2021年11月13日土曜日

里帰り車検①フロントタイヤ交換。

 みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` )


さて本日は5年前に完成納車した1号機のライトバージョン、、

ライトバージョンとは言っても全然バキバキの改造車ですが

丸5年ぶりに里帰りしてきましてお車検のご依頼です。

オーナーも色々手を入れてくれていますが

2回に1回は製作者に診てもらおうというワケですな。


さすがに5年走り続けてるだけあってだいぶヤレてきましたね( ´∀`)

そりゃ悪い事じゃありません。

飾りモノにしないできちんと乗ってもらってるってコトですから。


ペイント部分には怪しい浮きはおろか錆ひとつ無い。


ちょうどマウントのところにチップ傷がありますが全然錆びていませんよね。

表面のブラックは割れて剥がれていますが、その下にはグレーのサフェーサー。

さらにその下に防錆プライマーが見えています。

写真の通り4層の皮膜がベースの鉄を覆ってるワケです。

当然乗り物だから使用過程で塗装が剥がれてしまう事はある。

でも錆びてこない。

これがね、下地に異様に手間かけてる成果です。

10年はカルくもつように。

年数が経たないとわからない事。

つまり乗り続けた者しか知り得ない事なんですが

あの時かけた時間とコストがこうやってゆっくり返ってくる。

やった事には必ず結果で応えてくれる。

それが愛機ってヤツです。


さて、フロントまわりから作業はスタートしてまずはタイヤ交換。

2015年製造のAVON SPMK2の3.25-19。


摩耗は限界というワケではありませんが

さすがにオゾンクラックが入っているので交換します( ´∀`)

こうして割れが出てくるというのはタイヤの油分が抜けちゃってるので

当然性能は全く発揮できませんので。


おお、カーライルのチューブが珍しい( ´∀`)

って私が組んだんですけども。


ハイ。タイヤ入れ替えまして。

それにしても随分サビたもんですなぁ。


こうなっちゃうとガビーンって思って諦めちゃう人が多いんですが。

クロームメッキの場合は真鍮ブラシやスチールウールで根気よく磨くと

結構綺麗になるんです。

ちなみに国産車にありがちなユニクロメッキは余計錆びるのでダメですよ。

ステンレスやクロームのスポークは高価ですが

そういう耐用年数が段違いなんです。

錆びたり汚れたりしたら磨いてやる。

どうしても取りきれない錆は当然あるんだけど

その残ってる部分が本当のヤレなんです。

ただ汚れてるのとヤレてるのは全然違う。


ニップルが錆びてますが。。後はオーナーに頑張ってもらいますw

汚れたら拭けばいいし錆びてきたら磨けばいい。

新品みたいにピカピカにならなくてもいい。

好きだってコトは諦めないってコトだ!

ただタイヤ替えるのにそんなコトに時間かけてどーするって話かもしれませんが

私は製作者なワケだから。

ハード面だけじゃなくて乗り方や付き合い方とか

そういうコトも共有していきたいですよね。

誰にわかってもらいたいか。

だったらまず私が手を汚さないと。


さて無事にフロントタイヤ交換も終わりまして、お次はフォーク関係に進みます。

今回は5年走ってもらって、車両もオーナーに十分馴染んでいるので

乗り手に合わせて走りの面をもう一段階上にもっていくべく

ついでに当時の私がどうでもいいやと思っていたけど

今ではどうでもよくなくなって気になるトコなんかを補正していきます。

私も5年間で進歩してるはずですから( ´∀`)


ではさらば!