2023年2月20日月曜日

FZ1オイルポンプ交換とお片づけ。

みなさまごきげんよす。

コウバ長です。


さて本日の作業は部品が届いたのでFZ1 Fazerです。

製作系の作業をするのに整備系を先に片付けておく作戦ですので

84ショベリジさんは少しお待ちくださいませm(_ _)m

で、背後の壁がやけに片付いているとお気づきの

私が如何に片付けられないチンカス男なのかをよくご存知の貴方。

そうなんです。

私、改心したんです。


片付けられないくせに整列が乱れているのは気になるという意味不明な性格を逆手にとって

綺麗に並べる事でお片づけを促進させようという心理的な作戦で

作業効率の向上と工具の管理を徹底しようと、、

思ったのが年末だったのですが忙しすぎてそれどころじゃなく

このままじゃマズいって事で重い腰を上げた次第です。


ちなみに棚の数箇所にある丸いのは廃エンジンから外したフライホイールで


このようにフライホイールプーラーやらフロントスタンドのカラー等

ゴロゴロした工具をマグネットで貼り付けたり

フライホイールなのでフライホイールホルダーも当然収納できたり


差し込み角が大きなソケットもビタビタッとくっつきます( ´∀`)


まぁこれでも1/3くらいしか片付かなかったのですが(汁


使用頻度の高い電動工具はアングルを溶接して収納。

グラインダーの刃も長いボルトを溶接して収納。

いやー壁に直接溶接できるのはありがたいっすな。


まぁそんなこんなでとりあえず作業スペースが1台分増えまして

後は作業机を造ったりとか、ボチボチ進めていきたい所存でございます。


そいでFZ1はオイルポンプ(とウォーターポンプ)の交換です。

オイルパン後方のこの穴がポンプのドレーンとなっていまして

ポンプ内のシールがイカれるとクーラントやオイルがココから排出されます。

R1も同じですね。

ただ、この穴がオイリーになっていると砂なんかが付着して

穴を塞ぎ気味になっちゃったりするので

マフラーを外した際にはよーくチェックされる事をお勧めしますです。


で、ポンプはオイルパンの中に沈んでいますのでオイルパンをはぐりますが

ギャーなんじゃこりゃぁああ!!


モノスゲー量のスラッジです。

あと結構メタリックでネチネチしております。

だいぶ走行距離を重ねているエンジンなんですが

過去に何か添加剤でも入れられてたんでしょうかね。

添加剤なんかはモノによっては他のものと混ざると化学的に反応しちゃったりするので

ご使用にあたっては完全なフラシングと単一商品の継続使用が良いですね。


ちょっとタイムロスになりますが徹底的に綺麗にしまして。

(ちと時間と手間がかかるのでこのレベルは追加料金になります)

このオイルパン清掃は2輪でも4輪でも一度やっておくと

当然ですがオイルが汚れにくくなります。

逆にいくらマメにオイル交換していても

こんなヘドロが溜まっているとオイルの劣化が早くなりますし

ヘタしたらフィルターやストレーナーが詰まってよろしくねー結果になります。

ショベルのオイルタンクの底なんかも切開してみると結構すごいんですよ。


幸いネチネチなお陰でストレーナーまでは届いていない感じです。

いやしかしホントこの構造は修理し難いですヤマハさん。。


ポンプは内部のシール交換という手もあるのですが

シャフトが腐食していたりクリアランスの問題もあるので

新品が出るうちはアッセンブリーで交換しちゃった方が良いと思います。


ザクザク組んでいきますが

この駆動用のチェーンを装着するのが大変なんですよ。

いやまぁクラッチをバラせばイイんですがね。

そこまでバラしていると部品代が余計にかかるので

私はクラッチをバラさずに交換している次第です。


ストレーナーやパイプ類も全て洗浄して新品のOリングで組み付け。


交換部品はご覧の通りでございます。

1番小さいOリングは忘れがちですがドレーンパイプとオイルパン接続部のもので

コレがダメだとポンプの状態関係なく穴からオイルが漏れるので要注意です。

シーラーが塗ってあったので以前にオイルパン外してるっぽいですが

忘れずに交換しときましょってなところです。

後は水とオイル入れてテスト走行すれば作業完了です。



ではさらば!





2023年2月18日土曜日

火が飛びませんの刑。

 みなさまごきげんようでございます。

更新サボり中で申し訳ございません的ないつもの出だしですが

ちょっと作業場を片付けたりして入庫待ち渋滞解消に努めておりました。

そしてサボっている間にページビューのカウンターが400万に達していました。

アクセスカウンターではないので、単純に400万回閲覧して頂いたという事で

平均で1日に500回弱ページが開かれている計算です。

いやはやこんな業界の隅の隅っこの、雑誌にも載っておらず広告も打っていない

ダメ人間が細々とやっている改造屋のBlogを毎度読んでいただいている

今日も見にきてくれている皆様ありがとうございます。


で、スペース確保に成功しましたのでお預かり予定の車両を引き取りにいきまして。

下界は全然雪が無いのですが、峠のてっぺんはまだこんな状態でした( ´∀`)

