2018年12月19日水曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #14





かなり改造されたエボスポーツ。

シートレールを大きくドロップしてショックマウント部分は上げる形にしてありますが

大きめのサドルシートを被せる事でサス付きでは盛り上がりが足りなくなるシートに

上手く高低差を出している感じです。


オイルタンクは複雑な曲面でドロップしたシートレール内に収まりつつ

激しく内寄せかつクロスした排気も避けてる。

それにしても通常はリアより飛び出すフロントの排気が

一旦リアよりも内に入る様は初めて見ました( ´∀`)


シートレールを大きくドロップするとエボスポの場合ビックリするくらいに

シートレール下のスペースが小さくなるんですが、恐らくキックキットの導入により

バッテリーレスにする事と、セルモーターを省く事で

オイルタンク容量とマフラーが通るスペースを確保していると思われます。


それにしてもフロントバンクのマフラーは物凄い角度で曲がってきてる。

これはこれで、排気ポートが結構外を向いてるエボスポの特徴を生かしたとも言えます。


フェンダーのマウントからナンバーのブラケットが生えてて

フェンダーのエンドはサボらずにちゃんとリブが入ってる。


まったくどこにピント行ってるのか意味不明な感じですが

低いエボスポーツのメインチューブでこれだけタンクを被せるのは結構大変です。


特にリアバンク側は大きく避けててセンター部に左右の渡しを通してある。

これによってリアのロッカーカバーとメインチューブの間の隙間も埋めてあります。

ブリーザーは開放型。


ネックの補強は穴空けで軽く見せてあってちゃんとパイプが溶接されてる。

あと、ピンストを入れる事で太いフレームを視覚的に細く見せてる。


ステップはミッドハイでリンクを介してキチンとマスターを押すようになってますね。

固定ボルトが細いだけに個体箇所を多く取ってある。


リアショックも内寄せする為にマウントを薄くしてありますが

その分表側から挟み込むようにマウントが追加されていて、

装飾だけででなく意味がある造形物になっている。


エボスポーツという難しいベースでストイックに幅を詰めてあるバイクですね。


クロームのエンジンも上手く生かした感じだと思いました( ´∀`)


メッキフレームにパールホワイト外装のトラでして。


今年は単色のバイクとか、あまり派手ではない落ち着いた色彩のバイクの数が

これまでよりも増えているような気がしました。

派手さは全くありませんがまとめ方が綺麗で、早い話がオシャレな気分です( ´∀`)


照明も焚きすぎていなかったりして目にも優しかったですね。

こういったSHOW会場にシンプルなバイクをブッ込んでくるというのは

個人的見解ではありますが強い主張があるように思いますね。

未完成のシルバーのバイクを展示している私が言うのもナンですが(爆死






アイソレーター。



みなさまごきげんよう。

だいぶ寒くなってきまして雪がチラホラ降ったりしておりますが

お預かり車両をお返しするべく作業を進めております。

今日はハーレー社初のコンピューター設計フレームであるFXRの

エンジンマウント交換のお話でして。


エンジンとミッションがラバーマウントされているという設計ですが

スイングアームもミッションケースに繋がる形で

このスイングアームシャフトの両端とエンジン先端がゴムブッシュ支持になっており

エンジン頂部と前方はロッドで位置決めされる形になっていて結構ヤヤコシイですね。


現車は1983年式ですが恐らくマウント関係の交換は初だと思われ

この奥にありますアイソレーターと、ついでにスイングアームブッシュも交換します。

変な位置にホーンがありますがこれは純正なようで

とにかく狭いところに色々押し込まれていて難儀ですw

ついでに、インナープライマリーにチェーンカバーのマウント跡があって

このFXRが元々FXRTであった事を表しております。


樹脂製のスペーサーは割れていましてシャフトもお疲れ様ですので

シャフト自体も新品交換してスムーズな動きを取り戻したいと思います。


このアイソレーターは本来偏心していて荷重に対して耐えるようになっていますが

長期間重いユニットを支え続けて振動も加わるのでかなり沈んでいます。


スイングアームはブッシュが圧入されていまして、この間にミッションが挟まります。


ここはプレスを使って打ち抜き、圧入しますがきちんとクリアランスを取らないと

ピボットに対してキツ過ぎたり緩くてガタが出たりと意外と気を使う部分です。


積年の油と砂でドロドロになったミッションケース後部を綺麗にしましたら

ようやく組み上げ作業に入りまして

ここは分解時しか見えない部分ですが、それだけに綺麗にしておきたい所ですね。

ちなみにこのピボット部の下側にはオイルフィルターがあり

そこへ向かってホースが繋がっています。

そしてオイルが漏れてミッションケース上に池を作っているのを発見してしまいまして。

これは後で何とかする感じです。


アイソレーターも新品に交換してパリッとしました( ´∀`)


