2018年12月31日月曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #21





PLA-J製作のSRで、フレームをイチから製作してとにかく小さくなってます。

SRのエンジンはクランクケースの幅が狭くてヘッドも大きくない事から

幅詰めの基準になる最大幅が小さいお陰でナロー化に対する懐が広いのが特徴で

勿論他の改造においてもその懐の広さは大きなアドバンテージですね。


リジッドフレームでショート化されていて、リアの詰まり具合は限界。

というか限界をちょっと超えてる感じでかなり詰まってます。

個人的にはネックをもう少し寝かせてフォークをプラス2インチ、ハンドル少し上げ

みたいな感じが好みですね。


CRキャブのハミ出し具合からしても如何にフレームが小さいかよくわかります。


逃げる量も最小限というかギリギリに設定してあり

なるべく車体と一体感を持たせる事で、まとまって見せようと狙っている感じです。


フレームをいちから作るという事は一見自由そうに見えますし

フレームをイチから作るとか大幅に改造すれば何だってカッコ良くなるという意見を

時たま耳にする事があるのですが

実際のところフレームをバラしたり切ったりしてカッコ良く再構築するのは

トンでもなく難しいです。


ナローなトリプル。

ヘッドライトのステーが凝ってるな。と言いたい所ですが

それよりもアンダーステムのクランプボルトの頭が良い感じに削られてて

私はそれが気になりました( ´∀`)


ネック裏の補強と三角窓。


鋳物風差し込みのアクスルプレートには丁寧にもチェーン引き用の目盛りがありますね。

リアアクスルも限界まで前に寄っているのでここの上下の間隔は広くなる。

Rブレーキはドラムで。

SRはミッドステップにするとマスターを置くスペースがほぼ無いというか

シンプルにするにはドラムですね。


凝った形ではありませんが綺麗なシェイプのペダル。

支持点数もなるべく多く取ってある感じです。


やや丸みを帯びた造形のタンク。


シートは自身の手による本革で製作。

本革のシートは作り手が与える表情がよく出ますね。

それにしても良いシート作りますねぇ。


シッシーバーとクレイジーフランク風部材の組み合わせで

センターナンバーにする関係上私も今回似たような方式を採っていますが

シッシーバーと絡めちゃうのは良い考えで鉄板を薄くできるので

フェンダーを軽く作れるのがメリットだと思います。


おお、おめでとうございます( ´∀`)


アメリカのナンバーは小さくてイイなぁ。

これ以上小さいSRは中々無いですね。







2018年12月29日土曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #20





イラストレーターの中沢ヨシオさんのファルコン。

ご本人とはお姿こそお見かけしますがお話などした事は無く一方的に知っているだけで

20年くらい前でしょうか、まだこのファルコンがサフェーサー状態の頃に

オールドタイマー誌の記事で拝見したのが最初で

その誌面上で一緒に並んでいた別のファルコンのオーナーが実は

スポーツスター好きの皆さんはご存知の東京ステップでお馴染みのE/Jさんだったりして

個人的にご縁があるというか思い出深い車両です。

20年前の私は、まさかE/Jさんと知り合ったり20年後にこのファルコンの実車を生で見て

写真を撮るなんて想像だにしていなかったでしょうね。


そうなんです。

20年以上、このファルコンはオーナーのもとでずっと生きていて

未だこんなに綺麗で現役なんです。

勿論、どう見てもあれからまた塗り直されていますが

ラジオフライヤーをひっくり返したエアスクープも懐かしい。


サフェーサーの状態から綺麗なブルーメタリックにペイントされて、

そのペイントは単色ながらここ横浜でBest paint workアワードを獲得する程美しく

当時もボロい車に乗っていた私はそうやって仕上げられていく様を

雑誌で楽しみに見ていて、いつかは自分もこの手で綺麗に仕上げるんだ!と

憧れのようなものを抱いていましたね。


しかしその翌年だったかな、交差点で横から車にTボーンアタックを食らって

美しく仕上がったファルコンは無残に大破。

当時ものすごいショックでしたが

今の姿をご覧の通り、不死鳥のごとく蘇った姿に再び感動したのを思い出します( ´∀`)

ってソレももう15年くらい前の話なのか。


ナニがあってもコイツ!っていうのがあるんだろうなと。

私も35年同じ車と暮らしてて、自分で手を入れて仕上げてきたからわかるんです。

言葉の通り、愛車って奴ですね( ´∀`)


愛し方とか接し方なんてそれこそ人それぞれで正解なんて無いんだけど

ただ個人的に、こもファルコンのはすごく共感できるところが多くて

早い話が好きですw

なんつーか。


そして好きと言えば私、2代目バラクーダも大好きで

マッスルマッスルモパーモパーしていない大人しめの姿に強心臓をブチ込んだ手法は勿論

流れるようなボディデザインも素敵で、もうアレですね

私のどこが好き?

