2013年5月30日木曜日

外装が見えていないということ。


皆様ごきげんよう。

毎度当たり前のことしか書かない&最近なぜか標準語で記述するコウバ長でございます。

とにかく毎日ばらばらのスポーツスターを組み立てては分解して

見る!

エンジンを毎回積み降ろしするのは重くてしんどいのだけれど、

重くてしんどいから、フレーム単体で見るときよりもきちんと見れるようにする。





これまでモノコックフレームのカブを改造していたこと。

それはそれで難しい部分と、逆にラッキーだった部分もある。

フレーム=外装

これが難しくもラッキーだった部分。


外装とフレームを渾然一体に考えて造ればよかった。


もちろん最終的には渾然一体なのだけれど、

普通のバイクは作っている段階では別々だから、ついついフレームばっかり見てたりする。



そうすると、これで良くなる筈なのに、どうしても辻褄が合わない!

っていう箇所が出てきてしまう。




駄目だった理由は、タイヤの頂点を基準にして考えてたっていうこと。

本当はそこに被るフェンダーの頂点を見ていないといけなかった。


そんなことに今更気がつく。

外装が見えていないっていうのはそういうことだと。



そういう部分を修正したら、寸法にして1インチも狂ってた!



外装が見えていないと、そういうことになる。






何を見てる?

何を見てきた?

何をしようとしてる?

どうしてそんなことをする?


カッコいいバイクに乗りたいだけだ。


良くなってきた。


でも最良ではない。


回り道をしている自分がもどかしい。


でもそれは自分のせいだ。



お前がつまらないのは、お前のせいだ。




外装が見えていないっていうことは、そういうことなんだ。




っていう、あたりまえのハナシをするハナシ。


ごきげんよう!


2013年5月28日火曜日

見てきたものや


皆様ごきげんよう。



朝っぱらから寝起きに寝巻きの裾を踏んづけて盛大にコケた私です。

ガラステーブルに右腕をしこたまぶつけながらコケたので


当然ご機嫌は斜め45度の not fine no thank you でございます。


バイクも全然出来てないし領収書も溜まってる。


腕の怪我は勝手に治るけど


バイクも領収書も自分が何とかしなけりゃどうにもならない


ので


何とかするのであります。


今日もバイクの話をしよう。



さてさて日曜日は砥峰高原へ行ってきました。

少なくとも年に4回はここへ来る。

冬は雪に閉ざされていて真っ白に。

春は野焼きをするので真っ黒に。

夏は夏らしく新緑に包まれ

秋はススキで黄金色に輝く。



それをいちいち様子見に行くのが基本動作になっている。

不自然な自然を見て大自然がどうとかブヨブヨしたころを考えるんじゃなくて


単純に焼き払われた草花が再生していく様が素敵だから見に行ってる。



単純にこの場所が好きなのです。

新芽が出ない時期に焼き払うことで、害になる虫が駆除されたり灰が肥料になったりする。

人間の都合で森林になるのを食い止めてるともいう。



これが大自然なのかと言うと大いに不自然で

でもこの再生能力は間違いなく自然の力である。


あと、色が綺麗w



焼かれちゃったのに毎年絶対に立ち上がる。



くるくるした草も


ただし大きくなりすぎた木はバッサリいかれる。

周辺の山の杉の木も全部切っていただきたい。



ありんこも



なんかの蕾も







自ずと然るべき姿

目指すところはそれだ。




周辺には林道も沢山あって、ススキが有名な砥峰高原よりも素敵なススキがあったりする。




よく走りに来てた峠と、アホみたいな別荘地それぞれに下る林道の分岐点の

右の奥のほうにぽつんと藤の木が頑張ってて、それがまた綺麗なのです。





バイクの話じゃないだろうって・・・・・

バイクの事を考えながら書いてるんだからバイクの話なんだよ!


っていうハナシ。



今日はフェンダーをやりなおしますごきげんよう。








2013年5月26日日曜日

細油槽


こきげんよう!

