2018年1月31日水曜日

雪と錆びサビ。


みなさまごきげんよう。


関東方面の寒波や大雪から遅れて、こちらも雪がチラホラと舞い始めたかと思えば


一気にドシドシ積もりだしまして。


まぁ去年はこの倍ほど積もって大変だったのですが、今年はマシ。。

とはいえギリギリ積雪の無いエリアという移転前のリサーチに反して

去年、今年と積雪がある事を思えば作業スケジュールを再考しなくてはなりませんね。

今のタイミングで塗装関係の待ちが溜まってきてしまっていますので(汁


ま、派手に積もっているように見えますが。というか積もっていますが

日中には大方溶けてしまうので夜間や早朝でなければご来訪には問題ございません。

とはいえ塩カルが沢山撒かれていますので走り回った後は下回りの洗車は必須です。


こちらは塗装待ちで下地まで進んでいるビラーゴ750のスイングアーム。

点サビがある程度で比較的状態は良好。。。と言いたいところですが

傷や塗装剥げからの発錆でなく、点サビとなると塗膜下からのものですので。。

点サビがある時点で結局は総剥離する事になります。

錆止めの類ですが、自身の車両で年単位でテストしてきた結果から言いますれば

錆びを除去してからきちんと防錆してあげる他に有効策はありません。

サビの上から塗れるタイプや、錆びを変換させるタイプのものは特に

如何に錆びを密封するかが勝負なのですが、上塗りの事もあって無理があります。

曝露試験ではなく実車で長期間テストしてきた結果に出した結論です。

それにしてもプレス部材の組み合わせのこのスイングアームの剥離は中々に大変ですね♪


ビラーゴと言いますれば、転倒車ですが250ccモデルが入庫しております。

外装に傷みがありますが走行距離も11000km弱と低走行でして。

現状部品取りでも良し

きちんと中古のビラーゴ250に仕上げても良し

軽くレストアのベースにもよろしいですし

勿論がっつりフルカスタムも良いですね♪

そのうち嫁さんのバイクでも作ろうかと思い仕入れてきましたが、

ご興味ございます方はお気軽にご連絡くださいませm(_ _)m


そんなわけでひとまずみなさまごきげんよう!



2018年1月19日金曜日

フレームペイント。


みなさまごきげんよう♪


まだまだ冬真っ盛りでして、積雪がある日もあれば霰が降る日もございまして。


それにしても作業場の気温がマイナス6度というのはいけませんねw


湧き水も流れ出てすぐさま凍るようで、気温が上がってくると

この氷の下を湧き水がチョロチョロと流れていてとても綺麗です。

こういった情景や雪なんかも嫌いでは無いのですが、塗装作業が進まないので困ります。


それでも気温の高い日や晴れた日に照準を合わせて、

フレームのパテワークからサフ入れも終えまして。


随分と時間がかかっていたのは気候のせいだけでなく

若干ですがモールディング作業を行なっていたからでもあります。

このエンジンマウント部分は外装で隠せない上に、形状的にはノッペリとしていまして。


その丸っこい部分に目立たない程度にエッジを立てて外装と同じ意匠を与えてあります。

部材はプレス材で基準点が無く中々に難儀しましたが、やり過ぎまでは行かない所で。

サフだとエッジが目立ちますが、ベースコートまで到達するとこのように丸くなります。


そしてクリアコート。

ベース色はソリッドの黒ではなく、微量にパールを入れて光沢具合を弄っていますがm

加工箇所と併せて全体的に何もかもがわかりにくいですねw


このフレーム、そして外装は”X”がモチーフとして沢山入っているのですが

遊び心というわけでなく、まぁ統一性ってとこでしょうか。


湾曲したシートレールは真っ直ぐにしてドロップ。

パイプの切り口はショベル4速フレームの部材を組み合わせてモールディング。


純正の補強溶接やビードを残したり、純正メンバーを移植してありますし

セクショニングしたネック部もプレスまで再現してあるので

塗装が入ると、やっている事以上に自然に見えるかと思います♪

とはいえ加工箇所を言い当てられる人はビラーゴ750オーナーか

よっぽどのマニアだけでしょうけれどもw


お次は組み上げに向けて、その他のパーツ類の下地処理と塗装へと進みます。


それではみなさまごきげんよう!



2018年1月12日金曜日

オフセット分割ライザークロームメッキバージョン。


みなさまごきげんよう♪

私めが原型を担当しておりますオフセット分割ライザー。

手塩にかけて仕上げてきた原型が製品となる悦びは、それは大きなものなのですが

この度パーカライジング仕上げ以外にクロームメッキバージョンが登場。

横浜へは行けなかったので未だ実物を見ておりませんでしたが。。。


いやはや、素晴らしい仕上がりでして。

鋳物と極厚のクロームメッキの組み合わせはある意味最強ですね♪


眺めてお酒が飲めるレベルです。

パーカ仕様では沈んでしまっていた造形が、メッキ前のバフで浮き上がってきて

何とも心地よい表面の揺らぎを醸し出しております。


勿論、パーカ仕様も健在です。


こちらはヤレた車両や旧車向けかなと思いますが

クロームバージョンはもっと幅広い車両、年式に対応できますね。

33.4から35、39、41と全てのトップブリッジに合うように作ってあります♪


大変好評頂いておりますオフセット分割ライザーですが、

稀にハンドルをクランプ出来ない(クランプを締め込んでもハンドルが回ってしまう)

という事例がございます。


オフセット分割ライザーは、加工完了後にメッキしていない25.4mmパイプをクランプし

パイプレンチで咥えてゴリゴリやる「可愛がり」テストをクリアしております。

が、ハンドルによってはメッキ済みであっても外径が1インチに達していない物もあり

ライザー側は先述のテストに加えて

ローレット加工済みの物もしっかりクランプ出来るように精密に加工してありますので

25.4mm未満サイズ(-0.1〜0.2mmが限度かと思います)のパイプの場合はご注意ください。

25.1mmではそのままクランプ出来ません。

ハンドルバーの素材の品質にもよるところがあるのですが、

万一、クランプ出来ない場合はハンドルバーへのポンチ加工や

要求サイズのシムテープ巻き付け等の対処をお願い致します。


造形的な事は勿論ですが、ポジション修正にも有効なパーツです。

現在、メッキとパーカのモデルをそれぞれ在庫しておりますので

実物をご覧になりたい方は是非ともお越しくださいませ♪


それではごきげんよう!







2018年1月9日火曜日

遅れまして賀正。


みなさまあけましておめでとうございます♪

と、言うより遅れましておめでとうございます。



昨年は自身の起こした流れの変化によりご迷惑をおかけした面が非常に多く

今年はそういった事も含めて色んな面での安定化を目指して精進していきます。


人間というのは無い物ねだりと言いますか、

時間に余裕がなければ余裕が欲しくなり、余裕を手に入れると

今度はもっとギッシリ詰め込みたくなったり、まぁめんどくさいもんですね。

今年の抱負というわけではありませんが、

もっと追い込んでいこう、突き詰めていこうってなところです。


「〜したい」ではなく「〜しよう」

「〜と思います」ではなく「〜です」

希望よりも行動、思うよりも実行。

有言であれ不言であれ実行あるのみですね。


なにはともあれ皆様本年も宜しくお願い致します。

それではひとまずごきげんよう!