みなさまごきげんよう。
手前のヘルメットにピントが行ってしまい
相変わらずミスショットな私で申し訳ございません。
今回大きなブースで沢山のフラットトラックレーサーが展示されていまして
Have Fun!という集まりで、プロからアマまで自分でバイクを作って
それでフラットトラックを走るという企画らしく
これはそのメンバーである犬さんのマシーンであります。
レギュレーションはエンジンとホイールサイズ、自作フレームといった感じだったかな?
LIFANの150ccエンジン。
耐久性がぁあああとかあるかも知れませんがレースユースならカワイイもんですね。
短命でも思いっきりブン回して、壊れたらバラして直す。
そういう刹那的な面もHave Fun!なのでしょう。
タンクはトーハツランペット。
エンブレムはアルミ板にINU。
古めかしい造形のタンクにこのアルファベットの並びは独逸NSUを彷彿とさせますね。
トリプルはレーサーらしく削りのパーツ。
フライトタグがブラ下がっていてこれは離陸前に取れ!という
航空機や戦闘機なんかの安全装置用のタグですが。
FLIGHTではなくFIGHTになっていて芸が細かいです( ´∀`)
さりげなくきちんとしてるシート。
ケツの移動も多いでしょうしバイクをコントロールするのにシートは結構重要ですから
それがスライドコントロールとなると更に難しそうです。
XLR250の純正オイルクーラー。
純正流用好きには定番のアイテムですね。
ショックブラケットはアングル可変でキャリパーはGMAですかね。
こうやって作られたバイクは作り手がどんな環境に居るのか
使用パーツでうかがい知れたりします。
ロッドのロックナットが緩んでいるのかターンバックルになっているのか。
こういう部分はリターンスプリングの張力の設定だとか
リンクの適正な角度だとかを知るのに持ってこいで
自作すると非常に勉強になりますね。
左回りの為シフターはかなり上向きに付けられてると思われます。
トルクのあるエンジンだと良いギアに入れっぱなしでアクセルとクラッチで
スライドコントロールする感じなんでしょうか。
ヘタッピな私には想像がつきませんが楽しそうです( ´∀`)
自分で作ったバイクで、実戦的に走る。
この試みはバイクを作る面でも、走りの面でも大きな意義があると思いまして
原付から始まっていじっては壊し
125や250、400そして限定解除みたいなステップを踏んでいくという
昔ながらの単車乗りの流れが古臭くなりつつあると言うか
バイク人口減少もあってそういう流れに乗りたくても乗れなかったりする昨今ですが
如何に作るべきか、如何に走るべきか考え実践、実験をする事が出来るこの試みは
ビギナーからベテランライダーまで初心を味わえて良い企画だと感じました。
クローズドコースであれば安全ですしね。
メーカーがそういうバイクを作ってくれなくなった一因は我々にもありますが
無ければ作る!という精神は皆さんご存知の通り大変魅力的です。
業界の色々なところにこういう熱源が点在するようになってくれると嬉しいですね( ´∀`)
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