2021年6月30日水曜日

GSX-R1100と重量の話。


みなさまごきげんよう( ´∀`)

さて皆さん憧れのバイクとか好きなバイクは色々あると思うのですが

当然私にもありまして。


その1台が油冷Rです。

そもそも、あぶない刑事で舘ひろしがGSX-R750にノーヘルで乗車する姿がカッコよく

それの1100版(細かくは違う)でちょっと新しい見た目の3本スポークホイールに

リアが160と太くなったJ型がカッコええなと言う感じで行き着いたんですが

こちらは中古車を購入されて即入庫パターンのまさにJ型です( ´∀`)

やっぱカッケー🎶


1986年に登場して世界最速を誇ったGSX-R1100の最終型1988年式と

その1988年に登場して世界最速の座を奪ったZX-10の最終型である1990年式が

こうして並んでいるのは非常に面白いですね。


そしてふと双方の車検証を見ていると実測の重量が目につきました。

GSX-R1100が前軸重110後軸重110の重量配分50:50で220kg

ZX-10は230kgと10kgも重くて(それでもマフラーの分軽くなってる)

その+10kgは前軸に乗っています。

これはひとえに油冷エンジンの軽さでありスリムさがもたらしているのですが

開発年次が古いのに凄いですねR1100。

この前軸に乗った10kgの差はデカいだろうなぁ。


別に数字でバイクを見る気は無いんですが、

ついでにノーマルでZX-10と同じ230kgぐらい目方のあるスポーツスターの、

息子に言わせると魔改造wされた1号機の実測(車検仕様)重量は200kgで

実際に走らせている状態では200kgを切っています。

そして重量配分は前軸90kgの後軸110kgでかなりリア荷重になっています。

この軽さと予めリアに荷重がかかっているという配分を見ると

私自身フロントブレーキの無いこのバイクが乗りやすい、楽しいと感じるのは

妄想的な強がりってわけでもなく

リアに思いっきりトラクションをかけてトルクで走るんだから

そりゃ楽しいわって話です( ´∀`)

と、まぁどうでもイイ話をしてしまって恐縮ですが

こちらのR1100も車検取得に向けて手を入れていきたいと思います🎶


ではさらば!











2021年6月28日月曜日

1981FXSローライダー。

 

みなさまごきげんよう( ^ω^ )

さてバイクを手放すのも手に入れるのも色々事情があって

そこには色々なドラマがあるわけですが今回も当然の如く色々あって

ショベルを手放してまたショベルを手に入れるという話で

ベース車状態で購入されて即入庫といういつものパターンです。


車両は面影全くありませんが1981年のFXSローライダー( ´∀`)

エンジンフレームナンバーマッチングでベースとしては上々です。


当然ベース車なワケですから難ありな部分も多く

と言うかエンジン以外は全体的に難ありっぽいですが

コレを車検受けて元気に走れつつ、見た目もサラッと変えちゃおうというワケです。


リジッドバー。

車検はもちろんですがシートはフカフカで乗り心地良いのがご希望なので

サスも動いてきちんとストロークさせて干渉の無いようにしないといけませんね。


後期バナナキャリパーはガッタガタで、固定穴が広がっているだけなら

穴を修正してブッシュを打ち込めば改善されますが

ガタガタのまま放置しすぎてパッドピンの穴が潰れているので

そういった修正を加えるのであればブレーキ自体交換した方が良いですね。

と、言うのも今回はなるべく低予算でいかなければならないので。


フロントはフルードがダダ漏れでローターにフルードが染み込んじゃってます。

そしてフロントのキャリパーもガッタガタw

幸い、キャリパーの固定穴は壊れていないので、フォーク側のブッシュ打ち替えと

キャリパーO/Hで復活できそうです。

フォークはシール部にまだシリコングリスが残っているのでバラされてから走ってないかな。


ロータリートップでオープンベルトのロッカークラッチ でジョッキーシフト。

アームは強引に延長してますねぇ。


ベルトはダルンダルン。

クラッチも香ばしい。

スプリングも締め上げすぎな感じ。


って言うかそもそもミッションプレートのボルト入ってねぇwww

ミッションはガクガク動きます。


スイングアームピボットも怪しい。

ミッションプレートのボルトこそ入っていますがSワッシャーが破断してユルユル。


と、まぁ本当に平成28年まで車検あって走ってたのかよ?って感じですが

ベース車としては適正価格で購入されているので別に何とも思わないですね( ´∀`)

