2021年11月27日土曜日

燃料コック修理。


みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` ) 


さて燃料を漏らしだしましたGSX-R1100J型の燃料コックです。

この汚れっぷりからして以前からジワジワと滲んではいたようですが

今回の漏れの箇所はコックレバー付け根からでして。


漏れている箇所を特定したらまず綺麗に洗浄してから分解していきます。


コックレバーにはプライヤーで掴んだ跡がクッキリ。

恐らくですが不動状態からおこす際に固着したコックレバーを無理に動かした為

レバー付け根のOリングがブチブチっと切れてしまったのだと思われ


私が実動させていてコックレバーを幾度となく動かすうちに

どんどん砕けて燃料が漏れだしてきてしまったようです。

こういう長期不動車をオコす場合は何処かが固着しているのは当たり前ですが

如何にやんわりと固着を解くか、部品を破損させないかという気遣いが必要です。

私、こういう車両の作業はものすごくトロいんですが

そういう事を考えたり方策を練っている時間が非常に多いですね。

実際このコックはメーカー廃番ですし。

どうやって外してどうやって分解してどうやって修理するか。

修理がダメな場合何が流用できるか。

もう頭パンパンなんです。


ひとまずはコックを分解してダメなところのみ修理する方向に決めまして。

オーナー氏がデッドストックの新品が売っているのを教えてくれたんですが、、

せっかく新車から付いていた部品ですので

直せるモンなら直して使いたいですしね。

因みに、新品有れば16000円くらいのお品です。

さて。

ネジ部とタンク合わせ目のガスケット関係はまだ手に入りますが

件のOリングはパーツとしての設定はありません。

が、Oリングなんて規格品なので内径と線径さえわかれば手に入れる事ができます。


ヤフオクなんかでもパッキン類と例のOリングをセットにして販売されていますが

自分で探せば安いんです。

ただし、Oリングと言っても運動用や固定用、ニトリル系なのかフッ素系なのか

耐油と言ってもどの油種なのかと言った具合にモノスゲー種類があります。

適切な物を選ばないと溶けたり切れたり、、、、まぁたコックをバラして組み直し。。

なんて事になるので、きちんと選定出来ない場合はケチな事言わずに

ちょっと高いセットを購入しましょう。

まぁ高いと言っても

それを探し出した労力が価格に反映されているだけでそりゃ当たり前なんですけどね。

その辺を読み取らずに額面だけで見る人が多い。

んでそういう人は大抵Oリングの品番をきいててきたりするんですよ。

直す方もコスト面は当然考えます。

たとえばこの後2台燃料コックトラブルの車両がお待ちですが

新品コックの価格が分解O/Hの工賃より安ければ新品を選択します。

もちろん金に糸目はつけないからオリジナルのコックでっていうパターンもある。

ホント、高いとか安いとか価値基準って難しいですよね。

ただひとつ確実に言えるのは、セコい事言ってると必ず損をするという事です。

何でそんな事が言えるかって?


私自身がずっと極めてセコくやってきて結局時間もお金も消費してきたからです( ´ ▽ ` )


まぁそれで得たモノも多いので一概に損とは言えないかもしれませんが

どういうプロセスで、結果何を手にしたいかはよーく考えた方がイイですよね。


悩むより考える方が楽しいですしね。


ではさらば!