2020年12月31日木曜日

2020最終。


みなさまごきげんよう。

年が明けると2021年。

私はいつの間にか人生を年ごとに区切るという事をしなくなっていましたが、

来年は単車や車をいじりだして25年、

看板を上げて10年目になる事に気がつきました。

ほんの10年の間にどれだけの人に喜んでもらえたのだろうかと思うと同時に、

嫌な思いをさせてしまったり或いは期待を裏切ってしまった事も年数なりに確実にあって、

10周年を喜ぶよりも喜んで貰える人を

これからもっと増やせるように精進しなくてはならないという思いの方が強いです。


いずれにせよ大晦日に限らず毎年がそして毎日が節目というよりも

ひとつの大切な通過点であると考えているので、

ひたすら到達点目指して走り続けたいと思います。


これまでお世話になりました皆様、そしてこれまでご迷惑をおかけ致しました皆様に

其々深く謝意を表するとともに、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。


良き新年をお迎えくださいませ。


RadJalopy 浜野建介


 

2020年12月24日木曜日

4mm。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)

ようやくタイヤをラブリーなK300GPに交換したというのに

未だテスト走行出来ておりませんで、、、


と、言うのも現状のサスの乗車1Gでの沈み込みの深さと

大きくバンプした際のストロークの長さが気になってしまい

どうにも対策してからでないと走ってみる気にならないわけです。

そもそも1号機は12.5インチ、つまり約320mmというこの手の改造スポーツスターとしては

異様に長いサスペンションを装着しています。

スポーツスターの欠点というか厳しいところは、ええ感じの車高にすると

リアサスが極端に短くなるのと、ガチガチで足が全く動かなくなるってとこですが

それをフレームワークで解消して、シュッと見えて足も動く様にしているという事です。

お陰でソコソコには走れるワケですが、あまりにもギリギリ過ぎると

こういう問題が起きてきて全く最初の設計は本当に大事です。


ひとまず、もう少しプリロードをかけるべく最初に1号機に付いていた純正サスを用意しまして

ちなみに今使っているのはダイナの純正品で共にSHOWA製です。

で、このダンパーの抜けた4速スポーツの純正サスを分解しましたらば


このプリロードアジャスターを取り出しまして。

4速スポーツ純正はプリロードが3段階(ダイナは5段階)なのですが、注目すべきはその高さで

4速スポーツのアジャスターに交換すると、最強の位置で4mm多くプリロードがかけれるので

この部品に交換する事でもうちょっとサグを調整しようという魂胆です。

どうせプリロードは最強の位置しか使いませんのでw


さらにはフルバンプ対策としてバンプストッパーを底上げしました。

言うてもこのバンプラバーはジムニーのシャックルブッシュなんですが。

我ながら相変わらず非常にセコくて涙ぐましいっす。


そしてアッパーカバーも4速スポーツ純正を流用してショックをスリム化してみました。

ちなみに4速スポーツ純正のサスは非常に長い自由長のスプリングを

かなり圧縮して装着してあって、決められたストロークの範囲内でよく動く設定になっていて

後年のメーカー純正指定の短いサスと比べて良く出来ていると思いました。

とは言ってもダンパーがちょっと弱いですけどね。


ともかく、このハイブリッドサスの乗車1Gでの沈み込みとストローク規制は良い感じで

後は実走テストなのですが相変わらずの雨でしてお預けです。

たった4mmの話ですが、サスペンションってこう言うレベルで違ってくるんですよホント。

まぁこういう改造というか小細工は本来のサスのセッティングとはかけ離れていて

普通のオートバイの話とは全然違いますし

フェンダーとタイヤのクリアランスは絶対に崩さないという通常ありえない条件ですので

皆様にはちゃんとしたサスを普通にお勧めしております。

まぁコレでダメなら別なサスペンションを都合するとして

相変わらず私にはサンタさんという救世主が現れる雰囲気も無いので

コレで落ち着いて欲しいと切に願いつつ


ひとまずみなさまメリークリスマス( ´∀`)



ではさらば!





