2017年10月29日日曜日

おしらせ。


みなさまごきげんよう。


さて、縦の糸はあなたで横の糸が私。

となると男性目線では縦の糸が私で嫁さんが横の糸なわけですが。

縦糸が擦り切れてもしっかり残る横糸、まさにそれを表していますね。

そんな横の糸である嫁さんですが、週明けから入院する事になりまして、

30日月曜日、3日金曜日、5日日曜日と未定ですが退院日は休業となります。

通常営業日は夕飯の仕度の都合で10時開店、16時閉店となりますので宜しくお願い致します。


してこちらXLH883鉄仮面、ハーネス製作とキャブ変更等、最後の仕上げを残すのみですが

今の段階からFOR SALE、オーナー様を本格的に募集致します。

35ちょいロングのセパハン仕様にモデルKの鉄仮面ナセル

フレームはブラスト後に防錆処理してパウダーコート

外装はタンク外板の一部はエルシノアがベースですがほぼフルワンオフ、

リデザインしたボートテールにショベル4速のオイルタンクを搭載しておりまして

レストアされた9キャストにタイヤも前後新品のGT601で

走りも安心、見た目もクールに仕上がっております。

そんな4速スポーツスター、XLH883に本気で惚れて頂ける方からのご連絡をお待ちしております♪

詳細は後日記載予定ですが、製作記からも内容はご理解頂けるかと思いますので

ご興味あられます方は過去記事も是非再度参照くださいませ。

勿論現車確認も歓迎致します。

そんな訳でこの度のお知らせ何卒ご理解ご協力の程宜しくお願い致します。


それではひとまずごきげんよう♪




2017年10月25日水曜日

走るっていうこと。


みなさまごきげんよう♪


バイクで何時ものコースをお散歩に出かけましたら、登りの途中からどうも乗れていない様子。

何かおかしいと引き返してみれば、フロントタイヤがスローパンクでした。

人の感覚やバイクは正直で、やはり乗れてない時は潔く引くというのが絶対ですね。

移転する以前は夜間に工業地帯を走る事が殆どでしたが、

移転後はメインのステージが昼間の峠へと移りました。

というか近隣の道路といえばワインディングしか無いんですが、やっぱり峠道は好きです。


つくづく思うのは、走るっていうのは速度的な事でなくて如何に気持ち良く走れてるかだなと。

十数年前であれば、こんなフザけたバイクが峠に上がって来ようものならアホちゃうかと

そんなバイクで何ができるかと思っただろうなと思いますし、

今も他のライダーからそう思われているかも知れません。

でも何ができるかといえば、唯一。

気持ち良く走ることはできるんです。


速いのが来ればササッとパスしてもらえばイイわけですしね。

俺のバイクぁ峠なんて走れねぇからイイんだよ!っていうのはちょっと勿体なくて、

走れるステージが多いっていうのは楽しみの幅も広がるっていうことですから。

もしポジションがおかしくて走りにくいなら、ポジションを改善してみるとか

もしブレーキが全然ダメなんだったら、ブレーキをきちんとしてみるとか

もしタイヤがクソなんだったら、エア圧管理から始めてみるとか


チョッパーだからって我慢する必要は決して無いんじゃないかなと。

むしろバイクを操る原点を教えてくれるかもしれません。

