけ。。

来シーズンは普段履きと同じホイールに組み替えたいなぁ。

お気に入りのESSEX EJはハイエース用はともかく

軽自動車用とキャラバン用が中々無いので

ほんと困ったちゃんです。


オイルポンプ交換のFZ1も無事納車となりまして

代車V100も綺麗に拭いてもらって帰ってきました。


お土産までありがとうございました。

※代車を綺麗にして返せとかお土産持ってこい的な遠回しなおねだりではございません

それにしてもカッコいいロゴ入れてるなぁ。

非常に美味でございました。

現在作業場はヤヤ混み状態です。

本年度より走行中のトラブル、レスキューおよび

レッカー搬入等の特例を除いて

基本的に割り込み禁止を徹底していきます。

やっぱり2台以上お預かりすると作業が遅れていくので

事前のご相談およびご予約を必ずお願い致します。

それではみなさまとりあえずゴッドスピードユー!











2023年3月9日木曜日

お車検。

 みなさまごきげんよう。

確定申告ほったらかしで色々進行中です。

と、言うか3月と4月は消防やら村の行事やら

どちらもどういう訳か私、分団長だったり役員だったりで

会議やら式典やら総会やらでもう予定がパンッパンです。

いやはやどうしたものか、、


お預かり車両はほぼ渋滞解消、今週末でだいぶスペースがあく予定です。

特に車検に関しては不適合箇所が多いとか非公認車両でなければ

リターンタイムは1週間です。

まぁシーズンインして詰まってくると必然的に長くなるのでお早めにどうぞ。

今回はすぐ車検に通る車両だったので最速お渡しです。


当方の車検メニューではブレーキフルードは基本的に交換致します。

特にDOT5車は毎年交換してもいいくらいですね。


DOT5は紫色が綺麗、、なんですが物凄く値上がりしています。

100mlあたり1000円超えてますよ奥さん

ちなみにDOT5.1は性能はDOT5と同等ですが

シリコンではなくグリコール系なので

誤って使わないようにしてくださいませ。


しかしまぁDOTなんちゃらとかややこしいですな。


キャリパーも取り外してピストン周りやキャリパーボディ、パッドを清掃。

ピストンの戻りも悪くないのでまだO/Hは先ですね。


エアクリーナーエレメント、特にビスカス式は

パッと見綺麗っぽく見えちゃったりしますが


結構虫とか砂とかが付着しています。

こもタイプは洗浄したりエアブローしたりは基本行えないので


新品に交換します。

こうして新品と比べると汚れっぷりがよくわかりますね。

ここは点検項目ですが部品交換の場合別途部品代が追加になります。

それにしてもこれだけゴミをトラップしているところを見ると

純正のエアクリーナーボックスはかなり効率よく吸い込んでるっぽいですね。

吸気口が前向きなのもあるでしょうが。


サイレンサーは純正オプションのスクリーミンイーグルですが

それでは車検は厳しいので持参頂いた純正サイレンサーに戻します。

このような適合作業も追加工賃になります。

ミラーが片方無い、ヘッドライトの光量が出ない、タンデムベルト、ステップが無い

リフレクターが無い、灯火類が保安基準を満たさない等まぁ色々あります。

マフラーに関しては特に高年式の車両は純正マフラーをお持ちでない場合

車検自体をお断りする事がありますのでご注意ください


車検の機会に特に下回りの普段中々落とせないような汚れも

綺麗さっぱり落としておきます。


特にハーレーのこの辺の年式の梨地のクランクケースやカバー類

特に銀色はびっくりするくらい汚れを溜め込みます。


そしてコレがそう簡単に落ちないんですよねぇ。


インナープライマリーの茶色いのはガソリン漏れのシミですが

これはブラストするレベルじゃないと除去できないっす。


最後に外装も綺麗にしてお渡し準備完了です( ´ ▽ ` )

こうして油汚れとか埃が落ちると

傷とか凹みとか落ちない汚れといった

「オーナーの仕様」が浮き彫りになるのが素敵ですよね。

自分らしく在る。

そういうのが「艶がある」って言うんじゃないかなって思うんですよね。

もちろんショーコンディションの車両も好きですけどね。

バイクをお預かりするとオーナーそれぞれ色んな接し方があっておもしろいものです。

さて整備系終了して作りモノ系をゴリゴリ進めていきます。



あ、、、確定申告もですね(汁


ではさらば!











