2019年12月31日火曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #14





このKカッコいいな。

サイドバルブでヘッドが低いのはこういうスタイルに有利だし

シルエットづくりの上でのアドバンテージも大きいですよね。

特にこの車両はパーツの配置に破綻がなくてまとまりがイイっす。


33に片ハブ。

フレームがメッキなのに対してこの辺のヤレが良い感じ。


分割ライザー+ドッグボーンで手前に引いてる。

配線は丁寧にクランプでハンドルに留めてある。


ケーブル類に革のカバーがお洒落ですねぇ。


アルミの水筒みたいなオイルタンクが縛り付けてあるんですが

こういうセレクトもいちいちオシャレです。冷却効率も上がるかな。


こちらはよりキレイ目というかキレイにまとめ上げられた感じです。


ハーレーとは思えないほど軽快感がありますが

こりゃ実際軽そうです(´∀`)

こういう車体に1発1発のトルク感があるエンジンは速さは別にしても楽しいでしょうね。


メッキとの色分けも良い色だしピンラインがめっちゃオシャレな色使いで

こういう色の発想は頭に置いといて損はない感じです。


機関部がすこぶる綺麗なのもイイですね。


こっちはバレル型のオイルタンク。

こういうビンテージ枠に入るバイクをこうやって弄るのもイイなぁ。



ナックル。


首寝かせ無しのタンク全被せのスポタンひっつけモールディング。


真っ平らに均されてる。


ロングアウターにナロースプール。


昨年からちょっとモデルチェンジされてますね。


ピーナッツタンクになってる。


VARDの復刻。

自分も1号機の外装着せ替えでマイナーチェンジしようかなって思ってるんですよね。

2号機と同じく思ってるだけなんですが、、、

2号機やるって宣言したのに今の状況とかを考えると中々出来なくて

まぁそれだけでも恥ずかしいんですが1.5号機を間に挟むっていうか

色々考えてはいるんですよ。




2019年12月28日土曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #13





今年のBestを獲ったデュースです(´∀`)

当然ながらBestに相応しい仕上がりで

受賞理由は王道中の王道、定番中の定番であるデュースだからというだけではなく

定番中の定番がBestを獲るという意味の大きさも感じますね。


ご覧の通り余計な事は一切せず、狙ったような派手さもなく

ただひたすらキチッと作られたハイボーイのストリートロッドで

それでもこれが今年のBesと言われれば納得なんですよ。


この後デュースの写真が何枚か続きますが

これってほんと、大多数の人はどれを見ても同じに見えると思います。

ってか同じ車なんですけどね。

そういう、誰にでもわかる事じゃない事がベースになって選ばれているアワードは

やっぱり重みがありますよねぇ。

ちなみに横浜に出ているデュースはどれも超ハイレベルでスタイルも様々で

デュース好きからするともうパラダイスです(´∀`)


漆黒の5Wクーペのレストロッドでメチャ渋いです🎶

歳取ってカネだけはあるジジイが乗ってる黒いレクサスなんかより

こっちの方が断然クールで

こういうので街を流したいですね私は。

つってもデュースはレクサスなんかより全然ハイダラーな乗り物で

レクサスどころか貨物ナンバーの車しか所有していない私には

雲の上のドリームカーですけどね。


これまたバリ渋いロードスターで、こちらは見るからに高級ですが

まぁハリボテみたいなボデーにユズ肌のペイントで価格が異様に高い車なんかを

宣伝広告の文言にのせられて高級だと思っちゃうような人にはわからんでしょうね。

っつーか中々の毒を吐いておりますが

繰り返しますが私はそんなハリボテのような車すら買えない身分です(´∀`)


このフェートンみたいにレアなボディのモデルは

もうバチっと仕上げるだけで存在感XXLで

こういうのをヤリ過ぎると珍しいだけでイタい車両になっちゃいますが

ホント、シックで綺麗にまとめてますよね(´∀`)