前日に洗車したというのに、、


で、こちら以前車検でお預かりしたFLSTNさんですね。

エンジンがかからなくなってプラグやコイルも新品にしたけどやっぱりダメとの事で

お預かりして修理していきます。

実際確認したところ、交換されたコイルへの配線が間違っていたのでそれを直しましたら

あっけなく再始動できました( ´ ▽ ` )

が、アイドリングが上がったり下がったりしつつエンストしました(汁

そして2度と火は飛びませんで。

しばらく動いておらずバッテリーの端子間電圧が低めでしたのでフル充電して

下流から順にチェックしていきます。

プラグ新品でハイテンションコードも新しく、コイルは新品っと。

コイルの抵抗値も念のため計測しておきまして。

お次は以前ドツボにハマったアレをチェックします。


コレね。


バッテリー端子間の電圧はフル充電状態で13V。


それがコイル一次側で11Vと、2Vも電圧降下しています。

まぁ直前にエンジンがかかっていたのでコレが直接原因ではないとは思いますが

スパークも弱かったですし電圧降下はこれからもどんどん進んでいくので


リレーを介してバッ直で点火系に給電するようにしまして。

FXRは配線の劣化があまりにも激しくのでハーネス引き直しましたが

一先ず費用的な事もあってこの手法となりまして。

特に旧いバイクにはコレは効きます。

さらに16Vくらいまで昇圧させるブツもありましたね確か。

ちなみに昔は車の点火系チューニングといえばコレを必ずやっていました。

解体車からもぎ取ってきたリレーを使ってw

セミトラそしてポイントレスキットとフルトラ、CDI、パワーエキスパンダーにボンファイヤ

色んな点火系パーツが溢れていて随分お金かけたもんです。

そういう昭和の話は置いておいて。


色々やってるので電圧下がってきていますが、端子間12.87V


バッ直リレーを組むとコイル1次側12.41V。

電圧降下解消ですね( ´∀`)

コレで火花バチバチでエンジンかか

かからんのかいw

まぁ想定内です。


もうあとは2年半前に交換されたというピックアップセンサーですね。

念の為ローターとガバナもチェックしておきます。

マロリーのEスパークとは中々珍しいセレクトですね。


このキットはリペアパーツが用意されているので、センサーのみ交換しまして。

無事にエンジン始動できました。


エンジン始動といえばこちらの車両、SUキャブなのですが

チョークアームがピクリとも動きませんで


アームがストッパーの奥にハメられていました。

このSUキャブのチョーク(仕事はエンリッチナー)アームは

組み立て時に鬱陶しいスプリングの保持を伴うので

このように組み位置を間違えちゃう事があります。

いや、チョークアームが動かないから気付くでしょ!

って話なんですが、、ティクラーで燃料送れるから使わない人も多いんですよね。

私は基本的に始動時はいつもチョーク使います。

なんせ濃い混合気をブチ込めば始動が超楽ですので。

車なんかではチョークノブが早い段階で無くなりましたが

アレは単にオートチョークになっただけですし、FI車でも始動時は制御入っていますから

エンジンにとって必要な機能なんですよね。

ティクラーや加速ポンプを使えば同じ事ですが

ティクラーはカチャカチャめんどいのと

加速ポンプは場合によっては絞ってあるので

なんやかんやでチョークが楽なんす。


で、SUのチョークレバーの場合、正しくはこの位置です。

この位置が狂っていると、時としてオーバーチョークになって

イマイチ調子が出なかったりプラグがカブったりします。


以前も同じような事がありましたので、SUユーザーの方は要チェックですね。

他にも気になるところはありますが、一先ずはお渡しOKです。

いやー、今回は簡単に直るトラブルで良かったです( ´ ▽ ` )

で、現在は順番待ち渋滞が解消傾向ですので

最短入庫3月〜となります。

シーズンインするとまた混み合ってきますので、

これまで通り早めのご予約のほどよろしくお願い申し上げます。


ではさらば!





2023年2月2日木曜日

フェンダーブラケット完成。

 みなさまごきげんよう。

2月です。

あっという間に1月が終わってしまいましたね。

さて作業は84ショベリジのフェンダーブラケット製作です。

http://radjalopy.blogspot.com/2023/01/blog-post_24.html

前回はマウントのベースになる部材を製作しました。


そして上下のマウントを一体化させました( ´∀`)


随分と味気ないというかゴツい造りですが


こちらの車両、以前はオイルタンクの後ろがフェンダーに固定されていまして

今回は軽量なアルミフェンダーに交換するので

オイルタンクをフェンダーで支えるのは強度不足で

フェンダーに固定してしまうとフェンダーやオイルタンクにクラックが入る為

フェンダーブラケットを使ってフレームからオイルタンクを吊るようにしました。


そんなワケで、フェンダーブラケット兼オイルタンクマウントとなっておりまして

装着してしまえばそんなに目立つ感じではありません。


良い具合に収まったと思います。

いつもはステー関係にそんなに凝らずに溶接痕も研磨しないのですが

今回はこの隙間からチラ見えする事も考慮して溶接部はスムージング処理しています。

フェンダーの位置が固定できましたので、CCバーの製作へと進んでいきます( ´∀`)

では取り急ぎさらば!