2021年9月11日土曜日

ブラック。

みなさまごきげんようっと( ´∀`)

やりたい事、やらなきゃならない事が多すぎて

ホント20時間くらい起きて活動してたりするんですが

それにしては巷で見かけるリアル充実層に比べていまいちバエない生活な気がする

そんなワタシです。


さてとエアで吹いたら塗装も飛んだというFXSのタンクですな。

社外タンクはこのようにプレス成形時のシワや引っ掻き傷があるのが当たり前ですが

これはちょっと激しく部類です。

スポタンはサイド部分、ピーナッツタンクはモノにもよりますがタンクセンター部

それぞれ金型の都合でこういう風になります。

なので社外タンクをそのまま塗って終わりというワケにはいかないんですね。


パテ入れして面を調整していきますが

それほど厚く盛らないのでポリパテでいきます。

パテに関してはですね、如何に巣穴を作らないか。

パテ練りからパテ打ちに至るまでそれを徹底できるかで勝負が決まります。

巣穴が出来るとサフ後に拾いパテが必要になって手間ですし

経年で気泡の中の空気が膨張してブリスターになったりして困っちゃうんですよ。

そういうのをずっと見てきたし自分でも経験してきました。

表面上は同じでも年月を経ると全然違う。

見た目ではパッとわからないし理解してもらいにくいけれど

だからこそヤルんです。


フェンダーはテールランプステーを溶接して出た歪みを修正。

これも手練れの溶接マンが行えば歪みを最小限に抑えられるので

パテは薄付けで済みます。

私は手練れじゃないので歪み修正もチョイ多めですね。


そして全体的に足付けを行なってサフ。

サフは練習みたいなものだから多少垂れたりゆず肌になっても平気。

というワケではありません。

この段階で肌が出せていないと研磨に時間と手間がかかります。

パテを水研ぎする人が居ますが水研ぎするのはこのサフ研磨の段階です。


サフの硬化を待ってまた足付けの研磨を行い、静電気の除去、脱脂後に

ようやくブラックを吹いていきまして。

ベースの色がキマったらクリアを入れて完成ですね( ´∀`)


ピッカピカのバイクではないので肌感はこのくらいで。

ブースも無い環境で塗ってるので偉そうな事は言えたモンじゃないんですが。。

コレでも市販のちょっと高めの黒いミニバンなんかより肌は落ち着いてます。


おもくそ私が映り込んでいて恐縮ですがw

ちなみにベースの黒を中研ぎ入れてクリア、その後ポリッシュすると

水面のような本当のミラーポリッシュになります。

が、そうなると気軽に洗車できないレベルの超繊細な塗装になってしまいますし

今回は予算も考えて磨きは無しでいきたいので

このくらいでカンベンして頂きたい感じです。


最初は元の塗装の上からブッカケでお手軽にと思っていましたが

やっぱりちゃんとやっておいて良かったなと。

私自身もそうですしオーナー様においてもそれは同じだと思います。

それなりのモノをそれなりに安く手に入れる。

これは現在の主流であって効率的な考え方です。

でもそれは自分にとってとびっきりになるのか?

そう問われると「違う」と答えると思うんですね。

安いとか高いとかいうこと以前に

オーナー様は汗水流して必死で稼いだお金を対価として支払うわけだから。

その汗水流して必死で稼いだお金っていうのは100円でも100万円でも価値は同じなんです。

100円であろうが100万円であろうが、そういうモノを対価として受け取る以上

その汗水の価値を下げるような仕事でヨシとするのは間違っているんだと。

受け取ったお金の価値を上げるの下げるのも、手を入れた者次第だと。

そう思うんですよね。

手間を省けば得るものも省かれる。

額面だけ見ていると失われるモノが多いんです。

受け取る側だけでなく支払う側も。

数字とか上っ面だけじゃなくて、結果どう感じたか。

コレを大切にしていきたいですよね。

こういう本当に思ってることを書くとSNSなら猛烈にフォロワーが減るんですがw

ここはウチのBlogですから好きに書きます( ´∀`)

そういうコトがわからい人はハッキリ言ってどーでもイイんですよもはや。

↑さあどんどん嫌ってくささいよ🎶


まぁチョット語り入りすぎてキモい感じになってきたのでアレですが。

ペイントが終わったタンクにはこのエンブレムを。

えらく下の方に貼ったもんですが

このバイクは銀と黒の組み合わせでイク感じで

その為にショックとかもクロームとブラックのコンビだったりするんですが


視覚的にこの位置がイイよねと。

そりゃ何十回も位置決めしてるんです。

タンク単体じゃなくてバイク全体を見て。


おお!カッケー🎶


私的にはタンクの位置で言うとあと15mm後ろがイイんです。

だけどもココにエンブレムを置くと結構イイ感じに見えるんですよね。

え?イイ感じに見えない?

www


あ、写真に写っているのでついでと言ってはナンですが

ペラッペラの鉄板で作られたガッタガタのジョッキーシフターも作り直しまして。

そもそもポジションも前すぎて太腿に当たるしシフト操作自体も困難で

ぐらぐらなのでドコにシフトしているかさえもわからない状態でした。


新しいシフターは昔の車の車載工具のホイールナットレンチを加工して

ジャッキ棒を挿れる穴にガーディアンベルをブラ下げてみました( ´∀`)

操作する度にティン🎶ってイイ音がしてオサレです。

走ってると聞こえませんがwww

エイトボールのシフトノブは私が昔使っていたものです。

ジムニーエイトに身を捧げてからというもの、私のトレードマークはエイトボールなんです。

どうでもイイ話ですがw

しかしロータリートップってアレですよね。

ジョッキーにしてもシフトフィールがすごくイイですよね。

まぁ走り的には私はハンドクラッチでフットシフトが好きなんですが、、

ジョッキーもソレはソレでイイなと。

まぁちょっと語り入ったりしてキモい雰囲気のなったりしつつ

次は変な箇所が満点のリアエンドに手を入れていきたいと思います。


とりあえずさらば!