2012年7月30日月曜日

膨大な手間



 お暑うゴザイマス。最近は家具職人になってしまったコウバ長・・・・・

 木の奥深さにヤラれております。

 シェーカーのウィヴァーズチェアでゴザイマス。




 下地が命なのは、木も鉄も同じ・・・・・熔接盛りとかパテ盛りが許されないぶん、木のほうがシビアなのかもしれません。

 削りすぎは後戻りが出来ないからか、出荷状態では上画像のような造形はボッコボコ・・・・・・それをひとつひとつ整えて・・・・・・・・



  100以上のパーツを全てペーパー(180番~400番)がけして仮組み・・・・・



  仮組み!当然、ホゾ穴もピタピタになるように研磨します・・・・・



そして仮組み・・・・・・・・納期が激タイトでなければ楽しい作業・・・・・・・・



で、折角ツルツルにしたパーツを水拭きで毛羽立たせて・・・・・1回目の塗装でゴザイマス。


 目を立てて、細部に塗料を浸透させるのが目的なんですねぇ。


 よってこの後・・・・・また・・・・・100以上のパーツをペーパーがけして、2回目の塗装。


 その後にクリア系のオイルを入れて、塗装は終了の予定でゴザイマス。



 木の塗装は初めてだからとか言うのはイイワケにならんのです。



 勉強になることも多々ございます。



 板金も木工も、素人臭さを払拭するには膨大な手間を要する。


 コウバ長は何処かの板金屋さんで修業したとか、誰かに塗装を教えてもらったとか、そういう経験が一切ありません。

 最初はホームセンターの鈑金グッズで修理してみて、なぜだか綺麗に直らない・・・・綺麗サッパリ凹みが無くなることを夢見てたのに・・・・・・

 コレは効果バツグン!っていう錆止めを試しても、数年後にはもっと酷くなって錆がわいてくる。錆穴とは決別!と思ってたのに・・・・・・


 じゃあ、ドーすればイイ?????


 考えもつかないような「膨大な手間」を勉強すればイイ。


 早い話が、板金屋さんとか木工屋さんの作業写真なんかを見て、周りに転がってる道具とか手の角度とか、ハンマーの握りとか、そういうトコロから学べばよろしいのです。

 その錆止めが本当に効くのか?実際に長期間試してみればよろしいのです。

 そして、こんなモンでええか~と思うところから一歩踏み込んでみる。

 納得いくまでやり直してみる。



 もし、DIYで上手くイカナイとお悩みでしたら・・・・・・2回目以降に勝機ありでゴザイマス。



 人生やり直しがきかないことも多いですが



 やり直せるモノゴトが其処にあるのなら



 やり直してみるってのも



 オツでゴザイマス。





 暑さのせいか、よく喋るなぁコウバ長・・・・・・・・ガンバリマス!