2020年1月7日火曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #16






なんとエスハチです(´∀`)

国産旧車の出展も多く、ドラッグレーサー等レーシーなスタイルもまた多いのですが

このエスハチのようにゴリゴリの国産レーサーというか

アメリカの寄りじゃない車両の出展は珍しいと思います。


全体的には当時物のレーサーの雰囲気で、というか当時物の部品構成ですが

タイヤは今風にネオバのAD06で本気で走ってる感がビシバシです。


この3連のルーバーがついたハードトップはRSC製で

純正の丸みを帯びたハードトップと違い硬派な雰囲気が漂います。


スペアタイヤパンがあることからチェーンドライブではなく

後期のリジッドアクスルモデルかと思います。


バンパーレスにグリルにとりあえずくくっただけみたいなナンバーが走り屋の風情です。

ところで最近ナンバーの両端をクシャッと折ってる車をチョコチョコ見かけますが

せっかく車を仕上げてるのにナンバーがしゃくれていて勿体無く

ナンバーを隠す目的ならナンバー取っちゃった方がクールだと思います。


RSCつまりホンダレーシングサービス「クラブ」ですが

この後同じくRSCですがホンダレーシングサービス「センター」になり

現在のHRCへと繋がるんですよね。

このステッカーも硬派な感じでいいなぁ。



色と細部のツメでかなり印象を変えたカニ目。

こりゃ普通にカッコイイですね🎶


英車ってどこか紳士的なイメージが先行してしまいますが

こういうフィニッシュだと上品なヤンチャさが醸し出されて

いやはやセンスの良い仕上げです。


グッドイヤーのホワイトレターが入っていますが

タイヤ自体はBS のネクストリーです(´∀`)

これは作り手の遊び心だと思いますが

ネクストリーのロゴを頑張って白く塗っちゃってたら大コケするところです。

自分でやるホワイトレターはそれなりの説得力が無いと、、、

ブリヂストンやダンロップのロゴを白く塗ったりしてるだけではダメで

これは確実なホイールセレクトと車高のセットアップがあるからこその遊びですね。


何というかこういうエンスージアスト感溢れる車両をアメリ感(死語 に仕上げるってのは

まー元々コブラなんかもそうですが

独特の世界観が出ますね。



モデルAヴィクトリア。

ハイボーイでハードロワードせずにハードチョップというこの技はヴィッキーならではで

ボディ形状を巧く活かした手法ですね。


モーターが4バンガーなのもまたトラッドで渋いです。


このリアビューこそヴィッキーの見せ所ですが

チョップトップの具合が非常に良くてホント巧みですね。

ラディカル路線に走らずボディの良さを活かしたこういうスタイルはセンスの賜です。



戦闘機みたいな立ち姿のモデルA。

フロントの車高を落としきらずにリアが少し沈んだクラウチングスタンスで

これまた匙加減が抜群です。


ルーバーとバーリングした穴。

この辺は別パネルで貼ったのかな。


ひさしを無くしてモデルAでもデュースでもないオリジナリティが出ています。


チョップトップのルーフエンドも独特な少し角ばった形状で

ロードスターにハードトップを被せたみたいな雰囲気で作られていて

どこかファントムな感じです。


ド定番の中でこういった違いを、変な事せずに出すっていうのは

地味ながら当然大技中の大技で

やる事はやるけど要らん事はしない

これがひとつのスタイルとして確立されているってのは良い事ですね。

っつーかハイレベルです。