とか言いつつこんなバイクだからと峠なんぞ諦めていた私ですがw

多分ですけれど、私は凄く低いスピードレンジでとても気持ち良く走れてると思います。

気持ち良い道を気持ち良く走る

速いバイクに着いていく必要も無いし

遅いバイクに合わせる必要も無い

ネガな部分は決して忘れてはいけないけれど、やっぱりバイクは楽しいですね。


Godspeed you

ってなワケでごきげんよう♪







2017年10月21日土曜日

タンクマウントと電装ボックス製作。


みなさまごきげんよう♪

現在改造中のビラーゴ750、タンクの底も全周溶接しましてリークチェック。

タンク容量は実用4リットルでした。

タンクが容器として成立しましたのでマウント関連を製作していきます。


前側は大きな壁面があるのと、フレーム形状が複雑な為このような形状にします。

ボルトはナット側の処理に困らないように、通しではなく左右からの締め込みで。

お飾りを作る気はありませんが、こういう造形物は隙間埋めや平面のアクセントに有効ですね。


後側はネジを切った部材を仕込んだブラケットをフレーム側に溶接しておき、

タンク後端はエッジの効いた形状で。


フレーム側も加工してありますが、各部ギリギリのクリアランスで搭載する事ができました。

コック後方の左右の渡しのパイプはハンダにて固定してありまして

このパイプとコック位置併せてタンクのほぼ全容量を使い切れるようになっています。


加工が終了したら鉄板の素地をきちんと整えて錆止めのプライマーを塗装しておきます。

毎度の作業ですが、地金にパテは錆を呼びますし

塗りや研ぎの工程は当然増えますが、後々の事も考えてしっかり施工しておくのがベターですね。



錆止めが完全硬化するのを待ちつつ、鉄板に罫書きを入れて穴を数カ所開けまして。


折り曲げてバッテリーや電装品を収納するボックスの底にします。


リレー類はホルダーから吊るようにしてありますので、

ここにおさめるのはバッテリーとイグナイターですね。

レギュレーターは冷却の都合もありますから、別の場所に設置予定です。

ここにインナーフェンダーも固定できるようにしてありまして、これでシート下が汚れませんね♪


パーツの搭載位置や固定方法が決まりましたので、サイドの部分を板金製作。

ここは折り目を3箇所入れてタンクと同様の意匠にしてあります。


歪みを出さないように溶接していき、ビードをきれいに研磨しまして。


ここは時間的にもパテ処理したくないので、全てメタルワークで仕上げ切りたいと思います。


形状としてはこんな感じですね。


タンクと同じように影ができるように。


全体に対する割合としては小さめな部品ですが、

この大きさともなればそれなりに影響はありますね。

それだけに無闇やたらに作り込まずに、意味や機能のある造形でまとめていきたいところです。

電装ボックスのガワも完成しましたので、これからブラケット類を製作していきたいと思います。


横浜ホットロッドショーまであと僅かですね。

当然、出展出来るように頑張る所存ですが

オーナー様に喜んでもらえる良いバイクを作る為にも頑張りたいと思います。


それではみなさまごきげんよう!