今日は久しぶりに自分のスポーツスターの話をしようと思う。



スポーツスターといえばスポーツスタータンク。


そしてスポーツスタータンクといえばハマータンク。



スポーツスターに使われるようになった由縁とかそういうのはともかく

Chopperにとってはあまりにも定番な名タンク。



今回は迷走の果てに、やっぱりスポーツスタータンクでいこう!

と。

元々、ハマータンクは超ハイトンネルで、ほぼメインフレームのラインに添ってる。



エボスポになるとミドルトンネル。

これはまだ走れてた頃の写真・・・こうして久しぶりに見ると、車体がうすら長い!


そしてこれが最初に作りかけたナロースポーツスタータンク。

横から観た時に完全にスポーツスタータンクのシルエットになるように幅を詰めた。

なるべく背骨に沿うように沈めて・・・・


だけれど


当然というかスポーツスタータンクの美しくない部分は完全に残る。


具体的には意外と鋭角なサイドのRと、平たいタンクキャップ周辺のパネル。


この2つのせいで、サイドのRが一旦折れ曲がるみたいになって綺麗に繋がらない。


だからスポーツスタータンクはカクカクしてる。


そしてロートンネルでハイマウントすると、よりカクカクが強調される!




なのでやり直す。

サイドのRは叩きなおして柔らかく。頂部のペッタンコも膨らませる。

ローラーでゴロゴロやる道具があると楽かもしれないけど、1.6㍉厚の鉄板を叩いて作る。




さらにサイドのパネルを整形して、下側のRを作る。

前部を絞り込むとサイドが出っ張ってくるから、サイドが開き過ぎないように。

そして半自動溶接機で裏と表から溶接。

半自動は薄板溶接には向かないけど、手棒でやってた頃より楽だし全然できるよ。




デコッパチも直す。

下側を絞り込むのと、オデコを丸めるのは相反する行為で、

これが中々に難しい。

とにかくあまり上に尖らないようにしたい。


ここまでで叩くこと15時間くらい。


元のタンクの形をした部分は・・・・えーっと・・・・無い。



載っけてみる。

ローマウントだといいのだけれど、ハイマウントだとこれでも先が尖り過ぎてる。

修正したはずの背中のラインもダメに見える。

正確には、先が尖ってるんじゃなくて上面の盛り上がり方が少し足りないということ。

そこを正せば背中のラインもセクシーになる。



元の絵がこれ。

スポーツスタータンクにしてはあまりにも極端に丸くしすぎてるけど。

この絵が全てっていうわけではなく、あくまでも点と点を繋いだもの。

これに囚われることはない!



こうして重ねて見ることも出来る。

そうすると、気に入らない理由も意外とハッキリ見えるカモネ~


実際にはタンクキャップとかもつくから、この限りではありません。


もっと空間的な事だから。




っていう、パソコンいじっててもバイクは完成しないぜ!っていうハナシ。








日曜の朝っぱらから書いてみるハナシ。





ごきげんよう。



2013年5月25日土曜日

帰路


皆様ごきげんよう。



静岡から帰ってきてから、ほぼ毎日タンクを叩いている。

3人で寄ってたかってバイクの話をしてると、尽きることがない。

それはとても楽しくて、有意義な時間なのだけれども・・・・・・


悔しくもある。




犬さんはショー会場や駐車場で撮った写真を膨大にストックしていて、常々眺めてる。

AKOさんは英語がビッシリ書いてある参考書を熟読してる。


俺はお花の写真を撮ってるだけだ!



永年続けていると、自ずと見えてくるものがある。

同じことじゃなくてもいいから、自分のしたいことをきちんと続ける。

そうするとココロのロッカーみたいなところにしまわれた色々がスッと出てくるようになる。


やめてしまえばストックも終わるし


扉も錆びて固まってしまう。




何も無いからといって何もしなければ満たされることすら無い。




みんな同じだけれど、いつもは一人でやってるから今回は面白かったな。

AKOさん夫妻にはとってもよくしてもらったし




犬さんにはフォトショップを使って画像をいじる方法を教わった。

ハイテクなやりかたでバイクの外郭を検討するっていうのは性に合わない気がしたけれど、

経験値の低い者にとってはとても有効な手段だと思う。




何を見てる?




何を見てきた?




何をしようとしてる?




