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2022年4月14日木曜日

さらばZX-10。

みなさまごきげんよう。 

我が愛すべきポンコツZX-10ですが

実は6ヶ月前に売却が決まっておりまして

何とオーナーは某K社に就職が決まった若人で

せっせとバイク貯金してお金を貯めて、よりによって30年以上前の

当時の世界最速車を購入するという今時珍しいパターンでして。

この度、約束通りの期間で貯金を達成したとの事で納車日が決まりまして。


綺麗に洗車して各部チェック、エンジン始動したら燃料がボタ漏れになりまして。

あれれオーバーフローかい?と思いキャブ洗浄して組むもまたダダ漏れで

結局キャブのジョイントのOリングが死亡しており

予備のキャブ(UK仕様)に交換するも、こっちも同じところからダダ漏れと

なんで問題なく使えてた物が2個ともいきなり壊れるのか大いに疑問というか

私の業の深さを現しているようで笑えます(実際には笑っていません)。

明日納車なのにどーするよw


部品頼んでも間に合わないし、、

と思っていたらOリングを在庫していた事を思い出し

またキャブをバラしてOリング交換してギリギリ修理完了できました。

それにしてもZX-10は整備性が良くて助かります。

自分でいじる際に整備性が良いポンコツと整備性が悪いポンコツでは

心の折れっぷりがだいぶ違うので、整備性の良いポンコツがお勧めです。

と、言うかポンコツじゃない乗り物が一番なんですが( ´∀`)


最後の最後までポンコツっぷりをいかんなく発揮してくれた鯱君ですが

んーやっぱこの単車も好きだなぁ(好きだから買ったんですけどね)。

そしてお渡し前に交換した部品や整備した箇所がわかりやすいように

まとめてプリントしておこうと一通り書き出してみましたが

いやはや結構な勢いです↓

外装全バラ清掃、バフがけ

黒樹脂パーツ劣化修理

スクリーン研磨,ウェルナット交換

外装ビス類ブラックステンレス交換

カウル類破損修正

バッテリー新品交換

スパークプラグ交換

エンジンオイル、フィルター交換(MOTUL7100 20W-50)

ウォーターポンプ交換

ウォーターライン洗浄クーラント交換

サーモスタット交換

ラジエーターキャップ交換

冷却水ラドウェルド注入

クラッチマスターO/H

クラッチレリーズシリンダーO/H

クラッチフルード交換

クラッチ分解清掃

クラッチカバーガスケット交換

オルターネーターカップリングブレード増し締め

ハンドル交換(バーハンから純正戻し)

ブレーキレバー、クラッチレバー交換

ハンドルセンターカバー交換

タンクキャップキーシリンダー固着解除

タンクキャップ分解清掃(エアベント)

ミラー左右交換

シート交換

メーターマウントブッシュ新品交換

燃料コックO/H

キャブレターO/H

キャブレタージョイントOリング交換

キャブレター交換(フルパワー化)

マフラーサイレンサーO/H

フューエルポンプ交換

フューエルフィルター交換

フューエルホース交換

エアクリーナーエレメント交換(K&N)

前後ブレーキフルード交換


正直整備代だけでもスゲーっす( ´∀`)


これだけやっても今後まだ何があるかはわからないのが古い単車の悲しいところですが

これから乗りながら部品を探したり、気になるところを綺麗にしたり

やろうと思えば色んなことができるので結構楽しいんじゃないかなと。

勉強にもなりますしね。

大事に可愛がってくれたら嬉しいな。

さらば俺のZX-10!



そんなわけでさらば!











2021年6月13日日曜日

整備がつづく。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)

1号機が1番と言いつつちゃっかりZX-10でも走っております。


このZX-10、燃料計という便利な物がついていまして。

車検終わって満タンにしてから、あっという間にEレベルを表示。

しかしリザーブという便利な物もついているので、ガス欠になったらコックを捻ればOKと

たかをくくっておりましたらホームコースを登り切ったところでガス欠。。

よくスライドするTZR氏が居たのに残念ですが山を降りまして

給油すると13L。。。満タン22Lのタンクですからおかしいですね。

そして帰り道、家の手前でまたストールしまして。

イグニッションをONにすると燃料ポンプが空打ちしているので

こりゃ燃料落ちてないっすね( ´∀`)