全部だよっ

っていうバカップルっぽい感じです。


そしてしかも、この車両はバラクーダの中でも非常に珍しいフォーミュラSで

エンブレムに気づいた瞬間思わず立ち尽くしてしまいました( ´∀`)


エンジンは340で同じくフォーミュラSには383バージョンもあり

さらにはクーダ440という440エンジンを積んだモンスターマシーンもあったりして

いや、あったりするらしいです。

とにかく、コレは滅多に見れない素晴らしい車両で私は何て運が良いのでしょう( ´∀`)


グラスエリアも大きくて開放的な感じが走っても気持ち良さそうだし

なんというか凄みを感じさせない柔らかい曲線が凄みを感じさせる感じで

そしてコイツが速い!ってぇのがカッコよろしく。


バンパー後ろの小さな埋め込み式のサイドマーカーとかも素敵で

目立たないようにしつつ、バンパーでしっかり保護してあって

機能的デザインという面でも素敵です。


アバタもエクボという言葉がありますが

私にとってはバラクーダは全部エクボです( ´∀`)


誰かボロいバラクーダください( ´∀`)




で、その向かいにはまたバラクーダがあって、もうどっちを見て良いのやらという感じで

ルーフに載ったフードのスクープからしてPro stockなのかと思いつつ

エンジンルームのオレンジの塊は


KBのレーシングヘミエンジンでビビります。


で、このバラクーダはHemi fishって書いてあって

Hemi fishだとすれば昔ドラッグレースで走っていたあのバラクーダの事なんでしょうか。

だとしたらこれもまた凄いことですね。


まぁ私の薄い記憶だけの話なので何とも言えませんが( ´∀`)

出展者の方にお話を聞けばよかったですね。今思えば。


今回は以前と違って、結構色んな出展者の方とお話したりしたんだけれども

興味のある事は素直に尋ねた方がイイですねと実感しました。

まぁ会場も混んでますし難しい面もありますが。


地味だけど良いデザインですなぁ。


何か色々脱線してごめんなさいw

それにしても単焦点25mmで車まで撮影するのは限界に近いですね( ´∀`)

次からオートバイ編に戻ります。


2018年12月27日木曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2018 #19





これまたウルトラクリーンかつ立ち姿が凄くカッコいい720キングキャブ。

ペイントも渋くまとめてクロームとの組み合わせが程々で落ち着いた仕上げですね。

トラッキンも90年代初頭のあの頃から比べると大人の趣味になってきたように思います。


車高っぷりですとかフレームワークなんかは現代的な手法でこなされていますが

当時実現できなかったような事が今は可能になったりして

改造野郎には良い時代になったのかもしれません( ´∀`)

それにしても隙無くビシッと作られていて愛情満点で素敵です。


インテリアも黒系を基調にボディ色のシルバーへグラデーションするように

同系色でまとめてあって渋いです。


ドアパネルも同じ色調で製作されていてオサレですが、そんな事より

ドアロックノブまできちんと埋めてあったりする所が個人的にツボでして

外側のキーシリンダーをシェイブしているのに、ドア内にノブが残っているのが

恐らく許せねぇ!って事で埋めてあると思われます。

敢えてプレスだけは残してある辺りはそういうアピールではないかと思いますね。

なぜならばここまでヤルならプレスも無くしてしまう事も容易ですから。


エンジンもZ18を徹底的にディテールアップしてあって

どう考えてもナナキン大好き間違い無い感じです。


リアフレームはノッチされていますが、サスユニット後方に安全タンクが綺麗に収まり

スペースを上手く使いつつ見た目もスッキリしていまして

恐らくライドハイトも相当低そうです。


ラグトップの黒がこれまた全体の色と合っていて引き締まっています( ´∀`)

ルーフを黒く塗ったりすると帽子みたいになっちゃうので

ラグトップは適度に黒面積が増えて良いですね。

っつーか普通に開放感があって走るのが楽しそうです。


ボンネットフードのフックまでクロームして仕上げてあって


当然キャッチの方もビシバシに仕上げてあって気持ち良すぎます。

フードの先端やコアサポートも手抜きなく仕上がっていて

こうなっているとフードを開ける作業すら楽しくてしょうがない予感満点です。


大径のホイール奥にはWilwoodの大径ブレーキが覗いていて

見た目だけで大径履いてるんじゃねぇぞっていう説得力がありますね。

本来大径ホイールはデカいブレーキローターを収める為の存在でありますから

デカいホイールでスポークの隙間から小さいドラムブレーキが見えていたりするのは

ちと悲しくてその場合ブレーキが見えない系のデザインのホイールがよろしいですね。

因みに私のNV350は18インチのスポークから

バリッバリにちっこい純正ドラムブレーキが丸見えで

私の言ってる事は説得力無い感じですw




してこちらはポーターバンですが

ちっこくてカワイイ♪を通り越してエラくカッコ良い雰囲気を醸し出しております。


エンジンベイにはスズキのF6Aツインカムが突っ込んであり

これはカプチーノのエンジンですね。


マツダにスズキのエンジンかよ!と思う人も居るかもしれませんが

2代目キャロルはF6Aエンジンでしたし

OEM含めてメーカー同士の関係から言えば大いにアリな組み合わせですね。


クイックリリースの小径ハンドルにビレットコラムで本気臭が漂うコックピット。

ダッシュ中央に電動式でなくスポイトでチューチューするウインドウウオッシャーが

ポツンと残っているのが微笑ましいです( ´∀`)


チルトンのオルガンペダルにWilwoodのマスターで、マジ過ぎてビビりますね。


フロントのトレッドが狭くてひょろっこい姿なのを逆手に取って

ドラッグレーサーにする事でフロントがナロードしたかのように見えちゃって

ワザアリな感じです。

屋根は敢えてチョップせずにこのまま怪しいレーサーになって欲しいです( ´∀`)


リアアクスルもキチンとナロードしてあってトルクサーストをがっぽり飲み込む

5穴ですからデフはFord9インチとかスゲーの入ってるのかな(ちゃんと見とけよって話


遊び心にしては本気すぎると言いますか

作ってても絶対楽しそうでスタンスもカッコ良いので

コレは完成するのが非常に楽しみです。