実に5年ぶりにその姿を見た弐号機。
製作が始まったのは確か2009年で、
空白の期間を経て2013年のSPEED AND CUSTOM SHOWに合わせて完成した。
しかしながらエンジンの修理がままならず5年の歳月が経ったんですよね。
エンジンがナックルである事よりも
リアに14インチを履いていて普通に見えるこの佇まいこそ弐号機の凄さだと思います。
作った本人はライトカスタムだと言うので、
「どこがやねん!」というツッコミが入りますが
確かフレームの切断箇所は少なくてパイプも元のフレームのものを使っているので
そういうフレームワークの面ではライトカスタムだという意味でしょう。
改造箇所は当然多岐に渡るのですが、それはご覧の通りですね( ´∀`)
14インチが普通に収まるショートフレームですが
アクスルからネックにかけて一直線になるようにリアレッグを下げてある。
そしてそれに合わせてオイルタンクは薄くなってる。
巨大なボルトとナットからサンダーで削り出されるタンクキャップが懐かしい!
フレームが下がった分の辻褄は下側で合わせていますが、
ミッションマウント直後からリアレッグが立ち上がるところが壱号機との大きな違いで
アクスルプレートの差し込み部分にも無理が出ないようになってる。
そして14インチのホイールは「カル鉄」。
このホイールもイイですよね♪
ネックは手を入れていないようでネックパイプはサンダーとヤスリで削り込んである。
フレームはさり気なく下地に凝った塗装がしてあったはず。
サイドカーループ部分の処理と
フレームがよく見えるように大きくて邪魔なステップのプレートは小さくされてる。
こういうリサイズの嵐もこのバイクの見どころですね( ´∀`)
肉抜きと黒サビ加工された33ナロー。
トップボルトに直付けのハンドルはナロートリプルなればこその仕様ですね。
ヘッドライトのステーは無骨な造形。
それに支えられるヘッドライトはナショナル製。
鉄の鋳物グリップ。
フロントは19のカル鉄で黒サビ加工はフォークインナーチューブにまで及ぶ。
田中屋塗装店による限定カラーモチーフのペイントが施されたエッグタンク。
ペイントに目が行きがちですが、
タンク本体の造形はエッグタンクとは思えない程シャープ。
このタンクの為に作られたと言っても過言ではない鋳物のタンクキャップ。
乗っかるだけになりがちなエッグタンクですが
お尻の部分を綺麗にフレームにかぶせる事で車体全体としてのまとまりを見せてる。
フェンダーは緩やかだけどシャープな跳ね上げ。
壱号機に比べて後ろにアイキャッチが無い為、
ペイントも含めて視線を後ろにも持っていくようにしてある。
それにしてもこれもワルいバイクですねぇ( ´∀`)
路上に躍り出てくるのが楽しみでなりません。
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