ってなワケでエアーベント関係を清掃チェックすべくタンクキャップを分解。

オーバーフロー経路の通気をベンチレーションと間違って確認するパターンがありますが

内圧をコントロールしているのはあくまでもキャップです。

勿論、ホースから換気しているのでホースの詰まりも要チェックではあります。

車種やキャップにもよりますが。


最初、キーを捻ってもロック解除出来ないというかキーが回らなかったのですが


リターンスプリングが錆びついていまして。

ついでにこの錆粉が通気経路である小穴を塞ぎ気味になっていました。


内圧をコントロールしているのはこの弁で、負圧になったときに通路が開くようになっていて

このゴムビラが張り付いたりしていると外気を吸入できなくなり

燃料がキャブへ落ちなくなります。

因みにこの弁の動き次第では口笛を吹いたり猫の鳴き声を出したりします。

さらに因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の安いキャップが

ヤフオクでもAmazonでも楽天でも売っていますが

あのキャップのベンチレーションにはこういった凝ったバルブは無く、

とりあえず交換するには良いかもしれませんが物としては値段なりで

全然良い物ではありません( ´∀`)


キーホールのキャップのヒンジには鋼球とバネが入っていて

開閉に節度感を持たせてありますので、ココも清掃と軽くグリスアップしまして。

因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の(以下略

は、この部分が単なる棒です。

つまり内部パーツは殆ど互換性が無いので部品取りにもならないシロモノです( ´∀`)


あんなモノ装着する位なら純正を使えるようにしたほうがよっぽど気持ち良いでっせ。

んでまぁしっかり清掃して組み直します。

(コマケー人の為に記載しておきますが、写真の金の輪っかは逆向きに置かれてます)

燃料ポンプを介さずに直に燃料を落としていた時には出なかった症状なので

ポンプで燃料を引っ張るようになってタンク内の負圧が高くなったのかもですね。

突然のエンジンストール(ガス欠症状)となると燃料系や点火系を疑ってしまいますが

タンクのベント不良も結構よくあるパターンなので、私は真っ先に疑います。

余談ですがレスキュー要請でお電話いただく事が結構あって

その際よくある燃料系トラブルは、このタンクのベント不良と

最も多いのがコックをリザーブに切り替えるだけで解決。つまり単なるガス欠です( ´∀`)

ついでに電気系統のトラブルは

バッテリー端子の緩み

メインアース外れ

コイルへの電源線が切れかけ

メインのサーキットブレーカーナットの緩み

なんかが多いです。

因みに私は少年の頃、バイト帰りにエンジンが始動しなくなって

バイト先のガソリンスタンドの軒先で

点火系をバラしてコイルやイグナイターやプラグコードを徹底的に交換し

ピックアップセンサーを疑ってバラしにかかりかけたところで

キルスイッチがOFFになっている事に気づいたボンクラです。


そして車検に行く前にクーラント交換して内部を徹底的に濯いだはずの冷却系ですが

リザーバータンクの緑の液体がみるみる茶色に変色していきまして

どうもちょっとやそっとの汚れっぷりではないようなので

ワコーズのラジエーターフラッシュを投入して徹底洗浄しました。


使用方法には洗浄液を投入して30分アイドリングせよとありますが

私にはGPZ系エンジンでコレをやる勇気がなく、少し走行させてからドレーンして

何度も何度も濯ぎまして。

↑はだいぶ透明感が出てきましたが、ゴミがまだ出てきている様子です。


排出液が石清水の如し美しさになるまでひたすら濯いではポンプを回して

ようやく綺麗になりました。

こういった水路の洗浄は非常にメンドイので、メンテされていない液冷エンジンは嫌いです。

その点、同じ液冷でも油冷はこんな事にならないので最高ですね。

これまた余談ですが実は私、初期油冷Rが超好きです(´∀`)


リザーバータンクのクーラントも緑色をキープできるようになりまして

超絶気持ちイイです🎶


ついでにカウルをブった切ってエンジンが丸見えなので

エンジンを洗車しました( ´∀`)


さらについでに、チェーンが汚かったので清掃しました(´∀`)

