2020年1月4日土曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #15






軽快にボバった感じのパンで良いなと。

前後ホイールとタイヤのサイズやパーツセレクトのセンスが良いからだと思います。


前後16が定番と言うか元々のサイズなわけですが

大柄なビッグツインはホイールベースが長く見えるので

こういうサイズ設定にもっていくとコンパクトで軽く見えますよね。

コンパクトという言葉は1つの定番なんですが

何でも小さくする事を指すのではなくて見せ方の面も大事ってのを表してるわけですね。

例えばリア14インチをぶち込めばホイールサイズはコンパクトですが

そうするとフレームを詰めなきゃいけなくなるわけです。


リアフェンダーもラウンドしていて少し被る形状で、私はこの形好きです。

で、シートはベイツだと思いますがソロでピリオンも無しで


車体後半をこういう軽め設定にする事で綺麗な形状のタンクが生きるって感じです。

こういう手法はショベルに3.5ガロンタンクを使う際にも有効かと思います。


エキゾーストの取り回無駄なクネクネとか無くて

最短距離で避けるものを避けて2IN1で

跳ね上げ具合もフレームのレッグに合わせるとかではなく程よい具合。

ラインを揃えるのも大事ですが良い所を通すってのはもっと大事ですね。



このショベリジは普通にシンプルですがマフラーの作りとかとても丁寧で

ミッドハイペグにタイヤも前後BT-45だったりして本気で走れるチョッパーという具合で

こちらもセンス良くまとめてあるなと思いました。


リジッドフレームは社外ですし特別珍しいパーツを使っているわけではありませんが

パーツの配置とか配色のセンスが良いんでしょう。

ミッション後ろに置かれたオイルフィルターやポジション作りからして

走る事が大前提なのも良いなと。


プレートでライトステーが作ってありますが

ステーの造形がどうのと言うよりは

ハンドルの高さとアンダーステムの真ん中にヘッドライトを持ってくるという

位置関係が全てで、ヘッドライトの位置はステーの形より大事です。



前後セブンスター。

ちょっと横道にそれますが

セブンスターキャストはシェルビーダウドの星型6本キャスト「デイトナ」の

7本バージョンといった作りですが、これを作ったHenryABEが後に

「デイトナ」に改名したってぇのは面白いデイトナつながりですね。



スムージング35にフォークカバーかと思います。


ピーナッツタンクは縁にリブがつけられていてピーナッツっぽくなっています。



ソリッドカラーの車両が結構多かった気がするのは私だけでしょうか。


外装とフレームが同色となるとフレームのラインが目立ってくるので見せ所ですね。

あと、色が入るとパイプの太さも違って見えるのでそこもポイントです。


カニ足でナローなZバー、ツバ付きのHELLA2段置きにリブ付きフォークカバー。

フォークは39でアルミのナロートリプル。


39トリプルはパーツの入手のしやすさと

インナーチューブがテーパーじゃないところが色々やりやすいですね。

33も41も35も古いモデルはロングインナーの入手も大変ですし

ある程度の車格のバイクには39がこれから救世主になるかもしれませんねぇ。