2022年7月30日土曜日

どつぼる。

 

みなさまごきげんよう。

作業遅延気味です。


同じところをグルグル回っているだけでにっちもさっちもいかない

いわゆるドツボにハマるというヤツですね。


高速道路走行中に点火系が急死したショベルFXR。

プラグに火が飛ばないという症状に陥っているのでセオリー通りチェックしていき

プラグから始まってハイテンションコード、コイルと大抵はこの辺で問題解決できるのですが

調査はモジュールやピックアップセンサーにまで至ってしまい。

モジュールをサービスマニュアルに従いチェックしましたら基準値外で

モジュール死亡の場合はダイナ2000iも検討という事でしたが

折角なので中古のモジュールやピックアップセンサーを買ってきてチェック。

あれ、、、コレも壊れてる???


そしてダイナ2000i投入。

しかし火が飛ばないというかステータスランプが点灯しない状況。

配線間違い無し、供給電源12V確認。

ブレーカーの不具合という事もあるのでブレーカーも入出力とも12V確認。。

うーむ。

まさか故障かと思い販売元であるネオファクトリーさんに相談しまして。

一度バッ直で接続してみてくださいとの事で

ケーブルをバッテリープラスに、本体をマイナス極にアースさせると

ステータスランプが点灯しまして。

あれれ本体壊れてませんね、、、こうなってくるとアース不良なんですが

当然アースは一番最初に確認していまして。

今度は本体を車体に取り付け、電源である白線はバッテリー直で点火時期調整。

配線取り回して正規の状態でいざ!!

いやいやステータスランプ点かんやん(汁

状況としてさっきと違うのは電源。

しかし電源は何度も12V出力を確認していましてもうドツボです(泣


で、もう何でも調べてやる!という調子でテスターで当たりまくっていましたら

車体側からコイルに接続するイグニッション端子が

通常では12V、コイルに繋いでも12Vで

ダイナ2000iの端子を接触させると4Vまでドロップする事がわかりまして。

つまりこの配線、負荷がかかると電圧が1/3まで降下してしまうという事で


点火系のみバイパス配線で取り敢えず全て接続しましたら

一撃で始動しまして。

私はこの配線一本の為に数週間色々な事を試したり考えたりしまくってきたワケで

正直もう自信を無くしました( ´∀`)

いやでも言い訳させていただくと、12V出力を信じ切っていたのが今回の敗因かと。

あらゆる条件での計測っていうのは基本ですね。

恥ずかしい。


しかし電圧ドロップに関してはかなり根が深く、ハーネスを根本的に見直す必要があります。

バイパス配線で点火はしますが、このイグニッション系統の配線は独立した系統で

コイルとモジュールへの電源供給だけでなく、スターターへの電源も絡んでいます。

よって放置すると今度はスターターが回らないという事態も予想されるので

きちんと対応しておきたいところです。


こちらはお上の事情でドツボなカブ110。


点検自体は全て終わったのですが

エンジンブローした3台は修理される事なく星になる事に。

で、作業場を塞ぎまくっているので早く連れて帰ってほしいのですが

ある程度元の状態に戻してほしいと、、、、、

まぁ死化粧ですかね、、バラし賃と組み賃もらえるんでしょうかね。

見積もり費も。。

そんなわけでドツボの坩堝と化していますが

なんとか進めていきたい所存です。

では。











2022年7月18日月曜日

寝る子を起こす。

みなさまごきげんですかね?

何やかんやバイク乗れそうで乗れない忙しさです。


7月は郵政車両の点検月なんですが、、ここのところエンジンローが連続しており

通常の点検が進められないうえにスペースを圧迫するという悪循環に陥り中。

どの車両も7万キロ超えてガッタガタなのですが、修理せず乗り潰すスタンスの車両もあり

趣味の車両と輸送機器の違いはわかっていてもなかなか割り切れない思いです。


そんなドタバタの中、ちょろっと鳥取は米子まで車両の引き受けに行ってきました。

山陰って何気に縁があるんですよねぇ。

ライト機も鳥取ですし、家内の実家も鳥取。弟も昔鳥取に住んでいました。

鳥取ってね、路地裏とかアツいんですとさり気に。


往復430km( ´ ▽ ` )

うちは遠方のお客様も多いのですが、直接引き取りはこのくらいの距離が限界ですね。

燃料の高騰もありますし、割引のきかない中型料金もあるのですが

これ以上になると迷わず輸送業者さんにお願いしています。


そしてお預かりしてきたのは今年7台目になるソフテイル( ´∀`)

だいぶ改造されていますが90年のFXSTCですね。

なんで今年はこんなにソフテイルが多いのか謎ですが

エボソフテイルももう30年越えの世間的には旧車レベルというか

車では人気沸騰中のネオクラ世代ですからそれなりに手を入れていかないといけません。

こちらの車両は眠ること7年。

長期不動からの路上復帰を目指して作業を進めていきたいと思います( ´∀`)

では取り急ぎさらば!




