2015年12月10日木曜日

'61パンヘッド右側ステップ周り。


みなさまごきげんよう♪


横浜から帰ってきましたら’61パンヘッドさんの作業です。


まずはステップ位置とブレーキペダルの変更。

このフットペグ位置ですと長身のオーナー様の場合、ブレーキペダルまでの脚の移動量が大きく・・

膝と肘が干渉してしまい、ブレーキングが厳しいのです。

基本的にこの手のチョッパーは乗り難いものですし、オーナー氏も相当乗れる人なのですが・・・

操作自体が困難という事で位置関係の改善作業を実施します。


まずはハイウエイペグとしてのステップをフットペグの位置に移動させます。

フレームやその他、カリフォルニアさんが組み込んだ主な部分にはできる限り手を加えないように。

土瓶マスター裏に入っている4.5mmのワッシャーと置き換える形で寸法を取って・・・・・


新たにマウントプレートを製作。

裏側は隙間が全くありませんので、スタッドボルトを溶接。

非分解にしてしまっても良いのでしょうが・・・出幅やペグ自体の変更に対応できるように。

オーナー氏はご自身でもいじられる方ですので♪


元の位置から75mm後退させて、マスターシリンダーの後ろ側へ移動。


エンジンとマスターの隙間きわきわです。


出幅は変わっていません。


ステップを支点にペダルを踏みたいとの事ですので、この位置ならペダルが突出しませんね♪


お次はブレーキペダルの延長を。

元のペダルを切り刻みまして・・・間に6mm厚の鉄板で延長部分を挟みます。


仮付け。

ここでもなるべく元々使われていた部品を使用します。


ブレーキペダルに足を置いておきたいとの事ですので、角度はこの位に・・・・

いざとなれば踵で蹴れますしね♪


全方向から本溶接します。

暗くて手元がよく見えないので細かい整形は明るくなってから・・・・・


装着♪

指が写ってますが。

これくらいの突出ならば社外のフォアコンのような取って付けた感は無いと思います。


マスター位置も変わりませんし、部品をいっぱい買わなくても済みます。

ただちょっとクリアランスをビチビチに追い込みすぎましたのでw

もう少し調整と整形を行って、右側はひとまずOKです。

試しに跨って頂いて、駄目ならやり直しですが♪


お次はシフター側、いってみたいと思います。



それでは皆様ごきげんよう♪