コレを高く売りつけられたというなら話は別ですが、、

ベース車の安さを活かしてなるべく低予算で乗り出せる作戦を立てて

外観ももっと大人っぽくというか落ち着いた風情に仕上げてやろうと思います。

やっぱ外観も大事ですからね。

つまりワンオフとかはなるべくせず、中古パーツとかを使ってサラッと仕上げてみようと。

因みにいちばん安く仕上がるのは「おまかせ」で、今回もソレで

と言うかウチの場合殆どが「おまかせ」仕事です( ´∀`)

ついでに話しておきますが

低予算っていうのは言葉で言うよりずっと難しくて、

部品代であるとかは固定のものですからいちばんカットできるコストは工賃です。

ハイ。

工賃を下げるということは手を抜くしか無いのは簡単にご理解頂けるかと思いますが

手を抜いて安く仕上げるとほぼ100%後でトラブルが出てきますのでダメ。

ではどこでコストカットするかと言うとですね、「おまかせ」にしてもらう事で

こちらは最も費用対効果の高いやり方、持っていき方ができるわけです。

まぁその為にはお客様に信頼してもらわないといけないわけなんですが。

さらについでに要らん事を言いますと

結構簡単に言われますが「作って」がいちばん高くつきます( ´∀`)

が、みんな大好きな世界にひとつだけの花が手に入るので費用対効果も高いんですけどね

と、いう余談はさておき

ひとまずバラして作業に入りたいと思います。


ではさらば!





2021年6月17日木曜日

雨降って地固まれ。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)


やっぱり夏は、、イヤ、まだ梅雨ですが緑が深まってきて気持ち良いっすね。

そもそも緑というのは癒しであるとかリラックス効果がある色とされていますが

その昔レース界では不吉な色とされていてカワサキがコレをチームカラーとしたわけですが

不吉な色を纏いながら闘う事でチャレンジャーであるスピリットを表したんでしょう。

まぁ何にしても私自身緑は好きで、だからこそ田舎に移住しているわけですが

ここでは緑は人間の力が及ばないレベルで無敵を誇っておりまして

この時期は草刈りに汗を流す日が週に1日は絶対ある感じです。

とりわけ庭に関しては小石も多く草の生え方も草刈りし難いので

チャレンジングスピリットをかなぐり捨てて

緑が顔を出さないようにしておきたいと思います。

今更ながらw


まず庭を3つの区画に切って、地面を4cm掘り下げまして。

草も根こそぎ無くなってキモチイイー🎶


そしてホームセンターで「固まる土」を購入してきました( ´∀`)

25kg入りが29袋と15kg入りが2袋の合計755kgです。


後端に755kg積むと車高が丁度カッコよくなるなぁ、、

雪道での走破性とか考えてもこれくらい、1.5インチほど車高落としたいな。

最近重いバイクを積むのが微妙にしんどいんですよねー。


掘り下げたのは15平米で、1平米あたり2袋を敷き詰めていきます。

ちなみにこれだけ敷き詰めると言うことは、同量の土をどけたという事で

つまり1.5トンほどの土をあれこれ動かすので結構キツいです( ´∀`)


さらに、この敷き詰めていく作業が猛烈に難しく。。

いきなり固まってしまうわけではないので時間的猶予はありますが

いやはや限られた時間で仕事する左官屋さんとかはスゲーっすね。


そして天候の良い日を選んでいるのでクッソ暑いです。

言ってみりゃ真夏のビーチに膝まづいて砂を弄っているのと同じ暑さです

しかもツナギを着て( ´∀`)