ZX-10のチェーンは532という鬱陶しいサイズで530コンバートも考えましたが

装着されているEKのZVXは3万円くらいする高級品である事に気づきまして

汚れを落として寿命まで継続使用する事にしました。

チェーンは高性能なシールチェーンが一般化した現在、昔ほど清掃注油が必要なく

むしろヘタな清掃でシールを傷めてしますケースがあるので

新品の時から汚れが付着しないようにメンテナンスに気を遣うのがよろしいかと思います。

チェーンの手入れ具合もその車両の愛され方を如実に表しますので要チェックです。

汚いのはともかくチェーンルブで真っ白になっていたり、ルブのダマがあるなんてのも

ゴミを呼ぶだけで全然良い事ありません。

シールチェーンは必要部分に注油したら入念に拭き取っておきましょう( ´∀`)


まぁとにかくこれでだいぶ気持ち良く走れそうでなによりです。


まったくポンコツは大変だぜっていう話でした。


ではさらば!








2021年6月4日金曜日

ZX-10。


みなさまごきげんよう( ´∀`)

常日頃オートバイと戯れている私です。

しかし時には失敗をかます事もありまして


早い話が我がZX-10の中古新規登録で検査落っこちました。

事前にスマホの(どうでもいい事ですが3月からスマホデビューしとります)の

騒音計を使って近接の音量を計測していたのですが

そもそも計測している時点で不安な音量だった訳で

どう頑張っても104dbで思いっきりアウトでした( ´∀`)

JMCA認定マフラーだし何とかなるっぺと思っていましたが甘かったですね。

サベージの登録のついでに行ってきたんですが、やっぱりついで作業は良くねぇっす。


で、私のZX-10は元々新品の前後タイヤとツキギ管を購入したようなもので

サイレンサーを交換するとか詰め物をするとかはもっての外という自己ルールがあり

その自己ルールに則りツキギ管を本来の性能と音量に戻す事にしまして

全くもってワケわからん単車を買ってくると大変ですw

内部構造を見るとパンチングパイプはテーパー状で結構凝った作りですが

これだけカーボンやら何やらが詰まるとそりゃ煩いですね。

この枯れ果てた音がイイんですけどね。


マフラーの音量がデカくなる要素はウールが劣化して音量を吸収出来ないのもありますが

このパンチングパイプが目詰まりしてウールまで排気が行き渡らず

サイレンサーがストレート化してしまう事の方が原因としては大きいかと。

ってかすげーカーボン詰まってますけど燃調大丈夫なんかコレ。。。。


で、消音剤はツキギのものとは少し異なりますが、ステンレスウールとキジマが出している

アコスタフィルという高性能な消音材を用意しまして。

こもアコスタフィル、ガラス繊維を糸状にして編み込んであるので

繊維がバラけないので耐久性も作業性も高くて、価格は高いですがコスパは良いです。


パンチングパイプにはステンレスウールを巻きまして。

このウールがメインの消音材に対するクッション的役割を果たすようになっています。

ちなみにスチールウールだと結露で錆びてしまって次第に吐き出されてしまったりするので

少しでも錆びにくいステンレス製を使った方が良いです。


で、アコスタフィルを巻き巻きしますが

編み込まれていてバラけないので番線で縛る必要もなく、作業は超楽です。

ちなみに、ギュウギュウに巻くと音は大きめ、緩めに巻くと音は静かめになります。


んでどうせ外観はボロいワケなので外筒は磨いたりせずそのまま組み戻しました。

まぁそれは言い訳で、正直そこまでやっている時間がねーっすw


あと、サイドカウルはバキバキに割れたのをFRPで貼り合わせてあって

プラリペアでチマチマ修理していたのですが

右のカウルが何やら熱をかけられたみたいで激しく歪んでいる事に気づきまして

もう完全に直して塗装したりしている時間は無いし

元々B3の赤が多くて直線的なグラフィックが好きじゃない事もあって

サイドカウルをぶった斬りました( ´∀`)

貴重な絶版パーツを勿体ないと思われるかもしれませんが

ハーフカウル化するにはアッパーカウルを切らなきゃいけないし

形が残っているカウルを一番温存できるのがサイドカウルチョップだったというワケで

意外と愛情深い作業なんですよ(私なりに)w

ってかキカイダーみたいでカッケー🎶


黒面積が増えたのは喜ばしいのですが、今度は赤が足りなくなったので

アンダーカウルに赤をあしらいました( ´∀`)

