物販ブース展示でお向かいのブースの方に立ち入る事を快諾いただいたお陰で
真横からのショットが撮れましたこちら。
JACKRINDOWショベル奥本号。
大神戸河田氏の指導のもとに製作された一台ですが、作業は奥本氏本人によるもので
自身の手でここまで持っていくのは並大抵の努力で成し得る事ではありません。
完成後貫禄が増してきていて、こちらも良いバイクです。
フレームワークとしては定番のスーパーショートフレーム。
ですが壱号機とも弐号機とも違う新しい手法が伝授されていて、
お陰で綺麗で自然なラインを手に入れています。
フレームを再構築するという利を活かす形で
立ち上がり部分を前に寄せてミッションマウントをリアレッグ中心線に取る事で
リアレッグの自然なラインを潰さないように考えられている。
フレームとヘッドやオイルタンクのクリアランスはとことん詰める方向で
この隙間感はケースバイケースですがキュッとしたまとまりを生んでいる。
完成してからも作り直しているタンクは定番の形状ですが
当初の田中屋塗装店のパテワークとペイントではなく
自身で整形と塗装が行われていて、それがオリジナリティを与えていますね。
くすませたフレイムスが独特な表情を持っていて
いやはやプライベートでのペイントとは思えない雰囲気です。
底面は角を丸めるだけでなく全体に丸みを帯びている。
本来フレームとは別体の部品であるタンクをまとめて見せるという効果が出ていますね。
トリプルは製品版33ナローではないオフセットが異なるモデルを鋳肌加工。
不細工なキャップボルトでミラーを固定していますが。。
この方式は構造と経験上ステーが割れる恐れがあるのと、見た目の問題から
ステーをどこかしらに溶接固定してしまった方が安心ですね。
ステップの支柱もH断面で美しく仕上げてある。
カーライルの縦溝タイヤは5.00-15ですから、このバイクが如何にコンパクトで
尚且つそれでいて普通に仕上がっているかがご理解頂けるかと思います( ´∀`)
良いバイクですね。
これだけのものを造れるわけですから
JACKRINDOWとして後に続く車両の登場に期待したいと個人的には思います。
先を走る者の責任、成し遂げた者の責任として
是非ともその精神を受け継いでいってもらいたいなと。
人に教わる事や影響を受ける事は悪い事でもカッコ悪い事でもなく
先へ進むには必須の条件だと思います。
作った者にしか知り得ない世界が確実に在ると私は思いますので。
こういう車両が一台でも多く生まれるのは楽しみでもありますしね( ´∀`)
と、ちょっと個人的意見すぎて申し訳ない雰囲気ですが
次回からは実際に会場で観させて頂いた車両の写真を載せていきたいと思います。
それでは。
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