2020年12月19日土曜日

こんなもんでいいか。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)

試乗中にホイールベアリングが粉砕した車両の修理です。


元々のシャフトは傷もひどい上に長さも足りていませんで、、

丁度ドラムの位置のアクスルがスッカスカなのでドラムも微妙に振ってしまいます。


ですので色々調べた結果67-71年式用のシャフトを用意すれば

スリーブまできっちり入るようになる事がわかりました。

一番太い部分の長さが逆に足りなくなるのですが、

そこはスペーサーで隙間を埋める事とします。

まぁこのシャフトも精度が悪く、部分的に太い部分があったりして

ベアリングがスムーズに入らないので0.05ミリくらい研磨したのですが、、、


内径も厚みもバラバラで足りない構成部品があるのに点数だけは多いこれらの部品も


きちんと計測して設計すればコレだけで済みます。

製作して頂いたのはベアリング座面のスペーサー、シャフト右側のスペーサーと

ディスタンスカラーが2つ。


組むとこのようになりますね。

これでアクスルシャフトを締め上げると、

シャフトとディスタンスカラー、ベアリングインナーレースが一本化して

ハブとドラムを3つのベアリングで支持しつつ

ベアリングにスラスト方向の負荷をかけずに済むという事です。

リアの時にも書きましたが

アクスルはブレーキも絡む非常に重要な部分です。

何度でも書きますが命に関わる事ですからホントにキチッとやっておきましょう。


何事においても

「こんなもんでいいか」なんてものは存在しない。

険しい道ではありますが少しでも良く、少しでも楽しくと心に決めて一歩一歩進みましょう。



ではさらば!



2020年12月17日木曜日

K300GPに交換する。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)


ここ兵庫県のど真ん中である神河町ではゴキゲンな雪が降りまして

そこそこガッツリ積もりまして。

正直想定外です。

と、言うのもアレが昨日届いていたのですアレが。


K300GPが🎶

しかし生憎の雪でして、作業場も気温0℃でして

作業する気が全くおきません。。

しかし朝っぱらから雪かきをしてミニカのタイヤ交換をして

身体もほぐれてきたのでお昼休みを前倒ししてタイヤを交換する事にしました。


今まで頑張ってくれたシンコーのE240にはそれなりに感謝していますが

K300GPのプロファイル丸さがタマンネーっす。


E240も随分丸く擦り減ってはいるんですけどね。

レプリカタイヤとはいえ現代的な技術で作られているわけですが

基本性能はやっぱり低いです。

求める物の違いっちゃ違いなんですけどね。

そもそも最初はこのタイヤで良しとしていたわけですし。

しかし初めて1号機を走らせた時にブレーキに全くついて来れないのはビビりました。

それからはタイヤがダメな事を気遣って走っていたわけですが

それも疲れたって所です。


パーカライズドのホイールに焼けたローターとK300GPが猛烈にシュールですw

問題はフェンダーへの干渉なんですが、、


アレ、、、何か普通にイケるっぽい( ´∀`)


E240は外径が小さいからという理由で選択したのですが

K300GPでも全然イケる事がここに判明しまして、、

私はこの数年間一体何をしていたのか超絶後悔です。。


とは言え、乗車1Gでの沈み込みが結構深いので

フルバンプすると干渉する可能性が高く

もうちょっとプリロードをかけるなりバネを強くしないといけないかなという雰囲気で

それはそれで前からの課題なので対策していきたいと思います。


んにしてもK300GP履きの1号機バチクソカッコええ🎶

コレですよコレ。

このシュール感( ´∀`)

やっぱ履きたいタイヤを履くのがイチバンです。

全く私はこの数年間一体(以下略


もうすぐにでも皮剥きがてら走ってみたい気分満点ですが

生憎の雪ですのでここは我慢ですね。。

良くないワケが無いタイヤなので期待大ですが

タイヤがマトモになったからと言って調子乗ってコケないように気をつけたいと思います🎶


それではひとまずさらば!