オシャレです。


そんでもって、エンジンをかけると左サイドからカチャカチャ音がするのが気になり

もしやカムチェーンかとビビりましたが

サウンドスコープで聴くとオルタネーターからでして。

バラしてみるとカップリングブレードの固定ボルトが緩んでいました。

全く緩み止めが施されていないのは何か理由があるのかもしれませんが

低強度のネジロックを塗布して10Nmで締め付けまして

ちなみに私は自分のものとして購入したバイクはサービスマニュアルとパーツリストを

必ず購入するという性癖の持ち主です(クソ高かったですw)。

おかげさまでだいぶ静かになりました( ´∀`)


私のZX-10は実はUK仕様でしてキャブヒーターとかが付いていて

メインジェットとニードルがフルパワーと違っていてちょっと去勢されているので

K&Nのフィルターに交換しつつ、ついでにボロいキャブ自体も交換して

MJ140のPJ38にニードルをN14Cという構成で解き放ってあげる事にしました( ´∀`)

さらに燃料ポンプとポンプホルダーと燃料フィルターにホースも交換して

調子も気持ちも良くなりたいという気分です。

って言うか調子も気分も良くなりました( ´∀`)

まぁポンプ無しでタンクから直にキャブに燃料引っ張っても問題ないんですが

多分11000までキッチリ回せば燃料が追いつかないんでしょうね。

恐ろしい単車ですまったく。


そしてリベンジマッチで無事に登録できました🎶

前方にはめっちゃ綺麗なGPZ900Rが居て忍者が2人状態ですが

前の900忍者より私のポンコツ忍者の方が古いのが笑えます。

ちなみにZX-10ってGPZ900Rより軽いんですよね。


無事にナンバーもついたので小躍りしながら走り出しましたが

まぁ慣れないバイクなのでシフトポイントはわかりにくいし

3500rpmから猛烈に回り出すエンジンで

通常の交通の流れに乗って走るのは息が詰まる思いというか

こんなバイクで何処走るねんwwwっていう感じが強いというのが第一印象で

果たしてコレにハマれるのか?と不安になりましたが。


杞憂でしたw

このZX-10という乗り物は、強大なパワーそして猛烈なトルクを

絶大なスタビリティをもってして極めて平和にポッケから取り出すような

モノスゲー懐の深いバイクです。

ハンドリングは素直でフルバンクしていても車体のどこも地面に接したりしないし

不安な要素をよく潰してあるっぽいです。

さすがに重量はあるので、うっかりトラクションを抜くと軽量車に比べてアブネーですが

それは基本どんなバイクでも同じですからね。

後のZX-11もそうですが世界最速のツアラーというイメージが先行するバイクだけど

カワサキは30年前の当時、ツアラーというよりもスーパースポーツを作ったんだなと。

つまり私はZX-10にどハマりしたわけで

そもそも何故今、別な単車に乗る必要があるのか疑問を抱かれる人も居るかもしれませんが

一応この一連の行為には私なりの大義があって

その理由はそのうち明らかになるとかならないとかという話です。

まぁわかってもらうつもりも別に無いんですけどね( ´∀`)


さて往きますか。








2021年5月13日木曜日

中古車の買い方は色々だけど。


 みなさまごきげんよう( ´∀`)

バイクシーズンに突入しまして、さらにコロナ禍という事もあるせいか

オートバイを買いたいという相談をここ最近よくお受けしまして。

まぁ私はオートバイ販売業ではないので、私が見て信頼できるお店を紹介したり

購入にあたってのアドバイスなんかをさせて頂いたりしています。

で、まぁオートバイを買うとなると出来るだけ安く買いたいですよね。

それは消費者として当然の心理ですし、私もそうです。

だからこそ言わせて頂きましたら


高くて良いものを買っとけ!


という事です。

もうね、世の中のルールとして基本は安かろう悪かろうなんですよ。

例外的に凄く良いものを安く提供されているパターンもありますけどね。

中古車においては余程の良縁でない限りは殆ど安かろう悪かろうです。

まぁ今日はそんな話にお付き合い頂きたいわけですがですね、


イヤー、私もオートバイを買ったんですよ(´∀`)

