2015年11月28日土曜日

造形パテと写真を読む話。


みなさまごきげんよう♪


外装のパテ作業です。

防錆プライマーをしっかり足付けしてパテを打っていきます。


使用するのはアルミパテ。

どこでも買えるテロソンのとはちと違います。

元々はボディーの切り張り補修の際に溶接した継ぎ目を埋めるのなんかに使うパテです。

数年前かな・・・田中屋さんが使っているのを見て、こんな使い方があるのかと驚いたものです。

確かに強度的にもバッチリだし、ヘラ持ちも研ぎ性能も良いので納得ですね。


良さそうな物や技はパクるw

20年ほど前かなぁ・・・・初めて板金らしき事をしてみたんだけど全然ダメで。

技術もそうだけど道具も材料もやり方も全く知らないから当然なんですが。

そんでどうしたかというと、「写真を読む」ようになったんですね。

手つきとか姿勢、どんな道具を使ってるかとか。

参考にしてたのがアメリカの本や雑誌だから文章がわからないというのもあるんですが、

写真だと目から脳味噌へストレートに入ってくるので「読める」んです。


パクリスペクトです。


写真を沢山撮るようになったのも、写真を読むのが目的だったりするんですね。



話が逸れました。

因みに造形目的てパテを研ぐ場合は左側にあるようないろんな種類のブロックを・・・・

使わず、右のお化けみたいなヤスリとか棒ヤスリを使ったほうが楽チンです。

というかブロックを使うと難しくなると思います。

こういったブロックは板金補修時に使っていますが、造形するという面ではちと目的がズレてます。

サンディングブロックは便利なのですが、

ブロック越しに凸凹とか波打ちを感じ取れるくらいの経験値が無いと、無駄に時間を消費します。

棒ヤスリで目指す形の0.5歩手前くらいまでゴリゴリ研いでから、

目消しのつもりでサンディングするとヤスリ目がガイドコートがわりになりますしね。。。


パテなんてどうせ研ぐんだから盛れてたらOKじゃないかと思われるかもしれませんが・・・・・

ヘラ目出まくりで凸凹のパテ面というのは、圧が足りない証拠なので巣穴や強度不足を呼びます。

何がダメとか何がベストという話ではなく、何を目的にするかということです。

まぁこんな下手糞な作業写真載せながらエラそうな事は言えませんねwwww

技術が一番だとは思いませんが、何にしても永遠に修行です。


なんつって

なんか珍しく文章が長くなりましたのでこの辺でごきげんよう♪



・・・・それにしても明るい時間に爽やかにバイク乗りたい今日この頃でございます。






2015年11月27日金曜日

目立たないウインカー。



みなさまご機嫌麗しゅう♪


生きとし生けるものいづれか走らざりけるといいますが・・・・

まあバイク乗りたるもの走らずにはおられませぬ。

ワタクシは三年近く自身のエボスポーツに乗ることを我慢しておりましたので尚更。


ところで方向指示器ですが目立たないに越したことはありませんが無いと困る。

と、コウバチョッパー一号機はこう見えて前後ともウインカーが装着されております。


とにかくスペースが全く無い車両ですので、システムの小型化が必須。

スイッチはマイクロスイッチをこちらに。


リレーはこの超小型の物。

ちと高価なのが難点ですが、インチバーやフレームチューブの中にも納まります。


ウインカーユニットはここと・・・・


ここに。

目立たない事は大事ですが目立ってくれないと困るという矛盾。

これを解決するのは高輝度LEDでございます。

消費電力的にもスペース効率的にもGoodですし配線も細くできます。

いいことづくしのエロチカウインカー。


LEDというと現代的な代物ですが。

目的を達成する為であれば積極的に取り入れたいですね♪


と、いうワケでエロチカウインカー施工承ります♪

普通のウインカー交換と比べてもそんなにバリ高にはなりません。むしろ安いかも・・・・



横っちょメニューのメールアドレスにお問い合わせくださいませ。



なんて宣伝しつつ、寒くなってきましたので皆様ご安全に走り回ってくださいませ♪




それではごきげんよう。











2015年11月26日木曜日

リニア・鉄道館 #11




国鉄バスのエンジン。

直6ガソリンですね。

あえいえないほどの小さなキャブが泣かせるなぁ。