2022年7月12日火曜日

V100修理。

 みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` )

代車として大活躍している元祖通勤快速のアドレスV100ですが

ちょっと色々ボロいので改善する事にしまして。

と、言うのも折角なので気持ちよく走ってもらいたいのと

アソコで借りた代車ナンかガタガタやぞ。。と思われるのが恥ずかしく。

まぁ安っすい原付なので仕方ないと言えば仕方ないんですが(20,500円で買いました)、

やっぱりガワはボロくても機関はきちっとしてないとダメです。


で、定休日とかを使って気になる所を修理していった結果

ゴミとして処分する部品の山が↑です。


まずサスが抜けてるうえにガタガタしてるのが猛烈に気になりますが


リンクのブッシュ関係はが全滅でガッタガタですね。

コレ、荷がかかっているとわかりにくいんですが

フルブレーキングとかフロント抜重した時に変な感触があるので

たまには元気よく走らせてやると良いです。


んでブレーキも微妙なのでメンテしたいところですが


うーん解体車以下のコンディションですね。


ローターもペラッペラのガッタガタです。


こんなブレーキでも一応は止まるんですけどね。

一応止まるだけです。


パッドは薄々でスライドピンは動きますがパッドピンは固着。


抜けない。。


そしてリアタイヤを交換しようとマフラーを外しましたらば

膨張室に穴www

ちなみにこの車両、メーター上は走行距離17383km。

さらにちなみに、バイク屋さんの店主のお父さんが乗られていた車両です。


まぁそんなこんなでバラす部品が全部ダメという調子にてリアタイヤ交換。

今回はTIMSUNというメーカーのTS660

ストリートハイグリップというタイヤをチョイスしました。

中華製の安いタイヤメーカーの高めのタイヤです。

そりゃBT-39SSとかMBR740が良いんですが

最近のこういうメーカーのタイヤも侮れない気がしましてね。


マフラーは錆びてペナペナで溶接困難でしたので

状態の良い純正を急遽購入して交換。


各社のスクーターのマフラーは補修用の社外品が多く出回っていますが

V100に関しては純正が最高です。

やっぱね、お金かかってるんですよ純正は。

特に2ストとなると排気は超重要ですからね。

マフラー新品交換済み!と言われても

純正か社外の純正風かで判断が変わります。

ちなみにアドレスV100の純正マフラーは新品で65,000円以上します、、


フロントもタイヤとサス交換。

えーっと、アドレスV100のフロントサス、1本10,000円以上しますよ。

年式の新しいCE13A用に交換しました。

リンクのブッシュ類も全て交換しているのでシャキシャキです。

一般的に原付の整備ではサスやブッシュまで見ません。

良くてパッドやローター、駆動系とか吸排気系でしょう。

気にしない人が多いのもそうですが、メンテにそこまでコストかけてもらえない。

乗り手もそこまで気にしていないっていうのが実情でしょう。


キャリパーはこ交換してオーバーホール。

ローターとパッドも交換。

もちろんローターボルトも交換です。

ローターは外品、パッドはそれに合わせてオーガニック。

ZZはBRAKINGのローターにRKのシンタードにしましたが

正直今回はそこまでコストかけられないっす。


マスターシリンダーも交換、フルード入れてエア抜きして

やっとブレーキがマトモになりました。

ちなみにリアのブレーキシューも交換しています(純正)。

劣化してキモいグリップも左右交換。


うん。コレで代車として安心して乗ってもらえるかな( ´∀`)

20,500円で走行距離17383kmのアドレスV100ですが、乗り出しに要した作業は

前後タイヤ交換
ハンドルグリップ交換
サイドスタンド取り付け
バックミラー交換
フロントマスターシリンダー交換
フロントブレーキキャリパー交換(O/H)
ブレーキホース交換
ブレーキパッド交換ブレーキフルード交換
リアブレーキシュー交換
マフラー交換
フロントサスペンション交換
フロント足回りブッシュ全交換

。。。コレって程度良くて綺麗なV100が楽勝で買えるくらいかかってしもてるやん(汁

そう、これだけ手を入れても外装はボロいままなんですw

しかも駆動系は未整備ですから奥さん、、

まぁ私は外装はボロくて良いというか、ボロい方が気を遣わなくて良いと思うので

それはソレですが。

外装がボロいバイクは中身もボロい!