2017年10月14日土曜日

シートベースやタンクの底。


みなさまごきげんよう♪

フレームをセクショニングしまして首元スッキリのビラーゴ750。

フレームが片付きましたのでタンクトンネルの製作と、

固定していなかったシートベースの固定、補強と進めていきます。


劇的変化の無いような雰囲気ですが、フロントを38から35に。

フォークピッチもナローになりオフセットも増しました。

エボスポーツも同様ですが視点の重心が前寄りなバイクは、こういう事の積み重ねが大事ですね。


シートは前側をフレームに引っ掛け、後ろ側はピンで固定する方式です。

まず引っ掛け部分を作りまして。


ピンが刺さるタブをフレームに溶接。

プレスの部材が左右非対称ですのでギリギリかわしていきますが、

本来理想的な位置もう少し後ろですね。


シートベースに引っ掛けをボルトオンして、ピンを溶接。

穴径誤差0.5mmでスコッとハマります。


シートベースはカウルも固定されますし、加重を考えてしっかり補強を入れておきます。

シートカウルの固定はナッターを使用していますが

すぐにグズグズになるアルミ製ではなくスチールを使用します。

位置確認の為引っ掛け部分が露出していますが、この後延長して見えなくなります。


お次はタンクのトンネル製作。

フレームの形状が複雑なので、自ずとトンネルも複雑な形状になりますね。

角ばったタンクにした理由の一つが、このトンネル形状でして。

丸いものを被せる場合純正タンクくらいの大きさになってしまうからです。


前後左右に計3箇所、吸気の為の膨らみがあるのでコレを避けつつ。


ハーネスが通るクリアランスを確保しながらギリギリのラインを狙っていきまして。

縦方向の折り目は補強の為に入れてありますが、大切なのは後ろ側。


トンネル形状を複雑にしてまで作り出したのが、タンクの底になる部分です。


歪みが出ないようにトンネル全周溶接し、タンク外版に点付けしてから底板を作りまして。

そうすると三角形の一番広いところにガスコック、後方に左右のバイパスパイプが

ギリギリ収まるようになっています。


ガスキャップはビラーゴの純正流用ですが、丸いタンクに付いていたものですから

当然そのままでは付くはずもなく、板金の繰り返しで合わせていきます。

ただでさえ容量の少ないタンクですから、シールやベントがしっかりした純正キャップで

燃料を目一杯入れられるようにしておきます。

純正のキャップは意外とスタイリッシュですしね(金メッキですが)♪


フロントエンド変更で俄然良くなってきましたね♪

と、言いつつ12月の横浜ホットロッドカスタムショーのエントリーも正式に受理されまして

それにしては作業が遅すぎじゃないか的な不安が頭をよぎりまくりますが

勿論、手なんぞ抜かずに納得いくまで進めたいと思います♪


それではみなさまごきげんよう!




2017年10月10日火曜日

秋。


みなさまごきげんよう。

あっという間に夏が終わり秋でございますね。

秋の夜長とはよく言いますが、夜が長い事よりも昼間が短い分だけ、より昼間が有り難いなと。

うちは山の位置の関係でただでさえ日暮れが早いので、御天道様を一段と有り難く感じます。


仲秋の名月って言うんですか、十五夜の夜の満月っぽいお月様ですが

ハッキリクッキリよりも薄雲がかかって何かハレーション起こしておる方が綺麗だなと思ったり。


薄曇りっていうのは昼間も適度に光線が弱くて結構好きだなという事に気付いたりしまして。

四季や天候に対する考え方ですとか、善し悪しなんてのが住環境で随分変わるものだなと。

そんなもの敏感に感じ取ろうと思えば何処に居ても同じなのでしょうけれども、

鈍感な自分はこういう環境で生活してみてやっと気付く次第です。


バイクはと言いますれば色々と作業が進んでおりまして、一通り段落がつきましたら

あのバイクどうなってんの?的なXLH883鉄仮面。

こっちをそろそろ走らせましてFOR SALE予定です。


実走でどうなっていくかによりけりですが、内容が内容だけにお安くはありません。

が、内容が内容だけに決して高くもないお値段設定を狙えるよう熟慮中です。

このバイクに限った事ではありませんが、本当にコレじゃなきゃダメだ!