2023年3月2日木曜日

3月スタート。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)コウバ長です。

2月はあっという間に過ぎ去り3月突入ですね。

いよいよシーズン間近でワクワクでございます。


2月は投稿が3回と極めて少なかったのですが

何せ2月頭から息子2人ともインフルエンザにかかるわ

自分自身も体調不良に陥るわ

家内も急性副鼻腔炎にかかるわ

天候不良が続くわで

全然仕事が進みませんで。


もちろん、出来ることは進めているんですが体調不良と天候不良はもうたくさんですな。

体調回復と共に各車実走チェック入れていきます。

両者とも基本的に部品交換しただけと言えばそうなんですが

特に距離を重ねている車両は他の部分に影響が出たりするので

実走させて様子を見てあげる必要があります。

これを怠るといらぬトラブルに見舞われたりするんですよね。

実際、FZ1はオイルレベルセンサーが壊れて警告灯が点滅しました。


84ショベリジはシッシーバー製作へ。


そして3月なので郵政車両の点検と冬タイヤから夏タイヤへの交換も。

私の受け持ちは17台と少なめなのですが

全車両前後タイヤ交換するので地味に大変です( ´∀`)

そして確定申告も終わらせなきゃいけないという。。


ところで我が愛車ZZは穴を隠蔽していたシートカバーの下で

元のシート表皮がどんどん劣化してパキパキのビリビリになってしまい

座り心地がおかしいというか尻がグリップしなくなってきたので


キモい事になっちゃってるアンコも交換しつつ


プリッと張り替えました( ´ ▽ ` )

ちなみに、各種スクーターはじめシート表皮が手に入る車種であれば

ウチでシート張り替え可能ですのでご相談くださいませ。

シートは美観だけでなくライディングにも影響の大きい部品ですので

表皮をバリっと張り替えると

ケツの座りの悪いシートに憤りの酒をたらしているライダーのお尻にしみるはずです。


原付ツーリングも行かなきゃなぁ。


と、天気も良いし来週末納車なので最後に調子見ておこうと思ったら

ザンザンと雪降ってきまして。

悪天候の時に好んでバイクに乗る性癖は無いのですが

いやはやバイクで降雪となるとシールドに雪が積もっちゃって

前が全然見えなくなるので恐怖でした( ´∀`)

んでバイクが汚れちゃったので帰ってから鬼のように洗車しました。

路面的にはそろそろ走れそうな感じだったので

いい加減自分のバイクで走りたいものですね。

春はもうすぐそこだぜ!


ではさらば。







2023年2月20日月曜日

FZ1オイルポンプ交換とお片づけ。

みなさまごきげんよす。

コウバ長です。


さて本日の作業は部品が届いたのでFZ1 Fazerです。

製作系の作業をするのに整備系を先に片付けておく作戦ですので

84ショベリジさんは少しお待ちくださいませm(_ _)m

で、背後の壁がやけに片付いているとお気づきの

私が如何に片付けられないチンカス男なのかをよくご存知の貴方。

そうなんです。

私、改心したんです。


片付けられないくせに整列が乱れているのは気になるという意味不明な性格を逆手にとって

綺麗に並べる事でお片づけを促進させようという心理的な作戦で

作業効率の向上と工具の管理を徹底しようと、、

思ったのが年末だったのですが忙しすぎてそれどころじゃなく

このままじゃマズいって事で重い腰を上げた次第です。


ちなみに棚の数箇所にある丸いのは廃エンジンから外したフライホイールで


このようにフライホイールプーラーやらフロントスタンドのカラー等

ゴロゴロした工具をマグネットで貼り付けたり

フライホイールなのでフライホイールホルダーも当然収納できたり


差し込み角が大きなソケットもビタビタッとくっつきます( ´∀`)