というのはほぼ間違いないかと。

んで、昨今のブームもあってファミリーバイク特約で任意保険も安い原2は人気です。

が、中古を買うなら覚悟しておいた方が良いです。

これは250ccまでのスクーターに共通していると思いますが

特に125ccまでで手軽に安く乗りたいなら新車か距離浅程度極上の中古が良いです。

安っすい原2探して!と言われても、そんなのポンコツしかねーっす。

毎度同じ事を言いますが、初期投資は安くてもポンコツを直すのが1番高くつくんです。

仮に60万円のベース車買ってきて200万かけて修理する

でも240万円で程度良くてすぐ乗れる車両が売られてる。

車両の差額は180万円ですが

乗れるようになるまでにかかる時間や得られる結果も含めて

トータルコストはどちらが上か?

部品の入手難や円安の影響、色々ありますが

最終的なプライスはほんとよく考えた方が良いです。

安さって何なんでしょう?

自分自身がそんな安っすいものを求めているのでしょうか?

安っすいものを求めているのにリターンは大きく望んでいないでしょうか?

オートバイに関しては額面だけでは語れない事が多いのも事実です。

思い入れのある車両をプライベートでレストアやカスタムしている場合は

プライスレスな部分が大きいので問題はありませんが

その辺は賢く考えても良いんじゃないかと。

私はそれが出来ないからこんな調子なんですがね( ´∀`)

そしてそういった一般常識の範疇外の皆様をお手伝いするのが私の仕事でもあるのですが

いやはや、もっと程度良いV100買っておけば良かったよ!

って思っているのもまた事実です。

まぁ機会があれば代車のポンコツV100に乗ってやってみてください( ´∀`)

頑張って整備してるのに普通すぎて何も感じないとおもいます(笑

普通ってそういう事なんですよね。









2022年7月9日土曜日

パンク修理。

 みなさまごきげんよほす。

タイヤの事をよく書くからか?

先日もビラーゴ250のタイヤを交換したり、ここの所タイヤ関係が連続しています。

本日は車体から外しての持ち込みでパンク修理。

チューブ入りですのでパッチ貼りせずチューブ自体交換します。


経験上、パッチ貼り修理は応急処置程度に思って頂いていた方がよろしいかと。

パッチは強力に接着されますが、万一の事を考えると交換しといて損はないです。

少しのコストアップで不安要素が潰せるって言うのはリターンが大きいですから。

ところで私はモーションプロのリムシールドを愛用しています。

コレ、手組み派の皆さんにお勧めですので是非手に入れてみてください。

よくあるリムプロテクターみたいにビード捲るのに邪魔にならず

引き抜くのも楽でリムに傷もつきにくいです。

ちなみにその昔の私はゴムホースを縦切りにしてリムプロテクターにしていて

ビードクリームもママレモンを使っていましたし

タイヤレバーはスプーン型じゃなくてホームセンターで売ってるヤツでしたが

作業効率は猛烈に悪く、ちゃんとした道具はやっぱりスゲーっす。


まぁそんな話はさておき、サクッとチューブ交換しまして

バランスを取った形跡が無いのでバランスも取っておきました。

この後もタイヤ交換が続きます。。

ほんと皆さん、チェンジャーも無ければバランサーも無いウチなんかに

わざわざ持ち込みでご依頼頂いてありがたい限りです。

ご期待にそえるよう精進致します(´∀`)

ではさらば!






2022年7月8日金曜日

温度改善。

みなさまごきげんよす。

我が家はクーラーもテレビもありません。

テレビに関しては本当に無くても困らないんですよ。

テレビが無いとエンターテイメントが、、と思われるかもしれませんが

その辺はネット時代の恩恵で、好きなコンテンツを選んで観ることができますし

テレビが無いと情報が、、と思われるかもしれませんが

むしろ情報の収集をテレビに頼ってる時点で終わってますよアナタと。

情報は垂れ流されている物を何となく見るのではなく、取捨択一する時代です。

ただクーラーに関してはですね、正直「欲しい」と思わせられるシーンが多々あります。

住居は何とか扇風機でまかなえていますが、作業場が暑い。

今年はまだ6月という段階で40度をちょっと超えていましたので、、

こうなってくると暑さはともかく、私にとって問題なのは発汗でして。

毎年汗疹に悩まされるんですね。

と、いうか今年は早い段階から酷い汗疹を発症してしまい。。

色んな意味でストレスなので対策する事にしまして。


空調服を導入しました( ´∀`)