のびやかで素敵なデザイン。


モデルAの時代・・・・・鉄道記念物指定は意外と早くて1969年。

ここには記されてないけど、1930年製造で1937年には25万キロ走って廃車になったとか。


製造は東京瓦斯電気工業。

後のいすゞですね。

日野も瓦斯電から分社したんだなぁ。


省営だけに全力投球。

ボンネットスタイルを継承というよりはCOEの概念すら無かったんじゃないかなぁ。


スペース的に広角でしか撮れないけど・・・・スタイルのいいバスでした。



下の階はエントランスのスピードの虜たち。


空気との戦いっぷりの変遷が面白い。


限界をどんどん超えていって最終的には小さなフィンひとつ、すこしの整流効果の追求になってる。

突き詰めていく姿はいつの時代も素敵。


とはいえこういうのが絶対的に好きなんだけど。

いろいろ考えたり勉強する機会にはなりますね♪


いやはや素晴らしかったなぁ。


それではみなさまごきげんよう♪






2015年11月24日火曜日

大神戸共榮圏×RadJalopyオフセット分割ライザー。


みなさまごきげんよう♪


オフセット分割ライザーの原型がようやく完成致しました。


まずはえぐりを入れた部分の整形と、段差の解消を。

はっきりクッキリした逃げではなくて、指でグリッとえぐったような風情に。

鋳物の肌になった時の事を考えておかないと。


クランプの二つの山の谷間ですが。


ここは丸パイプ部分の上面を少しだけテーパー状に削って繋げてあります。

実際には面が存在しないのですが、影で表現するということですね・・・・

よって背面は微妙ながらとても複雑な曲面構成。


毎度の事ながら、「これでOK」と思ったところからのもう一歩こそが本物なのだと思います。


クランプ部分が影をひそめて軽くなった。


ノーマルからチョッパー、旧車から現行まで使えるように考えています。

こういう仕事をさせてもらえている事、そして待っていてくれている皆様に深謝であります。


ボルトまで一緒に考えないと駄目ですね。



時間はかかっていますが

だらだらとただ過ぎていくような時間ではなく

誰にとっても価値のある時間をかけたいと。

コストよりもそっちの方が気になる。

横浜に製品化が間に合わなかったのが少々残念で申し訳ありません。


やっとお金貯めて注文して、届くまでのワクワク感とか

部品屋で受け取って家まで待ちきれずに箱を開けるときのドキドキ感。

いざ取り付けるとなっても、どこか勿体無くて作業が長引く感じとか

パーツの効果を走って確かめる、見て喜ぶフワフワ感みたいな。

ガキの頃から変わらないそういうところってみんな同じだと思うし大切だと思う。


ここから鋳物に、さらに機械加工へと続きます。

今年は横浜でのバイクの出展予定はありませんが、この原型を持って横浜を目指します。


実物をご覧頂けましたら幸いです。


それではみなさまごきげんよう!





2015年11月23日月曜日

リニア・鉄道館 #10




二階の奥の奥に古いバスが展示されてる。

国鉄バス1号車。

国産バスの最初期型らしい。

いすゞ製の高級仕様。


大きく肉抜きされたバンパーは見た目に反して肉薄。


国鉄の動輪マーク。

全体的に1930年代のマナーが守られてる感じですね♪


8穴スタッドに大径のハブ。


数種のホイールが混在してるみたい。


ディスクはリムに対してリベット締め。


リムの歪みが当時の道路事情を伺わせるなぁ・・・・・


リアホイールのリベットはかなり屈強。

スタッドボルトのかかりが浅いなぁ・・・・・


室内はかなり豪華。


素敵な雰囲気・・・実際には当時のバスはもっと簡素なんだけど、

鉄道省向けということでこんなに高級になってる。


後方への意思表示は高めに設置された尾灯のみ。

それにしても綺麗なボディラインを描いてる。


交通事情からして他車が少ないからこれで十分だったんでしょうね。


岡崎~多治見間を運行したんやって。


ランプリムがボディとツライチで、いい感じのマーカーランプ。


ヘタクソ棒というより当時でこのボディは異様な大きさだから当たり前の装備。


装飾的な部分もある。



フェンダーとタイヤの位置関係、引っ込み具合もカッコいいところにある。

窓面積も広くて野暮ったくない良い造形だなぁ♪