かなり改造されたエボスポーツ。
シートレールを大きくドロップしてショックマウント部分は上げる形にしてありますが
大きめのサドルシートを被せる事でサス付きでは盛り上がりが足りなくなるシートに
上手く高低差を出している感じです。
オイルタンクは複雑な曲面でドロップしたシートレール内に収まりつつ
激しく内寄せかつクロスした排気も避けてる。
それにしても通常はリアより飛び出すフロントの排気が
一旦リアよりも内に入る様は初めて見ました( ´∀`)
シートレールを大きくドロップするとエボスポの場合ビックリするくらいに
シートレール下のスペースが小さくなるんですが、恐らくキックキットの導入により
バッテリーレスにする事と、セルモーターを省く事で
オイルタンク容量とマフラーが通るスペースを確保していると思われます。
それにしてもフロントバンクのマフラーは物凄い角度で曲がってきてる。
これはこれで、排気ポートが結構外を向いてるエボスポの特徴を生かしたとも言えます。
フェンダーのマウントからナンバーのブラケットが生えてて
フェンダーのエンドはサボらずにちゃんとリブが入ってる。
まったくどこにピント行ってるのか意味不明な感じですが
低いエボスポーツのメインチューブでこれだけタンクを被せるのは結構大変です。
特にリアバンク側は大きく避けててセンター部に左右の渡しを通してある。
これによってリアのロッカーカバーとメインチューブの間の隙間も埋めてあります。
ブリーザーは開放型。
ネックの補強は穴空けで軽く見せてあってちゃんとパイプが溶接されてる。
あと、ピンストを入れる事で太いフレームを視覚的に細く見せてる。
ステップはミッドハイでリンクを介してキチンとマスターを押すようになってますね。
固定ボルトが細いだけに個体箇所を多く取ってある。
リアショックも内寄せする為にマウントを薄くしてありますが
その分表側から挟み込むようにマウントが追加されていて、
装飾だけででなく意味がある造形物になっている。
エボスポーツという難しいベースでストイックに幅を詰めてあるバイクですね。
クロームのエンジンも上手く生かした感じだと思いました( ´∀`)
メッキフレームにパールホワイト外装のトラでして。
今年は単色のバイクとか、あまり派手ではない落ち着いた色彩のバイクの数が
これまでよりも増えているような気がしました。
派手さは全くありませんがまとめ方が綺麗で、早い話がオシャレな気分です( ´∀`)
照明も焚きすぎていなかったりして目にも優しかったですね。
こういったSHOW会場にシンプルなバイクをブッ込んでくるというのは
個人的見解ではありますが強い主張があるように思いますね。
未完成のシルバーのバイクを展示している私が言うのもナンですが(爆死
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