2020年12月15日火曜日

ウインブルヤマグチ。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)

今年も残すところあと半月みたいな社交辞令的な事を言ってみたりしますが

個人的にはあんまり年の区切りみたいなのは気にしなくなってきて

ひたすらに生きているだけです私はw

さて私は修理屋さんではなくただの改造屋さんですが

バイクの改造を生業にしているのに修理が沢山ありまして

ここ数年はバイクだけでなく軽トラやら農機具の修理とかが結構あります。


本日はこのウインブルヤマグチ運搬車で、スリーホイラーですがリアはダブルタイヤで

しかもデフロック付きでダンプ付きでリジッドフレームと

乗り物好きが好きなギミックが満載の車両です。

で、ある日クラッチが切れなくなり

それを調整したりなんかしているうちにクラッチが滑って3速で坂を登れなくなったと。

一般的にクラッチが滑ったり切れなかったりいう症状が同時に出ると大事ですが


こやつの場合、駆動の断続はプロペラシャフトとクランクシャフトにかかるベルトに

下側からアルミのプーリーを押し当てる事で行っていまして。


クラッチが切れない原因はリターンスプリングの折損で

クラッチが滑る原因はクラッチが切れるようにベルト調整したのでテンションがかからないと

まぁ納得の結果ですね。

スプリングはコウバに転がっていた何かポンコツから外した引きバネを装着して

ベルトを調整してブレーキを調整してタイヤに空気を入れて完成です。


これまで色々な車両に試乗させて頂いてきましたが、これは人生初で

汎用エンジンでポコポコ走るのがとても面白かったです。

ゴミ出し用に1台欲しいな( ´∀`)


朝からチラついていた雪が夕方にはだんだん本格的になってきました。

寒さもだいぶこたえるようになってきましたが

みなさまご自愛くださいませ。


それではさらば!






2020年12月14日月曜日

田んぼ快速。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)

今日あたりから寒さが本格化してきていよいよ雪が降ったりするとかしないとか。

もう峰山高原は雪が降っているみたいですね。


バイク修理がきっかけで農機具類まで任せて頂いている御仁のAF56。

半年に一度は定期点検に持って来てくれます。

オイルを交換してエアフィルター、プラグチェックとタイヤのエア圧規正という内容ですが

この型のDioもそれなりに古いんですね。

田んぼへの往復2キロという郵政車両の対極みたいな使われ方ですが

走っても走らなくても傷むものは傷むので、定期的に見させて頂けるのはありがたいです。

これから冬の時期でバイクシーズンとは言い難いですが、

乗れないなら乗れないでメンテナンスに励みたいですね。


私は私でまだ何とか走れていますが、

冬を迎えるにあたりリアタイヤをようやく交換する事にしました。

元々、今履いているシンコーのグッドイヤーレプリカありきで製作してしまったので

フェンダーへの干渉とかまぁ色々問題はありますが、

ハイグリップバイアスのK300GPを投入しようと思います( ´∀`)

造った当初はチョッパーという乗り物がこんなに走れると思っていなかったので

完全に設計ミスですが何とか対策して安定したグリップを得たいと思います。

それではみなさまごきげんよう!





2020年12月13日日曜日

改造とは。

 

みなさまごきげんよう(´∀`)