色々悩みましたが新型の17Vという強大なスペックにヤラれましたw

しっかり空気抜けて欲しいので形状はベストとして

火の粉が飛んで穴が空くと困るので素材は綿100です。

元々私は昔から年中長袖ツナギ姿がデフォルトなのですが

そもそもツナギって暑いんですよね。


しかも空調ベスト着るとツナギは着れないので

お仕事スタイルもなんだか爽やかな感じにアップデートされて

これでバイク女子の来店も期待できそうです( ´∀`)

それはともかく、涼しいか涼しくないかよりも

発汗が確実に抑えられるので超快適になりまして

こりゃ手放せないアイテムになりそうです。


そして西日がホットなコウバの窓も日除けしてみたりして

少しでも温度を下げる作戦です( ´∀`)

これで何とか猛暑を乗り切りたいところですな。

っつーか看板の文字剥げちゃってますね。。

これも何とかせんといかんなぁ。


ではさらば!


 

2022年7月6日水曜日

ナノウインカーを取り付けやすくする。

 みなさまごきげんよっす!

ようやく空調服を購入したコウバ長です。

さーて私が愛用しているウインカーはキジマのナノウインカーです。

マイクロウインカーのハシリであるケラーマンなんかも高級感あって良いのですが

この小ささだとブレットである必要性が全く無くてですね。

むしろ目立たなさが最優先って事でコレをメインに採用しています。


ただ、小さいのは良いのですがこのウインカー、取り付けのスタッドが

M6で首下10mm。

全体の造りに合わせてスタッドまでコンパクト化されているのが難点です。

↑の写真のように厚みのあるループに取り付ける場合、

ネジ径も長さも足りない。。

一般的なウインカーステーにしても取り付け径はM8になっていて

そういったステーにナノウインカーを取り付ける際には変換カラーなどを使いたい所。

しかし首下10mmという短さは如何ともし難く、薄い板状のステーをかますのが定番です。


ってなワケで、この度厚めのステーやタブに対して取り付けし易いように

スタッドをM8に変換しつつ、首下も15mmとして汎用性を増した仕様にアップデートしまして


固定ナットは厚み5mmの薄型ナットを用いる事で、ナットがM8になって増加する出幅を

標準のM6と同等に抑える事ができまして(5mm)。

元々M8-1.25のステーが取り付けられている車両にも装着し易くなりました。

ウチでご注文頂いた際には、ご希望に合わせてスタッドを

M6-1.00首下10mmからM8-1.25の首下15mmに変換してお渡し可能です。

コストは2個ワンセットにつき+1000円です。

ナノウインカーを採用の際には是非ご一考くださいませ。

ってなワケでさらば!







2022年7月4日月曜日

いつのまにか。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)

いやー、いつのまにか梅雨が明けちゃったりして猛烈に暑くなってきましたね。

ブログをサボりまくりな私、コウバ長です。


作業的な事はやや遅れつつ着々と進んでおりまして。

FLSTNさんも色々直してお渡し完了しております。


シーシーバー製作も牛歩の歩みですが進行中。


溶接跡フル研磨なのでお時間頂きます。

と、言うかプロクソンのリューターがぶっ壊れてドレメルのリューターを注文したんですが

全く届かないです。

一体どうなってんすかね。


溶接ビード研磨なので最初は共づけでみっちり溶接してから

後でビードを盛って研磨していきます。

毎度毎度、私はこういう細かい作業がとことん苦手ですね。


ロングツーリングで荷物もしこたま積まれるので、荷掛けフックのご要望。

この辺は経験値豊富なオーナーならではですね。


こういう造りモノをしていると思います。

あんなコトいいな、できたらイイなと。

つまり全然ヘタクソな自分にイラつきます(笑

求めるモノに対して力量が中々伴わないんですよね。。


オーナーがコツコツ造っているこの車両、ようやくここまで来たのかと感慨深いです。

ピーナッツタンクをフレーム直付けしただけと思うなかれ。

コレ、前後ともストレッチ部分までガソリン入るようになってます。

コックの位置がありえねーくらい下なのはその為で

ぜひこのコックの位置に気付いて頂きたいですね。

現在順番待ち渋滞は解消傾向です。

下半期はまだ空いている状態なので、ややこしい系の作業をお考えの方は

早めのご予約でよろしくお願い致します。

※お待ちの皆様には順次ご連絡差し上げますので今しばらくお待ちくださいませ

んではの!