こちらは2015年完成の四号機。
四は大字にすると難読(肆)なので漢数字でお許しくださいませ。
ピントが甘くなってしまい申し訳無い限りなのですが
人のは作らない大神戸のレアケースで、恐らくこのパターンはもう無いでしょう。
ジェネレーターケースではなくコーンショベルが搭載されていますが
このカッコよさであればモーターは何でも良いじゃないかと思わせられますね。
そして全車に共通する、あり得ないホイールセットアップでのまとまり方は健在。
製作時間が限られていた事もあって、フレームワークもそれを計算に入れたもの。
要は弐号機の手法と参号機のラインの合わせ技でショートフレームを構築している。
ここの隙間の詰まり具合がそのショートさを物語りますね。
ウィッシュボーンフレームである事も含めれば
要素としてはこれまでの全ての車両の特徴を有する事になります。
ホイールはカル鉄。
カルマグのリデザインなわけですが、非常にシャープでありリムデザインも美しい。
フロントは19インチ。
これが巨大な鉄の塊から削り出される事も驚きながら
さらに最終仕上げが手作業にて行われる事も驚きです。
パーカライズドの33.4アウター。
細かい事ですがドレンボルトは要交換ですね。
絞り込みの効いたナロースポーツスタータンク。
肩のRは丸めにしてありますが、底板w巻かない場合はこの手法が有効です。
濃紺ベースのペイントは田中屋塗装店。
グラフィックがこれまたイカします。
ヤレた感じというよりは予めこういう表情といった風情で
どこかカリッとした独特な質感があります。
シートは参号機同様にPLAN-Jによる本革手縫い。
33ナローに、専用設計のナロー分割ライザー。
インナーチューブは6インチオーバーで私の所にストックしていたものです( ´∀`)
恩着せがましく言うとw
ヘッドライトは奥目に押し込んでステーは別体。
ブレーキアームは良い感じの造形。
そしてエンジンもどこか丸みを帯びてて、
私もコーンショベルであればこんな感じにしたいです( ´∀`)
チェンジペダルも良いですね。
きちんとしたチェーンガードが付いてる。
ネックは三角窓を開けずにタブを落としただけに留められてる。
ここら辺は匙加減というか、バイクのキャラクターに合わせた感じですね。
ペイントが地味目なのでフェンダーの跳ね上げは大き目。
このまとまり感はタマラン。
大神戸がコンプリートとしてバイクを作ればこうなる。
と言えるくらい、何というかリアリティのある一台で
コーンショベル乗りにも大きな夢を与えるバイクと言えますね。
次回は同じくコーンショベルベースでスーパーショートフレームの一台を掲載予定です。
ではさらば!
。
。
。