しかしコレをやりきれば草刈りから解放されるだけでなく

雨に日のドロドロの水溜りも無くなり

ボロ家が少しだけ「バエる」ようになるので頑張りまして。


一応排水のための逃げと勾配もつけたら一次散水して

2時間後に二次散水すれば24時間後にはカッチカチです。

しかし簡単施工が謳い文句のコレ、少しのスペースであれば確かに簡単ですが

10平米以上となると施工者のセンスと根性がかなり試されるかと思います。

言うても砂利を敷くのも高いし重いし

コンクリ打つのも高いので

DIYで最も効果的なのはコレかなと思う次第です。


ウヒョー楽しみ🎶

この結果がうまい具合であれば、残りの2/3の区画も「固まる土」で暴走いや、防草して

せめて庭きらいはボロ家から抜け出したい気分です。

ちなみにボロ家の庭ですが今の時期は蛍が飛んでたりしてそれなりに素敵っすよ。

と、いう庭いじりの話ですが

この部分の草刈りから解放されることで仕事も進むってモンです。

ちなみに、もう年内にお預かりさせて頂く車両はほぼパンパンで

少ない作業スペースもガッチリ埋まってきます。

よってオイル交換、車検、軽修理以外の重整備および改造などの作業に関しては

何卒お早めにご予約ご連絡を頂きますようお願い申し上げます。



ではさらば!






2021年6月13日日曜日

整備がつづく。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)

1号機が1番と言いつつちゃっかりZX-10でも走っております。


このZX-10、燃料計という便利な物がついていまして。

車検終わって満タンにしてから、あっという間にEレベルを表示。

しかしリザーブという便利な物もついているので、ガス欠になったらコックを捻ればOKと

たかをくくっておりましたらホームコースを登り切ったところでガス欠。。

よくスライドするTZR氏が居たのに残念ですが山を降りまして

給油すると13L。。。満タン22Lのタンクですからおかしいですね。

そして帰り道、家の手前でまたストールしまして。

イグニッションをONにすると燃料ポンプが空打ちしているので

こりゃ燃料落ちてないっすね( ´∀`)


ってなワケでエアーベント関係を清掃チェックすべくタンクキャップを分解。

オーバーフロー経路の通気をベンチレーションと間違って確認するパターンがありますが

内圧をコントロールしているのはあくまでもキャップです。

勿論、ホースから換気しているのでホースの詰まりも要チェックではあります。

車種やキャップにもよりますが。


最初、キーを捻ってもロック解除出来ないというかキーが回らなかったのですが


リターンスプリングが錆びついていまして。

ついでにこの錆粉が通気経路である小穴を塞ぎ気味になっていました。


内圧をコントロールしているのはこの弁で、負圧になったときに通路が開くようになっていて

このゴムビラが張り付いたりしていると外気を吸入できなくなり

燃料がキャブへ落ちなくなります。

因みにこの弁の動き次第では口笛を吹いたり猫の鳴き声を出したりします。

さらに因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の安いキャップが

ヤフオクでもAmazonでも楽天でも売っていますが

あのキャップのベンチレーションにはこういった凝ったバルブは無く、

とりあえず交換するには良いかもしれませんが物としては値段なりで

全然良い物ではありません( ´∀`)


キーホールのキャップのヒンジには鋼球とバネが入っていて

開閉に節度感を持たせてありますので、ココも清掃と軽くグリスアップしまして。

因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の(以下略

は、この部分が単なる棒です。

つまり内部パーツは殆ど互換性が無いので部品取りにもならないシロモノです( ´∀`)


あんなモノ装着する位なら純正を使えるようにしたほうがよっぽど気持ち良いでっせ。

んでまぁしっかり清掃して組み直します。

(コマケー人の為に記載しておきますが、写真の金の輪っかは逆向きに置かれてます)