と言うか見慣れた神戸ナンバーを掲げていて

ぜひ路上で見かけてみたい気分満点です。


珍しいボディといえばヴィッキーつまりヴィクトリアも珍しいです。

個人的にはデュースのヘッドライトはこの辺の位置でこのくらいの大きさが好きで

ヘッドライト選びも位置出しも自由な車両だけにセンスを要するところは

オートバイと通じるところありますよね。


もう何年になるんでしょこのウッディは。

ずっとコンディションをキープしてて凄いです。

ホットロッダーやストリートロッダーは作って飾って終わりでなくて

本来は走ってなんぼの世界ですから、これも精神的にはバイクに近いです。

ってか会場内のデュース濃度がめっちゃ高かったですね今年。


まぁスキモノじゃなければどれも似たような車でしかないのかもしれませんね。

色々見て目と脳を耕しておく作業は非常に楽しいのですが

せっかくスマホとか便利なツールがあるので、

目の前にある車の事を調べたりしながら見学すればもっと楽しいと思いますよ。


ピックアップはとにかくチョップしなきゃ何も始まらないプロポーションをしていて

人気のある32年とは言えズッコケやすい車種でもあります。

だからというワケではないでしょうが、ハードチョップに激しいロワードと

ラットスタイルの組み合わせに走られてしまいがちなボディスタイルなんですが

こちらは見事にストリートロッドに仕立てられててカッコいいです。


独立サスでネガキャンがついたトルクスラストDの奥にウィルウッド。


室内もナビとかついててストリートロッドのノリを徹底してますね。

こういう新しい機器は古い車に似合わねーって感じで

逆に残念に思っちゃう人もいるかもしれませんが

このテイストが本来のノリであって見ていてリアルです。


で、こういうのは薄汚れてくると抜群にみすぼらしくなるので

こうやって常にクリーンに保ち続けないといけなくて

室内めっちゃ綺麗です。


ボンバーシート風のベンチシート。

色の使い方も洒落てますねぇ。



2019年12月25日水曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #12






メッキフレームだけど落ち着いた感じのパンです(´∀`)


純正フレームを生かして表面処理と外装でパリッとした雰囲気を作っていると思われ

色々な事をやっていますがシルエットがガチャガチャではない。


タンクはピーナッツタンクを逆さまに。

前側に足を出してフレームタブにマウントする事で、

タンクがピョコンとした感じを抑えてラインを整えていると見受けられます。


フェンダーステーは恐らくですが、純正スタンドを跳ね上げたみたいなテイストかと。

断面形状も柔らかくRを付けられていて、

個人的にはカキカキの造形よりこっちの方が好きです(´∀`)


ヘッドライトの位置、大きさも良い具合で

特にスプリンガーはヘッドライト位置でかなりクールさに差がつくので

基本中の基本と言いつつコレにセンスが出ると思います。


大好きなアイビームスプリンガー。

クロームだと陰影が強く出て尚更良いですね。


ハンドル立ち上がりのナイフエッジな造形と、ハンドルセンターは楕円断面でしょうか。

うーん、こういう造形は好きだなぁ。


メッキの種類だけでなく処理も変えて色々な表情を持たせていて

フルクロームのキンキラではなく引いた輝きが特徴的です。


ドーナツファンネル。

ショーバイク感とストリートバイク感の折衷ぶりが

良いところを突いてるバイクだと思いました(´∀`)



こちらのショベリジはオーソドックスにオーソドックスを重ねたような

言ってみればド定番の手法とパーツを使っていますが

ものすごい丁寧かつ綺麗に作ってありました。


所謂、「要らん事しない」スタンスだと思います。


33にハンバーガードラム。

このインナー長だとスタビも要らないしブレーキも使える。

だから定番化してる長さなわけで

33.4フォークは8インチオーバーあたりから捻れがかなり大きくなって

私が常用している12インチオーバーとなるともう

フォークの捻れがモノスゲーです(´∀`)


普通のリブフェンダーに普通のシッシーバー。


何かを狙ってるとかそういう感じは無いのですが

狙ってない感は狙ってる

敢えて定番でまとめられたバイクという印象でした。



2019年12月24日火曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #11





オールドレーサーなナックル。

レースというシーンでは普通に公道走行以上の負荷がかかる事もあって

それに耐えうる作りがされているのでリアリティがありますね。

まぁ私にナックルが買えるワケ無いのでリアリティもクソも無いのですが(´∀`)


リンカート2機がけ。


メーターダッシュを外してしっかりした台座に顎置きパット。


機関部が油でギトギトしてなくて綺麗なんですよ。

そういうところがビンテージパーツをただ組んだだけじゃなくて

キチッと走る事がベースになっていて良いなと。



こちらもナックルですがドラッグレーサーで

同じ島にあるだけに同じく走りを意識しまくりです。


オールドスタイルのドラッガーですが1940年のバイクで走るって凄いですね。

バキバキのドラッグレーサーなのにどこかお洒落な感じがするのは

多分作り手のセンスでしょうね。


まぁ私はエンジンのチューニングメニューがどうなってるかとか

年式がどうのとかは正直よくわかんねーのですが

油漏れひとつない機関部に


ライレーのキャブ。

プラグコードもきちんとまとめてある。


VLスプリンガーの低めのハンドル、風防と速度計。


SRドラムはゴムキャップを外してちゃんと穴を開けてある。

フロントタイヤがBT-45でこのドラムという組み合わせは

きちんと止まる気満々って事ですね。


バックステップと言うよりもうアクスルステップという位置ですが

ステッププレートはアクスルプレートのあの穴を上手く活用して取り付けてある。


ブリーザーのキャッチタンクのかんまでお洒落な古いのを使っていて細かいです。



とにかく軽め穴を開けまくりのトラ。


普通に軽そうでトルクあって乗りやすそう。。。


美しい造形のフォークはチェリアーニですかね。

もう今はバランスフリーとか電子制御とかレーサーのフォークは猛烈に凄いですが

造形ではこういうのに敵わないし性能もコレで十分な気がします。


ヘッドのフィンから何から何まで軽め穴あけまくりで

マニホールドのヒートシンクまで穴があいてます(´∀`)


スプールにHリム、ダストブーツの留めはカッコいいバンドで。

好きな造形を散りばめて細部まで手を入れたバイクで走るのは最高ですね。

これはレーサーでもチョッパーでも共通の愉しみでしょう(´∀`)