まぁこれでも1/3くらいしか片付かなかったのですが(汁


使用頻度の高い電動工具はアングルを溶接して収納。

グラインダーの刃も長いボルトを溶接して収納。

いやー壁に直接溶接できるのはありがたいっすな。


まぁそんなこんなでとりあえず作業スペースが1台分増えまして

後は作業机を造ったりとか、ボチボチ進めていきたい所存でございます。


そいでFZ1はオイルポンプ(とウォーターポンプ)の交換です。

オイルパン後方のこの穴がポンプのドレーンとなっていまして

ポンプ内のシールがイカれるとクーラントやオイルがココから排出されます。

R1も同じですね。

ただ、この穴がオイリーになっていると砂なんかが付着して

穴を塞ぎ気味になっちゃったりするので

マフラーを外した際にはよーくチェックされる事をお勧めしますです。


で、ポンプはオイルパンの中に沈んでいますのでオイルパンをはぐりますが

ギャーなんじゃこりゃぁああ!!


モノスゲー量のスラッジです。

あと結構メタリックでネチネチしております。

だいぶ走行距離を重ねているエンジンなんですが

過去に何か添加剤でも入れられてたんでしょうかね。

添加剤なんかはモノによっては他のものと混ざると化学的に反応しちゃったりするので

ご使用にあたっては完全なフラシングと単一商品の継続使用が良いですね。


ちょっとタイムロスになりますが徹底的に綺麗にしまして。

(ちと時間と手間がかかるのでこのレベルは追加料金になります)

このオイルパン清掃は2輪でも4輪でも一度やっておくと

当然ですがオイルが汚れにくくなります。

逆にいくらマメにオイル交換していても

こんなヘドロが溜まっているとオイルの劣化が早くなりますし

ヘタしたらフィルターやストレーナーが詰まってよろしくねー結果になります。

ショベルのオイルタンクの底なんかも切開してみると結構すごいんですよ。


幸いネチネチなお陰でストレーナーまでは届いていない感じです。

いやしかしホントこの構造は修理し難いですヤマハさん。。


ポンプは内部のシール交換という手もあるのですが

シャフトが腐食していたりクリアランスの問題もあるので

新品が出るうちはアッセンブリーで交換しちゃった方が良いと思います。


ザクザク組んでいきますが

この駆動用のチェーンを装着するのが大変なんですよ。

いやまぁクラッチをバラせばイイんですがね。

そこまでバラしていると部品代が余計にかかるので

私はクラッチをバラさずに交換している次第です。


ストレーナーやパイプ類も全て洗浄して新品のOリングで組み付け。


交換部品はご覧の通りでございます。

1番小さいOリングは忘れがちですがドレーンパイプとオイルパン接続部のもので

コレがダメだとポンプの状態関係なく穴からオイルが漏れるので要注意です。

シーラーが塗ってあったので以前にオイルパン外してるっぽいですが

忘れずに交換しときましょってなところです。

後は水とオイル入れてテスト走行すれば作業完了です。



ではさらば!





2023年2月18日土曜日

火が飛びませんの刑。

 みなさまごきげんようでございます。

更新サボり中で申し訳ございません的ないつもの出だしですが

ちょっと作業場を片付けたりして入庫待ち渋滞解消に努めておりました。

そしてサボっている間にページビューのカウンターが400万に達していました。

アクセスカウンターではないので、単純に400万回閲覧して頂いたという事で

平均で1日に500回弱ページが開かれている計算です。

いやはやこんな業界の隅の隅っこの、雑誌にも載っておらず広告も打っていない

ダメ人間が細々とやっている改造屋のBlogを毎度読んでいただいている

今日も見にきてくれている皆様ありがとうございます。


で、スペース確保に成功しましたのでお預かり予定の車両を引き取りにいきまして。

下界は全然雪が無いのですが、峠のてっぺんはまだこんな状態でした( ´∀`)