燃料ポンプを介さずに直に燃料を落としていた時には出なかった症状なので

ポンプで燃料を引っ張るようになってタンク内の負圧が高くなったのかもですね。

突然のエンジンストール(ガス欠症状)となると燃料系や点火系を疑ってしまいますが

タンクのベント不良も結構よくあるパターンなので、私は真っ先に疑います。

余談ですがレスキュー要請でお電話いただく事が結構あって

その際よくある燃料系トラブルは、このタンクのベント不良と

最も多いのがコックをリザーブに切り替えるだけで解決。つまり単なるガス欠です( ´∀`)

ついでに電気系統のトラブルは

バッテリー端子の緩み

メインアース外れ

コイルへの電源線が切れかけ

メインのサーキットブレーカーナットの緩み

なんかが多いです。

因みに私は少年の頃、バイト帰りにエンジンが始動しなくなって

バイト先のガソリンスタンドの軒先で

点火系をバラしてコイルやイグナイターやプラグコードを徹底的に交換し

ピックアップセンサーを疑ってバラしにかかりかけたところで

キルスイッチがOFFになっている事に気づいたボンクラです。


そして車検に行く前にクーラント交換して内部を徹底的に濯いだはずの冷却系ですが

リザーバータンクの緑の液体がみるみる茶色に変色していきまして

どうもちょっとやそっとの汚れっぷりではないようなので

ワコーズのラジエーターフラッシュを投入して徹底洗浄しました。


使用方法には洗浄液を投入して30分アイドリングせよとありますが

私にはGPZ系エンジンでコレをやる勇気がなく、少し走行させてからドレーンして

何度も何度も濯ぎまして。

↑はだいぶ透明感が出てきましたが、ゴミがまだ出てきている様子です。


排出液が石清水の如し美しさになるまでひたすら濯いではポンプを回して

ようやく綺麗になりました。

こういった水路の洗浄は非常にメンドイので、メンテされていない液冷エンジンは嫌いです。

その点、同じ液冷でも油冷はこんな事にならないので最高ですね。

これまた余談ですが実は私、初期油冷Rが超好きです(´∀`)


リザーバータンクのクーラントも緑色をキープできるようになりまして

超絶気持ちイイです🎶


ついでにカウルをブった切ってエンジンが丸見えなので

エンジンを洗車しました( ´∀`)


さらについでに、チェーンが汚かったので清掃しました(´∀`)

ZX-10のチェーンは532という鬱陶しいサイズで530コンバートも考えましたが

装着されているEKのZVXは3万円くらいする高級品である事に気づきまして

汚れを落として寿命まで継続使用する事にしました。

チェーンは高性能なシールチェーンが一般化した現在、昔ほど清掃注油が必要なく

むしろヘタな清掃でシールを傷めてしますケースがあるので

新品の時から汚れが付着しないようにメンテナンスに気を遣うのがよろしいかと思います。

チェーンの手入れ具合もその車両の愛され方を如実に表しますので要チェックです。

汚いのはともかくチェーンルブで真っ白になっていたり、ルブのダマがあるなんてのも

ゴミを呼ぶだけで全然良い事ありません。

シールチェーンは必要部分に注油したら入念に拭き取っておきましょう( ´∀`)


まぁとにかくこれでだいぶ気持ち良く走れそうでなによりです。


まったくポンコツは大変だぜっていう話でした。


ではさらば!








2021年6月12日土曜日

微妙系不調。

 

みなさまごきげんよう(´∀`)