1990年式のZX-10でUK仕様のB3です。

当然、私はオートバイはタダで手に入るところから始まっていますので

今回も安く買っています。

ヤフオクでwww

↑常連の皆様はご存知の通り私が全力で止める買い方です


ちなみにこの写真は外装を全バラして徹底的に洗車してポリッシュした姿ですが

実際引き取りに行った際に見たコイツは傷だらけの埃だらけのボロボロで

やってもーた感満点でした。

でも月木デクスターの手曲げフルエキと、前後新品のタイヤを履いていたので

当然それらの代金はペイできる値段で買っているのでまぁ損はねーかと。

この損っていうのがまた個人差が色々あるわけなんですがね。


出品時の写真はですね、ビショビショですよ(´∀`)

濡らしておけば真っ白になった樹脂は黒くなるし傷だらけの外装やスクリーンも

綺麗に見えるんですよ奥さん。

コレを知っていると濡らしたままの出品写真を見た時点でボロさが判断できます。

普通はそんな状態の写真を販売用に使いませんからねw

この車両の出品者はバイク屋さんで、買取で入ってきた車両をヤフオクに流したわけで

要はプロから見て「ダメダコリャ。。ヤフオクに出して処分しよう」となった車両。

エンジンかかりそうでかかりません

タンク内錆無し

レストアベース

ノークレームノーリターンノーキャンセル

これです。

ただ、平成30年の11月27日までは車検があって、それから乗らずに放置との事で

車検証によると前回車検時からの走行距離は3000kmです。

それならまぁちょっと修理すりゃスグ乗れるっぺと思うのが入札者の心理ですわな。

で、そんなボロクソの車体を分解して綺麗にしていきます。

まず愛着の持てる外観でないと何もヤル気が起きませんので( ´∀`)