いよいよ年末がやってきますが

私としてはお渡し可能な車両はどんどんお返しして

楽しい年末を送って頂きたいと思っておりますが、中々上手くいかないもので。


お渡し予定の車両を試乗中にフロントのホイールベアリングが粉砕しまして。

トップギアにシフトして加速中でしたので正直非常に怖かったです。


インナーベアリングレースがシャフトに絡み付いていますが

この車体右側のベアリングに相当な負荷がかかった事がわかります。

その理由も分解してみれば明らかで


こちらがハブの内部構成パーツですが

アルミ製のカラーや内径の合っていないディスタンスカラーが色々組み合わせてありまして

見るからに怪しいです。

ちなみに社外のホイールに純正のグライドドラムという組み合わせですが

この車両はリアも同じような作りだった事から、フロントも疑ってかかるべきでした。


実際ハブ内ではこのように組み合わされていて


まずこれらのパーツの計測を行いまして実寸を見てから

実際のハブとドラム、アクスル長を計測して比較してみるワケですね。

因みに図では部品を詰めて書いていますが、実際は隙間だらけです。

この図からして一発で判るのは、左側はシャフトの太い部分の長さが足りておらず

左ドラムのベアリングはただくっついているだけでフリー状態。


こういう状態ですね。


正しい計測結果はこのようになり

元の状態は内部パーツの寸法が9.2mm足りず

シャフト長は22.5mm足りないという結果です。

破損に至った原因はアクスル内部のパーツ寸法が足りておらず

右ベアリングに負荷が集中した事と、アクスルの規定トルクでの締め付けにより

ベアリングインナーレースが押されてしまいスラスト方向にズレた事によるものです。

アクスル内部はご存知の通り、ベアリングやホイールカラーやディスタンスカラーという

構成パーツが一本棒になることで剛性の確保や負荷の分散を行っています。

改造とは、改めて造るという書いて字の如しですが

改めて造るからこそ計測や設計は綿密に行う必要があります。

オートバイの基本から逸脱した改造は命に関わる事ですから

とりあえず付いていればよし、チョッパーだからよしというのは許されないと思います。

きちんと走れてナンボですよバイクは。

そんなわけで、計測に基づいた構成パーツで組み直していきたいと思います( ´∀`)



ではさらば。






2020年12月8日火曜日

TEST RUN.


みなさまごきげんよう( ˊ̱˂˃ˋ̱ )


先日車検を通してきましたパンヘッド。

車検は通っているものの、色々と手を入れたのでチェックが必要です。

検査ラインを通過できたというのは寸法をはじめとした数値的なものが適合しているだけで

実際エンジンがかかって灯火類が作動して速度計が動いてとりあえずブレーキが車輪を止めて

車検証に記載されている文言や数値に間違いが無ければ通ってしまいます。

ですので公道を実際に走行する状態とは少し条件が違うのは致し方ないところです。


特にイチから組み上げたフルカスタム車両ですとか、大きな不具合を修理した場合など

実際の走行でどうなのかは仔細にチェックしておく必要があります。

この辺はプライベートで車両を製作したり改造されている人にとっても同じ事かと。

私の場合、最低でも100kmは走らせたいのですが、一気に走る事はせずに

短い距離の試乗からはじめます。

まず往復10km程度の平坦路からですね。

この距離だと最悪、何かあっても押して帰る事ができます。

この段階で初期に出てくるトラブルや基本的な調整を終わらせて、

少しずつ往復する距離を伸ばしていきます。

折角だから色んなところへ走って行きたい気持ちもあるかと思いますが

同じ道を繰り返し走るからこそ、変調や変化が分かり易いので我慢です。


↑の写真はガス欠して黄昏ている様子ですが(3キロ押しました)w

往復距離が30kmまで伸びてくる頃には、バイクに対する信頼感も増してきます。

距離を100kmほど稼げば、緩む箇所やおかしな箇所が大体修正されてきますし

大まかな燃費データも手に入ってきていますので

その辺りから高速や上り坂を含めた負荷のかかるステージでセットアップします。

私は1号機を、それこそフレームまで改造して製作しましたが

上記の方法でセットアップを続けて、走行中のトラブルは殆ど経験していませんし

走りに行くのに工具すら持って出ません。

とは言え、工具と番線、ガムテープは持っておいた方がいいですけどね。

大切なのは自由に走り回るためのセットアップランだと言う事です。

キャブやサスのセッティングはとにかく毎回同じステージで行うのがコツです。

こういったセットアップの為の試走は我々車両を預からせて頂いている者が

作業内容により距離は異なりますが、ある程度は行わせて頂いています。

しかしながら、身体とバイクを擦り合わせる事

そのバイクを深く知る事はオーナーにしか出来ない事でもあります。

その時ベストなセットでも、部品の消耗や劣化により変化が出てくるものでもあります。

ですので、いつもセッティング出しに使うホームコースというのはとても大事なんです。

そうしてホームで育て上げた礎があるからこそ

行きたいところへ自由に走って行ける。

オートバイとはそういうものなんです。

自由っていうのは結構身近にあって

でも望んでるだけじゃ手に入らない。

時として自由を得る為に犠牲をはらう事もある。

自由っていうのは結果なんだと思うんですよね。

そしてそれらは、やはりオーナー自身でしかなし得ない、勝ち得ないものだと思います。



ではさらば。







FXRフレーム加工(レイダウン)③

 みなさまごきげんよう(´∀`*)