改造記事より修理記の方が多くてアレですが

基本がなっていないと改造車もクソもないわけでして

そもそも安全に道路交通をこなせなければ話にならないワケです。

本当は改造にかけるのと同じくらいの時間と情熱を整備にもかけないといけないんですよ。


今回は微妙な不調で入庫した車両ですが、まずエアクリーナーエレメントが目詰まり。

丁度吸入部がオイルミストや埃で詰まっています。

スポンジ自体も崩壊し始めていて交換時期ですね。

車のエレメントなんかでは吸気部分をクルッと回して綺麗な部分で吸わせるみたいな

マジでセコい事を試したりしましたが、、フィルター類は大人しく交換が吉です。

初期投資して洗浄して使えるリプレイスフィルターを入れるのも手です。

エアフィルターに関してはここのところビスカス式が圧倒的に多く

この方式は基本的にエアで吹いたり洗浄したりして継続使用する事は不可能です。

と、言うより無意味ですのできちんと交換しましょう。

この車両の場合は社外品も沢山出ていますが、値段も大して変わらないので純正が良いです。


そしてプラグですが、指定とは違うプラグが使用されていて電極が飛び出しています。

この、指定外のプラグの使用は結構よくある事例で

ハーレーではパンヘッド とアイアンに多いです。

中古で購入時から間違った物が使われているのを指定品と思い込んでいたり

ネット情報には間違っている記載も多いのできちんと情報収集しましょう。

メーカーの発表が一番です。

言うてもサービスマニュアル記載の数値にミスプリントがあって

ドツボにハマる事もありますけどね(以前ドツボにハマったんです私)。


キャブのフロートチャンバー内に沈澱した液体と不純物。

不純物の赤いのは携行缶からの給油時のものでしょう。

液状のものは恐らく水かガソリン以外の液体ですね。

簡易的なキャブ清掃でインテークからキャブクリーナーやパーツクリーナーを噴霧する

と、いう方法がありますが揮発性が良くない粗悪なクリーナーを使うと水が残ったりします。

また、タンクキャップ等の不具合で給油口から水が入るケースもあります。

なのでメーカーのリコール情報は常に要チェック項目です。

タンクのサビ取りをした場合も、残った水分がフロートチャンバー内に溜まって

不具合を引き起こすパターンが結構あります。

ので、定期的にキャブのドレーンを開けてチャンバー内のガスを抜きましょう。

改造車においては使用しているコックのストレーナーが長すぎてたり

コック位置が不適切で

燃料は入っているのにキャブにガソリンが落ちないパターンもあったりするんですが

そこら辺は作り手次第ですね。

長期保管時にガソリン以外の液体をタンクに入れるのも不具合の原因です。

軽油や混合油をタンクに満たされた車両を何台か見てきましたが

そりゃもう悲惨でした(´∀`)

何せこのテの微妙系不調は細かい事が積み重なって起こっているケースが多いので

ちょこちょこメンテナンスして不安要素をあらかじめ潰しておきましょうってな話でした。


ではさらば!





2021年6月8日火曜日

足回り。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)

今年はなんですか、梅雨と言いつつ好天が多いパターンなのか

水不足を心配するより走れる事が嬉しいという単車乗りには良い梅雨なんじゃないでしょうか


で、お天気が良いと当然のように理由をつけて走りに行ってしまうのが単車乗りの性でして

サスの設定を変えたので、その結果をチェックしにホームコースへ行ってまいりました。


サスの変更というのは以前プリロードを4mm増しにてセッティングしていたリアサスに

このたびワークスパフォーマンスのショックから摘出したヘルパースプリングを

半ば無理やりブチ込みました( ´∀`)

結果、ダイナのダンパーとスプリングに4速スポーツのプリロードアジャスター

ジムニーのリーフブッシュを利用したバンプラバー嵩上げにワークスパフォーマンスのバネと

我ながら寄せ集め感がハンパねーセットアップですw

そもそもダイナのショックは伸び側はダンパーが効いていますが

縮み側がヌケてるんじゃないの?というぐらいダンパーが効いておらず

線径こそそこそこ太いものの巻が細かい、つまりやや柔らかめのバネで

これがヒヨヒヨしていて不安感を煽るのと、タイヤの端に少しフェンダーが擦るので

ヘルパーを入れてボトムスピードを落としつつ、ストロークを規制する事にしまして。


つまりセオリー無視のワケのわからんセットアップなワケですが

結果としてはモノスゲー良かったです🎶

ボトムスピードが下がってバネレートが結果的に上がっているので

トラクションがしっかりかかるし伸び側の減衰も丁度良い感じ。

タイヤの端がフェンダーと干渉する問題も解決( ´∀`)

これまで強アンダーで飛び出しそうになるのを頑張って押さえていたんですが

スイスイ頭が入っていって気持ちよく回れるようになりました。

クリップにつけれるんだからそりゃもう進入から脱出まで超楽で、

クラッチで誤魔化さなくてもトラクションがかかってるから左手も疲れないっす🎶


これまではこんなもんだ、これでイイんだと言い聞かせて

心の何処かにフラストレーションを溜め込みながら走らせてきましたが

製作から7年目にして今、これまでで1番コイツが近くに居る気分です( ´∀`)

 え?そんな事をするバイクじゃないだろうって?

