2020年1月22日水曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #21





すごく綺麗な1940年式マーキュリーです(´∀`)

この40年もそうですが、マーキュリーは30年代からずっと雲みたいなラインを纏っていて

50年代に入ってだんだん尖っていきますが56年まではこの雲感を維持し続けていました。

これこそがマーキュリーが素晴らしい理由だと個人的に思っているわけですが


そういったベース車両の美しさを引っ張り上げる形でボディをモディファイされている

こういうハイレベルな車両はもうオーラが違います。

チョップトップの匙加減やピラーのスラント具合、ルーフのラインと

とにかくライン、シルエットを美しく見せる大技の連続に溜息が出ますね。


ショウボードもカッコいいなぁ。。。


色のセレクトもそうですが、変な事をしようと思えばいくらでも出来るわけで

実際に変な事をしちゃった痛い車両も居るわけですが

やっぱりホンモノはど真ん中ストレート一本勝負です。

王道中の王道、ド定番で勝負かけるわけですけど

だからこそ圧倒的なものが生まれるんですよねぇ。


こちらもド定番の年式である55年シボレー210ですが

フィフティーズっぽい2トーンを避けて美しい白一色とする事でニワカ臭が全くなく

しかもスーパークリーンに仕上げられていて

やっぱり佇まいが只者じゃねーっす。


「人とはちがう」っていうのを求めるっていうのはこういう事なんですよ。

車種の選択だとか改造の度合いだとか、かかった金額じゃなくて

「人とはちがう」っていうのは

「どういうスピリットを持っているか」なんです。

まぁそういうスピリットを持った人っていうのは

人とちがうかどうかなんていうどうでもイイ事は基本的に考えていないんですけどね(´∀`)

「人とはちがう」のがイイっていうのはむしろ誰でも普通に思ってる事ですから。

そんな事よりも「自分はコレだ」っていう信念こそが大事なんですよね。


配線、コード、パイプなんかはブラックアウト。

赤と青のフィッティングのメッシュホースに黄色や赤のプラグコード

なんてぇのとは次元が違います。


コンチキットがコレでもかってほど上品についてる。

今時のプラスチックの塊みたいな車はエッジを効かせるべくパールを多用してるけど

本来はこういうボディラインの車の曲線を際立たせる塗料で

尚且つクロームとのコンビネーションも良くて、

つまりこの車両は相当ハイセンスです。


ゼファーと言うとカワサキな感じですがネーミングはこっちが相当先。


1937年、、、


66年リンカーンコンチネンタル。

60年代のボディは車高を落とすとワイド&ローが強調されてカッコいいですね。

ホイールのサイズやデザインのセレクトがハイテックに走らず

大径のワイヤースポーク風ビレットホイールに

このサイズでは見かけないホワイトウォールタイヤを履いていて上品でした。


観音開き。


普通に渋いな。


リンカーンが続きましてこちらは40年のラサール。

80年前の車をこうやっていじり倒してるわけで

場合によってはフレームをイチから作り直したり、ボディもほとんど作り直しみたいな

猛烈な作業を要するわけですが

アメリカではそういった作業を行うショップがあるだけでなく

ビジネスとして成立していて凄いですね。

もちろん、ビジネスとして成立すると言う事はニーズもしっかりあるわけで

ここにあげた車両達同様

日本でもそういう事になっていけば嬉しいですねぇ。