2021年12月8日水曜日

コックコック。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)

巷ではバイクブームという事で中古車の相場がダダ上がりですが

そりゃ折角乗るなら新車だけでなく、あの時憧れたアレとか

あの時手放したコレみたいな車両セレクトも大アリなワケで

需要が増せば相場も上がりますね。

しかし中古車となるとそれなりに傷んでいる事が多く

特に20年くらい前の車両はプチめんどくさい箇所が微妙に傷んでくるお年頃です。

20年前というと2001年で、感覚的にはまだ最新のバイクなんですけどね。


ウチはそういうお年頃の車両のお客様が多い事もあって、

ここんとこ連続しているのが燃料コックです。

こちらはハーレー純正(でも大洋技研製)のコックですが、時々燃料が滲む症状。


お預かりして観察しましたらコックレバー部ではなくダイヤフラムからの滲みでした。

レバー部からの漏れや燃料が止まらない系であればOリングを探して修理しますが

今回はコックを丸ごと新品交換する事にしました。


ハーレーは出荷状態ではステップレスイヤークランプでホース類が固定されていて

これは均等にホースを締め付け、ホースを傷めないという素晴らしい方法なのですが

ユーザーサイドでの取り外しが少し面倒なのと再使用不可な事から

私は国産メーカー各社が採用している、このようなクランプを愛用しています。

ちなみにネジ式のホースバンドは締め付け過ぎるとホースの表面が切れます。

ホースの固定は漏れ防止ではなくフレアからの抜けを防ぐものですので

漏れを恐れてギュウギュウに締めるのはダメです。

タイラップや番線での固定の方がまだマシですよ( ´∀`)


お次は国産車で、コックレバー部分からの滲みです。

これはOリング交換で直るんですが、、、分解して清掃し、

錆びたプレートを綺麗に再メッキしてビス類も交換していると

普通に新品コックが買える値段を超えてしまいます。


ので、またまた潔く新品交換します。


この辺のゴムを含んだパーツは年月とともにどうしても内部で劣化してしまいますので

車齢20年前後を目処に、もしくは部品があるうちにしっかり交換しておきたいですね。

ほんと2000年代車がまだ新しいという認識を改めないといけないなと思った次第です。


ではさらば!