ヨシムラが刀でNK1に出た時もみんなそう言ったじゃねーか!
↑それとこれとは話も次元も別

私の場合、バイクの用途はツーリングでもミーティングでもお買い物でも交流でもなく

ただただ楽しく気持ちよく走る事オンリーでして

その為には「怖い」と思う事をしない事。

そしてそう思わせないバイクである事が絶対条件でありまして

1号機がやっとその域に達してきたのかなと。

ZX-10にどハマりしたと言った舌の根も乾かぬうちにw


人々は人それぞれという言葉を言い訳にして逃げたり頼ったりしがちですが

人それぞれなのは当たり前の事ですから、人の事なんかいちいち気にせずに

自分を大事にして単車をセットアップしていけば良いんですよ。

そういう質感を大事にオートバイと付き合っていたいですねって話です( ´∀`)



んではさらば!





2021年6月4日金曜日

ZX-10。


みなさまごきげんよう( ´∀`)

常日頃オートバイと戯れている私です。

しかし時には失敗をかます事もありまして


早い話が我がZX-10の中古新規登録で検査落っこちました。

事前にスマホの(どうでもいい事ですが3月からスマホデビューしとります)の

騒音計を使って近接の音量を計測していたのですが

そもそも計測している時点で不安な音量だった訳で

どう頑張っても104dbで思いっきりアウトでした( ´∀`)

JMCA認定マフラーだし何とかなるっぺと思っていましたが甘かったですね。

サベージの登録のついでに行ってきたんですが、やっぱりついで作業は良くねぇっす。


で、私のZX-10は元々新品の前後タイヤとツキギ管を購入したようなもので

サイレンサーを交換するとか詰め物をするとかはもっての外という自己ルールがあり

その自己ルールに則りツキギ管を本来の性能と音量に戻す事にしまして

全くもってワケわからん単車を買ってくると大変ですw

内部構造を見るとパンチングパイプはテーパー状で結構凝った作りですが

これだけカーボンやら何やらが詰まるとそりゃ煩いですね。

この枯れ果てた音がイイんですけどね。


マフラーの音量がデカくなる要素はウールが劣化して音量を吸収出来ないのもありますが

このパンチングパイプが目詰まりしてウールまで排気が行き渡らず

サイレンサーがストレート化してしまう事の方が原因としては大きいかと。

ってかすげーカーボン詰まってますけど燃調大丈夫なんかコレ。。。。


で、消音剤はツキギのものとは少し異なりますが、ステンレスウールとキジマが出している

アコスタフィルという高性能な消音材を用意しまして。

こもアコスタフィル、ガラス繊維を糸状にして編み込んであるので

繊維がバラけないので耐久性も作業性も高くて、価格は高いですがコスパは良いです。


パンチングパイプにはステンレスウールを巻きまして。

このウールがメインの消音材に対するクッション的役割を果たすようになっています。

ちなみにスチールウールだと結露で錆びてしまって次第に吐き出されてしまったりするので

少しでも錆びにくいステンレス製を使った方が良いです。


で、アコスタフィルを巻き巻きしますが

編み込まれていてバラけないので番線で縛る必要もなく、作業は超楽です。

ちなみに、ギュウギュウに巻くと音は大きめ、緩めに巻くと音は静かめになります。


んでどうせ外観はボロいワケなので外筒は磨いたりせずそのまま組み戻しました。

まぁそれは言い訳で、正直そこまでやっている時間がねーっすw


あと、サイドカウルはバキバキに割れたのをFRPで貼り合わせてあって

プラリペアでチマチマ修理していたのですが

右のカウルが何やら熱をかけられたみたいで激しく歪んでいる事に気づきまして

もう完全に直して塗装したりしている時間は無いし

元々B3の赤が多くて直線的なグラフィックが好きじゃない事もあって

サイドカウルをぶった斬りました( ´∀`)