前日に洗車したというのに、、


で、こちら以前車検でお預かりしたFLSTNさんですね。

エンジンがかからなくなってプラグやコイルも新品にしたけどやっぱりダメとの事で

お預かりして修理していきます。

実際確認したところ、交換されたコイルへの配線が間違っていたのでそれを直しましたら

あっけなく再始動できました( ´ ▽ ` )

が、アイドリングが上がったり下がったりしつつエンストしました(汁

そして2度と火は飛びませんで。

しばらく動いておらずバッテリーの端子間電圧が低めでしたのでフル充電して

下流から順にチェックしていきます。

プラグ新品でハイテンションコードも新しく、コイルは新品っと。

コイルの抵抗値も念のため計測しておきまして。

お次は以前ドツボにハマったアレをチェックします。


コレね。


バッテリー端子間の電圧はフル充電状態で13V。


それがコイル一次側で11Vと、2Vも電圧降下しています。

まぁ直前にエンジンがかかっていたのでコレが直接原因ではないとは思いますが

スパークも弱かったですし電圧降下はこれからもどんどん進んでいくので


リレーを介してバッ直で点火系に給電するようにしまして。

FXRは配線の劣化があまりにも激しくのでハーネス引き直しましたが

一先ず費用的な事もあってこの手法となりまして。

特に旧いバイクにはコレは効きます。

さらに16Vくらいまで昇圧させるブツもありましたね確か。

ちなみに昔は車の点火系チューニングといえばコレを必ずやっていました。

解体車からもぎ取ってきたリレーを使ってw

セミトラそしてポイントレスキットとフルトラ、CDI、パワーエキスパンダーにボンファイヤ

色んな点火系パーツが溢れていて随分お金かけたもんです。

そういう昭和の話は置いておいて。


色々やってるので電圧下がってきていますが、端子間12.87V


バッ直リレーを組むとコイル1次側12.41V。

電圧降下解消ですね( ´∀`)

コレで火花バチバチでエンジンかか

かからんのかいw

まぁ想定内です。


もうあとは2年半前に交換されたというピックアップセンサーですね。

念の為ローターとガバナもチェックしておきます。

マロリーのEスパークとは中々珍しいセレクトですね。


このキットはリペアパーツが用意されているので、センサーのみ交換しまして。

無事にエンジン始動できました。


エンジン始動といえばこちらの車両、SUキャブなのですが

チョークアームがピクリとも動きませんで


アームがストッパーの奥にハメられていました。

このSUキャブのチョーク(仕事はエンリッチナー)アームは

組み立て時に鬱陶しいスプリングの保持を伴うので

このように組み位置を間違えちゃう事があります。

いや、チョークアームが動かないから気付くでしょ!

って話なんですが、、ティクラーで燃料送れるから使わない人も多いんですよね。

私は基本的に始動時はいつもチョーク使います。

なんせ濃い混合気をブチ込めば始動が超楽ですので。

車なんかではチョークノブが早い段階で無くなりましたが

アレは単にオートチョークになっただけですし、FI車でも始動時は制御入っていますから

エンジンにとって必要な機能なんですよね。

ティクラーや加速ポンプを使えば同じ事ですが

ティクラーはカチャカチャめんどいのと

加速ポンプは場合によっては絞ってあるので

なんやかんやでチョークが楽なんす。


で、SUのチョークレバーの場合、正しくはこの位置です。

この位置が狂っていると、時としてオーバーチョークになって

イマイチ調子が出なかったりプラグがカブったりします。


以前も同じような事がありましたので、SUユーザーの方は要チェックですね。

他にも気になるところはありますが、一先ずはお渡しOKです。

いやー、今回は簡単に直るトラブルで良かったです( ´ ▽ ` )

で、現在は順番待ち渋滞が解消傾向ですので

最短入庫3月〜となります。

シーズンインするとまた混み合ってきますので、

これまで通り早めのご予約のほどよろしくお願い申し上げます。


ではさらば!