2021年12月15日水曜日

ビラーゴ250 キャブ横出しとハンドル周りスッキリ①

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)

愚息をはじめ甥っ子や姪っ子のクリスマスプレゼント選定に追われております。

所謂年末ですな。

アタシもクリスマスプレゼント欲しいっす。


さて入庫をずっと待ってもらっていた車両の作業を進めます。

3年ほど前に改造ベースとして販売したビラーゴ250です。


タンクを変えたりフェンダーを加工したり何やかんやオーナーの元でいじられていましたが

ハンドルの変更とキャブレターのサイド出しのご依頼で


この大腸みたいな配線をはじめごちゃごちゃしまくりの配線やケーブル類を

ご希望通りスッキリさせていきます。

配線やケーブルの加工と、自作でも出来なくもないですが

きちんとスッキリさせるのはそれなりに大変です。


ハンドルは支給ですがその他は全てお任せでやらせてもらいます。

こういったゴッソリ何かを変える際にパーツを持ち込まれる方がおられますが

使用するスイッチや電装系はじめケーブル類やマスターシリンダー、小物等は

全て関連性を持たせてパーツ選択する必要があり

正直それらはAmazonで全部揃うようなもんじゃありません。

たとえばマスターシリンダーを小型の物に変更するのであれば

マスターシリンダー径はキャリパーのピストンサイズを基に選定しなければなりませんし

スロットルホルダーを交換するのであれば

対応するケーブルのエンドは?巻き取り径は?

クラッチレバーをホルダーごと違うものに変更するのであれば

ケーブルのトラベルやアジャスターへの差し込み寸法は?

こういった事を全て絡め合わせて使う物や捨てる物を決めていかねばならず

そこには経験値や知識が生きてきます。

なので下手に部品を(安く)揃えても使い物にならねー

もしくは使えるようにするのに余計なコストがかかるという

本末転倒な結果になりかねないので注意が必要です。


ひとまずハーネスやホース、ケーブルの長さを決定する為に仮組みして

使用予定の電装に合わせて純正のハーネスを解析し

必要な配線を取り出しておきまして。


装着されていなかったマフラーの取り付け。

ちなみに私はスーパートラップ大好きです( ´∀`)

こちらmk中古入手品ですが転倒傷からして曲がり等あり

それらを修正しつつカラー等を追加して適切に取り付けまして。


割り出した必要パーツを注文して、届くまでの間に

キャブをサイド出しに変更していきます。

それに必要なキットは持ち込まれた物で、キャブも付属していましたので

サクサク進むと思いきや


ケーブルのホルダーがタンクに干渉しちゃって取り付けできませんで。

こういう合う、合わないの精査や加工可能かどうかの判断が流用改造の要です。


もうキャブを買い直したりしている時間が勿体無いのと

このキャブはケーブルホルダーこそ合いませんがチョークが直引きな事と

負圧が取り出せるので純正の負圧コックが生かせるというメリットも大きいので

ホルダーを短縮して純正ケーブルを加工する事でクリアする作戦に出まして。

ケーブルのトラベルや分解に必要なスペースを計算してホルダーを加工しましたら


何とかギリギリのスペースにて装着できるようになりました。

後はキャブヒーターやスロットルポジションセンサーの片付けや

エアベントチューブをスマートに処理すれば何とかなるでしょう。


グリップは大神戸のログワッフルを、スロットルスリーブを少し短くして装着。

ハンドル右側はきっちりスッキリしまして

スイッチ関係や電装系へと進みます( ´∀`)


ではさらば!