と言って頂ける方からのオファーお待ちしております。


んまた唐突に花の写真になったりなんかして。

要はインスタに上げた写真の垂れ流しやんけ!ってトコですが。

パッと撮ってスコッと感じた事をアップできるああいうツールは確かに表現がしやすくて

人に見せる目的っていうよりも、自分の感覚の記録として凄く優れていますね。


繊細な花に繊細な生物、その造形とか色の組み合わせとか。


形がカッコよくていつまでも逃がしてあげられなかったミヤマクワガタ。


土を掘る度に出てくる幼虫はコイツでした。


自然界の造形や色遣い。


オニヤンマがとまってる。


眼なんて凄く複雑だし羽根の付け根のとこなんか、やっぱり飛ぶ為の機能って凄い。


普段は殆ど人なんて来ないところなんだけれど、逆に彼らは凄く近くに居て

その姿をじっくり見させてくれたりして感じ入る事が多い。

バイクに生かせるのかよ?と言われればどうか知らんけども、

常々何かを感じたり思う事は大切なんじゃないかな。


なんてナチュラリスト的な事を言ってるうちにカメムシの季節でもありまして

ここ数日で発生数増してきております。

ご来訪の際はカメムシにご注意くださいませ。

そして異臭がしましても私の足や脇の臭いではございませんので誤解無きよう。

それではひとまずごきげんよう♪






2017年10月2日月曜日

タンク補修とハーネス交換。


みなさまごきげんよう。

タンク背面の塗装浮きを補修していますCBX1000。

前側にも塗装浮きがありまして、この際だから一緒に直してしまおうという事になりました。


塗装を剥ぐってみますればガソリン臭と共にピンホール出現。

これは錆によるものではなく製造時の溶接不良、ブローホールだと思われます。


ピンホールは半田埋めにて処理しておきます。

この後塗装されるので最小限、保護目的程度にサフを入れておいて

厳重に梱包してペインターさんの元へ送られましたが、

台風の関連もあって作業を急いだ為。。

後日パテ痩せしてしまったようでお手数をおかけしてしまいました。


さて気を取り直しましてハーネス類の交換作業に着手します。

サイドカバー内にバッテリーの充電用ケーブルやアクセサリーソケットが増設されていまして

これらも位置を変更していきます。


純正のハーネス、機能はしていますがやはり劣化していますね。

特にネック周りはハーネスが集中しますので

劣化してくるとハンドルを切る度にギシギシうるさいのも気になります。


順調に純正ハーネスを撤去していきますが、レギュレーターからのカプラーが溶損してまして。

以前にショートして発煙した経験ありとの事ですのでその時のものと思われます。


電圧計を見る限りレギュレーター自体に不具合は無いようですので

ひとまずカプラーを交換して様子を見る事にしました。

早速カプラーの種類を割り出しまして、他に必要となるカプラーと同時に発注。


昔はカプラー単体、それも一個単位での購入なんてのは難しかったですが、

便利な時代になりましたね。


ウインカーリレーは他車流用で良いものがついていますが、

接続がコレでは信頼性に欠けるのと、整備性もよろしくないと思いますので。


純正ハーネスからカプラーオンで接続できるようにしておきます。


足回り変更の関係で行き場を失ったヒューズボックスはオーナー様の手により

サーキットプロテクターに換装されていますね。


機能としては優れたものですがギボシ端子接続を

リレー同様純正ハーネスに適合するカプラーに変更しておきます。

こうしておけば結線間違いを防ぐことができますね。


そして待望のメインハーネス交換。

今回は日本製のリプロ品に交換しつつ

バッテリープラス、マイナス配線にフュージブルリンク、イグニッションハーネスに

スターターモーターケーブルまで交換していきます。


しかしながらスターターモーターケーブルはエアクリーナーボックスの下でして。

どうやってもスンナリ交換できそうもありませんでシートレール下をスッカラカンに。


中々手を入れる事の無い部位だけに綺麗に清掃しておきます。


取り外したパーツ類も外から綺麗にするのは困難なものばかりですので

各々綺麗に清掃しておきます。


ここはギッシリ部品が詰まっていますので、普段磨けないフレームも綺麗にしまして。

こういった作業は手間がかかるのですが、折角リフレッシュしているわけですから

綺麗にしておいて新たな汚れを蓄積していってもらいたいと思います。


清掃を終えたパーツを戻しつつ、綺麗にハーネスを這わせていきます。


ウインカーリレーも適所に収めておきまして。


純正ハーネスではコードに気筒番号のタブが付いていますが

ハーネス交換に伴い失われてしまうのでラベルを製作して分かり易くしておきます。


テールランプから分岐線を取ってサイドカバー内に設置してあったアクセサリー電源は

フロント側に遊んでいるイグニッションプラス配線から電源を取り出し

カウル内に隠して設置しましたので、使い勝手も良いと思います。


走行中にピロピロ出てきてしまっていた充電用ジャックは

取り回しを変更してリアフェンダーのフラップ部分に隠しまして。


使用時はペロッと出して使えるようになっています。


それにしてもハーネスが綺麗になるとシャキッとしますね♪

普段は全く見えないんですが、オーナーだけの愉しみと言いますか

よりバイクを好きになれる気がするんですよね。


単に交換するだけではなく、見た目も美しく整備もし易くしておくと

眺めて楽し、イジって嬉し。

勿論信頼性も格段にアップしますね。


仕上げにくすんでいたメインフレームも綺麗に磨いてあげてハーネス交換作業は完了。

手間暇かけてます感を猛烈にアピールしていますが

自分がオーナーだったらこうなってると、こうやってくれると嬉しいなと。

自分のバイクのつもりで手を入れさせて頂いています。

皆さんの1号機、つまりは愛機をお預かりする訳ですから

それに匹敵する愛情でお応えしなくてはと、常々そのように考えています。

CBX1000は外装が戻ってくるのを待ちつつ塗り物関係を仕上げまして、

最終テストを経てお渡しの予定です。

それではみなさまごきげんよう!