カウルをはぐれば色々見えてきますが

リーザーバータンクが真っ茶色ですよね。


ホース破けてますよね。

ちなみにこのホースはメーカー廃番です。


中は腐食してグチョグチョですよね🎶

ZX-10はフレームを貫通したアルミパイプにホースを接続して、

その先にサーモスタットハウジングとラジエーターキャップがあるという

冷却水の管理を怠ると即死な設計になっています。

このようにパイプが腐食してホースをクランプできないレベルになると

どうなるかはご想像の通りですw


クーラントなのかチョコレートシロップなのかわからない液が満たされています。

もう徹底的に水路とリザーバータンクを洗浄しまして

サーモスタットはどうせ峠しか走らない事もあって

カワサキ純正流用でローテンプサーモ化して、ラジエーターキャップ交換と。


アンダーカウルの中には断熱材が敷いてあって、5mm厚のカラーでカウルを押し広げてあり

エキパイの干渉対策だと思いますがおもくそアンダーカウルは溶けていまして


ギリギリのクリアランスでエキパイをかわすようにアンダーカウルを最小限加工。

そもそも5mm(左右で10mm)もカウルを押し広げるとデザイン性も損ねますしね。

コイツが当時世界最速であったのはカウルデザインもあってこそのものですから。


サイレンサーバンドを固定するボルトは突き出しが長すぎ。

これだけ突き出しているとフルボトムでブレーキホースを引っ掛ける恐れがあります。


ピッタリの長さのボルトに変更して固定ナットは薄型Uナットに。

内側への張り出しは可能な限り最小限に留めるべきなんですよ。


クラッチフィールが変だと思ったらプッシュロッドのブッシュが激しく摩耗。

これはクラッチ関係に相当無理がかかっていた事を意味します。


その無理がかかっていたクラッチマスターの中はドブですw


ドブなのでヘドロも普通に溜まってますw


クラッチはバッチバチに張り付いていまして

分解してチェック。

スチールプレートはメーカー廃番なのでシコシコ磨いて錆を落として

フリクションプレートを洗浄してオイルに浸して組み戻して

マスターとオイルライン、レリーズも洗浄してクラッチは切れるようになりまして

キャブレターを分解清掃してようやくエンジン始動です。


白く劣化した樹脂類は全て黒く復活させまして

割れの多いアンダーカウルは樹脂溶接にて修正という具合で

後はブレーキと駆動系やってようやく検査受けれるかな?という段階。

さて。

このZX-10が再び公道を楽しく走れるまでに行う作業ですが

外装全バラ清掃、バフがけ
黒樹脂パーツ劣化修理
スクリーン研磨
カウル類破損修正
エンジンオイル、フィルター交換
ウォーターライン洗浄クーラント交換
サーモスタット交換
ラジエーターキャップ交換
クラッチマスターO/H
クラッチレリーズシリンダーO/H
クラッチフルード交換
クラッチ分解清掃
クラッチカバーガスケット交換
ハンドル交換(バーハンから純正戻し)
ブレーキレバー、クラッチレバー交換
ハンドルセンターカバー交換
タンクキャップキーシリンダー固着解除(タンク内錆無しってどうやって確認したんでしょ)
ミラー左右交換(鏡面がガタガタでした)
シート交換(写真には写っていない切れがあった為)
メーターマウントブッシュ新品交換(劣化してガタガタ)
キャブレターO/H
キャブヒーター撤去
フューエルポンプ交換
フューエルフィルター交換
フューエルホース交換
エアクリーナーエレメント交換(K&N)
↑今ココで、この後
前後ブレーキマスターO/H
前後ブレーキパッド交換
前後ブレーキフルード交換
前後スプロケット、チェーン、ハブダンパー交換

これで私が思う車検受けて気持ちよく走れる状態。

もちろん走らせればまだまだ不具合は出てくるでしょう。

で、問題はこの普通に車検受けて走れるようにするまでにかかるコストです。

上記の内容で工賃、部品代プラス車検費用で幾らになるでしょうか?

補償付きで売られている中古車はこういう事をやってある

もしくは

こういう不具合が無い、有ってもクレーム対応してもらえるっていう事です。

理由無く安くするっていうのは利益を削るか

予めぼったくっていた上乗せ分を削るかしか無いわけですからね。

もし安くバイクを探しているのであれば額面は高くても補償付き中古車が一番安いです。

このZX-10のように直せばしっかり楽しく走れるようになるバイクはどうか?

ぶっちゃけトータルコストは同じくらいです。

ただ、乗り出すまでにかかる時間をお金に換算するとどうでしょう。

ポンコツを買ってきて直すのに6ヶ月かかったとすればどうでしょう。

直って帰ってきたらバイクシーズンも終わり(´∀`)みたいなw

結局のところ、スグ乗りたいのであればちゃんとした車両を

ちゃんとした価格で購入するのが一番早くて安いんですよ。

ヤフオクでも、稀に大切にされていたとても良い車両を安く購入できる事があります。

でもそれはレアケースであって、いつでもそういう縁があるワケではないですよね。

何せ欲しい時は欲しい!なワケですから人間は。

趣味で楽しみながらレストアしていくという方向性もありますから

そうであればレストアベース車を買うのも有りです。

ですので上記にあるような不具合を抱えた車両は購入金額自体は安いです( ´∀`)

車両を探す場合は自分が何をしたいのかをハッキリさせておきましょう。

私のZX-10の場合、どうにもならなくて手放したオーナー

そして買い取ってダメダコリャとなってヤフオクに流したバイク屋

これ正解なんです。

バイク屋はこれじゃ利益出ないんですよ。

みんなに捨てられたバイクなんです。

だから安かった。

売られたんじゃないんですよ。

いくばくかのカネと引き換えに捨てられたんです。

でも心配は要らない。

お前は俺に救われる為に捨てられたんだから。

そういうスタンスじゃないとこのテの車両は廃車か解体しか路がないんです。

ヤフオクでも一台丸ごと解体された車両のパーツが溢れているでしょ?

もったいない!と思われるかもしれませんが

一定レベルの程度以下のバイクは直して売るよりバラして売った方が利益が出るんです。

そういう事なんです。

何がしたいか、どうしたいか

必死に働いて稼いだお金をどう使うか

お金を稼ぐのにかかった時間

バイクをベストな状態に持っていく為にかかる時間

そういう事をきちんと考えて

最も安く、しかも楽しくオートバイに乗る。

モノの価値を決めるのはあなただし

決められるのはあなただけなんです。

そしてバイクに携わる業者はみんな思ってます。

お客様にバイクで失敗してほしくない。

と。

まぁダマして悪いモノを高く売る輩もいますが

もうそんな事していたら飯が食えない状況ですから。

もしヤフオクでバイクを買うのであれば初期整備にそれなりにお金をかけてください。

買う時ってコレしかない、コレを逃したら次は無いって思い込んでしまいますが

そうでもないんです。

その前に落ち着いて色々精査して、自分にとってベストな1台を手に入れましょう。

私はバイク販売業車ではなくただの改造屋です。

なのでバイクを買う時は皆さんと同じなんです。

そういう人間の一つの意見として、何かしら参考にしていただければと思います。



ではさらば!