貴重な絶版パーツを勿体ないと思われるかもしれませんが

ハーフカウル化するにはアッパーカウルを切らなきゃいけないし

形が残っているカウルを一番温存できるのがサイドカウルチョップだったというワケで

意外と愛情深い作業なんですよ(私なりに)w

ってかキカイダーみたいでカッケー🎶


黒面積が増えたのは喜ばしいのですが、今度は赤が足りなくなったので

アンダーカウルに赤をあしらいました( ´∀`)

オシャレです。


そんでもって、エンジンをかけると左サイドからカチャカチャ音がするのが気になり

もしやカムチェーンかとビビりましたが

サウンドスコープで聴くとオルタネーターからでして。

バラしてみるとカップリングブレードの固定ボルトが緩んでいました。

全く緩み止めが施されていないのは何か理由があるのかもしれませんが

低強度のネジロックを塗布して10Nmで締め付けまして

ちなみに私は自分のものとして購入したバイクはサービスマニュアルとパーツリストを

必ず購入するという性癖の持ち主です(クソ高かったですw)。

おかげさまでだいぶ静かになりました( ´∀`)


私のZX-10は実はUK仕様でしてキャブヒーターとかが付いていて

メインジェットとニードルがフルパワーと違っていてちょっと去勢されているので

K&Nのフィルターに交換しつつ、ついでにボロいキャブ自体も交換して

MJ140のPJ38にニードルをN14Cという構成で解き放ってあげる事にしました( ´∀`)

さらに燃料ポンプとポンプホルダーと燃料フィルターにホースも交換して

調子も気持ちも良くなりたいという気分です。

って言うか調子も気分も良くなりました( ´∀`)

まぁポンプ無しでタンクから直にキャブに燃料引っ張っても問題ないんですが

多分11000までキッチリ回せば燃料が追いつかないんでしょうね。

恐ろしい単車ですまったく。


そしてリベンジマッチで無事に登録できました🎶

前方にはめっちゃ綺麗なGPZ900Rが居て忍者が2人状態ですが

前の900忍者より私のポンコツ忍者の方が古いのが笑えます。

ちなみにZX-10ってGPZ900Rより軽いんですよね。


無事にナンバーもついたので小躍りしながら走り出しましたが

まぁ慣れないバイクなのでシフトポイントはわかりにくいし

3500rpmから猛烈に回り出すエンジンで

通常の交通の流れに乗って走るのは息が詰まる思いというか

こんなバイクで何処走るねんwwwっていう感じが強いというのが第一印象で

果たしてコレにハマれるのか?と不安になりましたが。


杞憂でしたw

このZX-10という乗り物は、強大なパワーそして猛烈なトルクを

絶大なスタビリティをもってして極めて平和にポッケから取り出すような

モノスゲー懐の深いバイクです。

ハンドリングは素直でフルバンクしていても車体のどこも地面に接したりしないし

不安な要素をよく潰してあるっぽいです。

さすがに重量はあるので、うっかりトラクションを抜くと軽量車に比べてアブネーですが

それは基本どんなバイクでも同じですからね。

後のZX-11もそうですが世界最速のツアラーというイメージが先行するバイクだけど

カワサキは30年前の当時、ツアラーというよりもスーパースポーツを作ったんだなと。

つまり私はZX-10にどハマりしたわけで

そもそも何故今、別な単車に乗る必要があるのか疑問を抱かれる人も居るかもしれませんが

一応この一連の行為には私なりの大義があって

その理由はそのうち明らかになるとかならないとかという話です。

まぁわかってもらうつもりも別に無いんですけどね( ´∀`)


さて往きますか。