人に対しても物に対しても、そんな事ばっかりが気になる。




なんで犬さんはボルトとナットを持っていて、それをずっといじくり回してるんだろう。

絶対に理由がある。



な、なんじゃこれは!!!!!




 帰って自分のエボスポーツを改造するんだ!




前を走る者が居たら追いつかなきゃ気がすまない。

ブチ抜かれたらば死ぬほど悔しい。




踏んでいくしかない!



っていう、湾岸長島でいろいろ思ったハナシ。



そろそろ自分のバイクの話をしようか。



犬さん、AKOさん、ありがとう!



2013年5月23日木曜日

Reasons


ごきげんよう。

今日もバイクの話をしよう。



夜はガレージで美味しいお食事とシャンパンとビールと赤ワインとバーボンをチャンポンに。

何故赤ワインなのにシャンパングラスなのか?

ワインなら赤には赤用の、白には白用のグラスを使わなければならない。


ちゃんとしてないじゃないか!


しかしだ。何故シャンパングラスなのかというと一杯目にシャンパンで乾杯したからで、

そのグラスが空いていたからだ。

シャンパンにシャンパングラスをきちんと用意する。


つまりちゃんとしてる。


そのグラスでイレギュラーにコウバ長が持ってきた赤ワインを飲む。


納得だろう?


もちろんバーボンの時にはちゃんとロックグラスだった。





クラッカーが6発爆ぜた。

犬さんに鋳物をもらった。

AKO夫妻にローソクをもらった。


それにはすべてきちんと理由があって、だからどれもちゃんとしてる。


納得のできる物事や現象には、必ずきちんと理由がある。



きちんと理由が言えないのであれば、それはダメだ。


たとえダメでも、ダメな理由が言えるのであればきっと救われるよ。





そういう点では、犬さんのBlog記事は理由づけがハッキリしていて素晴らしいよネ。

たとえば何故ボブフェンダーなのか

何故スイングアームが水平に見えるのか

何故そんなことをするのか!


「これからの季節に!」とか、意味不明な理由にもなってない理由らしきものじゃなくて、

納得できる本物の理由が連なってるんだから貴重よねぇ。


だからみんな見てる。



まぁコウバ長は脳味噌が容量不足だから、実物を見て考えるのが一番。

今、フェンダーのことがとても気になっているのでネ・・・・・・


何度も何度も仮合わせをしてみる。

最適な場所に至るまでには直感を信じたつもりになるんじゃなくて、

こういう摺り合わせ作業の量が大事。


最終的に、いつ合わせても同じ位置にくるようになれば、それは正解だ。


そういう場所に至ったら、なぜそれが最良なのかを考えてみる。

必ずきちんとした理由がある。

無ければやり直しだ。




この日はフェンダーストラットをアングルの内側に合わせる作業。

ざっくりと切り欠いて・・・・・・


合わせてみる。

ここからどれだけ詰めるかを検討する。

まぁ

AKOさんが全身をアセトアルデヒドに支配されて撃沈したので

コウバ長が要らんことを横で話してるだけデスケドネ・・・・・・


早いハナシが邪魔w



魔法の接着剤で固定して、遠巻きに色んな角度から見る。

おっと・・・・フェンダーが随分ハネ上がってしまってる。


理由はこのファンダーの裏に位置合わせ用の手袋を入れたのがコウバ長だから。

納得だろう?




ちゃんとフェンダーを戻して・・・・・・

直感的に、ここから3cm詰めたらどうかと。


結局1.5cmになったのだけれど、そこらへんは犬さんのとこで!


この人は自称「アーカイバー」なのよ。

膨大な量の写真とかを記録していて、必要なときにそれを引き出してきて見てる。

下手したら必要ないときにも見てる。


経験値。



今回コウバ長が「いぬちょ」を執拗に見てる理由でもある。


ベタ褒め記事みたいで気色悪い?

鋳物をもらったから、お礼にイイこと書いてるのかって?


ちがうよ。

この車両カッコいいと思うから。


納得だろう?



完成が楽しみだ・・・・・・・



っていう、シャンパングラスで赤ワインを飲むハナシ。