2013年12月5日木曜日

靖国神社 #3


みなさんこんにちは!


今日はいよいよ零戦の写真。

戦闘機に詳しいわけではないのだけれど、

そういう事は後でもいいからまずは見ることだと思う。

いろんなものを見ているわけだけれども、そのどれもに詳しいわけじゃない。

詳しくないからといって遠目に見たり見過ごしたりするのは損だ。

道を歩いていたっていろんなものが気になる。



零戦の場合、多くの人が目にした瞬間に直感的に美しいと感じる造形がある。

それは物を作る者としては見過ごすことの出来ない要素。



当然だけれど「こんなもんでいいかな~」っていうヌルい考えが一切無く

これしかない形になっている。



その実ものすごく参考になる研ぎ澄まされた造形だった。

大量の写真の中から30枚だけ載っけてみる!




全景。


存在としては突起物の主翼だけれど。


扱いは突起物ではない。


特にこの付け根の部分がすごい。


絶対に逃れられない角度や形状の中のベストなんだろう。


この着地点。


美しい・・・・・・・


ぐうの音も出ないね。







渾然一体となっている。









集約するライン。


この丸さ。


きちんとひとつの点に向かって流れてる。



エッジが纏め上げる。


エンジンの排気で空気を整流して推力増強を狙っている。


無意味な造形が一切無い。


寒気がするフィン。









エスカレーターで上へ・・・・

この時は迷子じゃなくなってたから、みんなが写ってるなぁ。


やっぱりみんな見てる。


こうして遠くから眺めると、どれだけの纏まりなのかがよくわかる。



局部に集中していてはダメだ。



常に佇まいを重視せねばならない。



ここのところ、あれだけしょっちゅう行っていた博物館やお寺や神社に行けていなかった。



忘れかけていたものは、実はそこいらじゅうに双手を広げて待っている。



どんどん吸収していきたい。