フレーム改装中のFXR。

ストラットカバーにショックマウントの穴とショックの逃げの加工を施しまして


ワールドウォークのwxl-10を少し加工して装着しました。

このリアショック、物凄いハイパフォーマンスなものというわけではありませんが

非常に実直に作られていて、調整機能としては車高とプリロード

あとは伸び側のダンパーが27段階という必要にして十分なものを備えています。

おまけにオーバーホールにも対応してくれているので非常にユーザーフレンドリー。

サスペンションもフルアジャスタブルとなると調整範囲が広い上に細かく

走らせながら好みの設定を見つけるのは中々に難しいのですが

このサスペンションであれば我々が色々と試して良いところを探る事がやり易いです。


レイダウンの具合はエボFXRと同じなのでよほどショベルFXRに詳しく無い限りは

パッと見全然わかりません。

因みに今回はショベルFXRのストラットカバーを使用していますが

エボFXRのそれを装着する事も勿論可能です。


スタッドボルト形式からナット組み込み式に変更したので

スポーツスター用の荷掛けボルトが使えてツーリングにもバッチリですね。


サスペンションの設定としてはオーナー様と私の体重がほぼ同じなので

体重差などを考慮せずにすんなり決まりました。

突き上げを気にされていた事もあってプリロード弱めのダンパー強めという具合で

非常にしなやかな足になりました。


このレイダウンで得られる物というのは、後期FXRと同様のフレームディメンションは勿論

この車両のようにフロントちょい上げでリアの車高を落としている場合に

リアショックの長さが1インチ伸びる事から、実ストロークが稼げる事が大きいです。

FXRは頭からグイグイ曲げていくのも面白いバイクなのですが

フロントちょい上げのリアちょい落としの


ケツ乗りスタイルもまた楽しいんです。

フレーム剛性がしっかりしているところがミソなわけですが

スイングアームのブッシュ類もしっかり交換してあるのも大きいですね。


ショベルFXRにおいてはこのレイダウン加工、かけた手間以上の効果があります。

多くはないと思いますが、気になるショベルFXR乗りの方はご相談くださいませ( ´∀`)



それではごきげんよう!








2020年12月4日金曜日

FXRフレーム加工(レイダウン)②


みなさまごきげんよう( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

さてフレーム改装中のFXRです。


フレームの穴にビッタリはまるように製作してもらったボスを差し込みまして。

元々はスタッドボルトが生えていた訳ですが

今回のレイダウンでワールドウォークのスポーツスター用のリアショックに変更するので

スポーツスターと同じ1/2-13のボルトでショックを固定するように変更しました。

これで荷掛けフック付きになるので荷物を積むのにも良いかなと。


穴をきっちりあけたのでボスは隙間なくピッタリ収まりまして

念の為確認用の治具で最終チェックを行います。

この下穴加工がガバガバだと、ボスとフレーム間に隙間が出来てしまい

勿論隙間は溶接で埋めることが出来ますが、ボスが溶接で引っ張られて不用意に動いたり

要らぬ手間が増えるので時間をかけて慎重に加工していたという事です。


ただでさえフレーム単体にせずに車上での作業ですので溶接姿勢が厳しく

無駄な修正に体力を使っていられないというのも大きいです。

実際、色んな姿勢で冷ましたり何やかんやしながらの溶接作業3時間。。

案の定、腰がヤバい事になりました( ´∀`)


実際、作業姿勢っていうのはものすごく大事で

これを如何に無理のないようにクリアするかはどの作業でも同じ事でして。

その為に段取りだとか計測に時間をかけるという訳でございます。


溶接が終わったら不要になる元のショックスタッドを切り落としまして。


ウレタンブラックにて部分塗装。

肌は良い感じに合わせられたのですが

元の塗装の退色が激しいのでボカしきれていないのはご愛嬌とさせてくださいませ。

ストラットカバーで全く表からは見えないのですが。


こういった加工部分の塗装は缶スプレーや刷毛塗りで誤魔化されてしまう事もありますが

この部分塗装をいい加減に処理すると、後の再塗装時に面倒くさい事になりますので

いずれレストアする(される)事も考慮して施工内容を決めてあげたいところです。

場合によっては我々よりバイクの方が長生きする事だってあるわけですしね(´∀`)

まぁ我ながら相変わらずわかりにくい改造ですが

お次はストラットカバーの加工、ショックの取り付けとセットアップに進みます。


それではごきげんよう!