次いでフロント側のエンジンマウントも交換していきます。

ひび割れているのは捻れによるものではなく

エンジンの重さで沈んだ分、ゴムが引き千切られた状態で

実際新品のマウントと比べると7mmくらいも沈んでいまして

一定の速度で走行中にギャップに入るとコンっと音が鳴っていたのは

マウントブッシュ関係のヘタリっぽいです。

これらの交換は結構面倒ですが、設計としては耐用年数が長く

長期に渡って交換不要という考え方なのでしょう。

マウントが緩んだ状態でも乗り味は悪くありませんでしたが

これらがシャキッとした事でフレームの剛性感が取り戻されると思われ

今から試乗が楽しみです( ´∀`)

が、お次はマウントと同じく劣化しまくりのオイルライン交換へと進みます。


それではごきげんよう!






2018年12月18日火曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #13





メッキフレームのWLと思しき車両でして要らないものを削ぎ落としているようで

どこか詰まった感があってこういう機械的なギッシリ感が好きです。


で、そのギッシリ感を演出しているのがこのオイルタンクだと思いますが

恐らく産業機械か何かのモーターを密閉してタンクに流用しているようで

こういう技こそ「人とは違う」ってヤツでありセンスでもあると激しく思いました。


フロントフォークもすごく変わっていて後ろ側にピボットがあり

アームでアクスルを前側に持っていくという方式で初めて見ました。


ハブは割と高年式のトライアル車用じゃないかと思いますが定かではありません。


何というか好きな部品だとか、走るステージだとか仕上げ方など

そういうのをふんだんに盛り込んでスマートにまとめてある感じで良い感じでした。

写真が少ないのは手ブレが暴発しまして撃沈したためですヨロシク。


要らん事無しでさらさらっとしたアーリー。

ストリート感というかリアリティもあって、綺麗に作られてまして

実際にこれからリアルにヤレていくであろう雰囲気です。


ハマータンクはメインスイッチもハマっております。

ヤレヤレ車でなければここは穴ポコにしておくよりこうやって

付くべきものが付いてるのがイイですね( ´∀`)


分割ライザー後方は所謂書類入れって感じでしょうか。


Hリムに片ハブドラム。


33.4mmフォークですが外バネになってる。

バネの座面に見える金色はブッシュをハミ出させているのかわざわざ入れてあるのか

いずれにせよきちんとバネを受けるようになっている雰囲気です。


トップブリッジ下の目立たない位置にETCアンテナ。

実際、ETC無いと高速の料金所で置いていかれちゃうし

ノンロッカーでジョッキーシフトだと止まるのも面倒ですので

かなり実用的な仕様ですね。


オイルクーラー。

位置的にもちゃんと風が当たる感じでこの辺も走る気満々感です。


乗り方としてはかなり男前な感じですが

ポジションとかディメンションに無理がない感じですから

実際には結構楽に走れそうで良いですね。


それにしても毎回好き勝手書いておりまして恐縮ですが

もし間違い等ありましたら教えて頂けますと幸いです。

ちなみに「お前の存在自体が間違いだ!」的な強烈系の突っ込みは無しでお願いしますw


それでは!



2018年12月17日月曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #12





このSRはスマートですねぇ。

色んなスタイルに化けられるSRではありますが

それだけに「なんちゃって」ではない本気度と言いますか

そういう突き抜け感が重要になってくると思います。


エキパイなんかも外に張り出させずに高い位置に綺麗に収めてあるし

本格的に走れて見た目もよろしいっていうのがよろしいですね( ´∀`)


オイルインのフレームもこういうスタイルなら綺麗に隠せる。


シートレールは途中でぶった切られてレーサーみたいに別体のレールが組まれてる。

そしてサスはモノサス化されてますね。


スロットル周辺にこういうカバーが付いてると、埃や泥に対して有利でしょうね。


ブレーキレスにして残るネジ穴をきちんと隠してある感じで細けぇっす。


クラッシックなモーターサイクルもダート仕様な感じで鎮座していますが


ナローなフォークが付いていたりして素敵です。


ラグ組みになってるのか。


ハンドルバーのクランプはボルト一本で締められる合理的な作り。


繊細な工作がなされております。


ハブも自転車のような感じでか細いです。


フレームもフォーク同様に細かく仕上げられていて

ハンドルストッパーはフレームに対して当たりの柔らかい素材を使ってある。


二本足のフレームにケーブルも中間のストレート部分にこういうパイプを入れれば

フレームに沿わせてピシッとまとめられますね( ´∀`)


フレーム底部もかなり細い。


フレームからフォークまでイチから作ったマシンで走ってるんだなぁ。

ここ数回出てくるトラックレーサー達に共通しますが

改造の度合いも高くて走りを意識していたり、実際走っているところが

私的に好きな要素で見ていて楽しかったです( ´∀`)