2020年3月19日木曜日

2日がかりでブレーキケーブルを組む。



みなさまごきげんよう(´∀`)

ずいぶん暖かくなってきてバイクシーズンスタートって感じですね。

私としても是非1号機の車検をさっさと取得して道路に躍り出たいところですが

なぜか抱え込んでしまう販売車両の売却やらサベージの仕上げも急がねばならず

先ずはやるべき事をきっちりやりましょうってなところです。


で、傷をタッチアップというか塗り直したフレームにエンジンを搭載しまして。

単気筒なので軽いんですが、サベのエンジンはバランサーの関係か持ち上げにくいです。


んでスズキ車あるあるっぽく整備性の悪い箇所も当然あって

ひとつはケーブル関係の取り回しです。

スズキとしては滅多に交換しない部品に関してはクリアランスとか見た目重視で

整備性をある程度無視してくる傾向が強いですね。


で、整備性悪過ぎだと強く感じるのがリアブレーキのケーブルで

新品を購入しましたが元々付いていた部品とフレーム固定金具の形状が違いまして。

当然フレーム側のブラケットも

元々付いていたケーブルのブラケットと同じように複雑に曲がっているんですが

どうやらジャッキアップか何かの際に何かで突き上げてしまったらしく

ケーブルのブラケットとフレームのブラケットはフラットである事がわかりまして

当然このままでは付きません、、

思い返せば分解時にどうやってもバラせず、ワイヤーを切断しましたが、

ブラケットの曲がりが原因だったようです。


因みに今でも新品ケーブルは手に入りますが、

古いパーツはドラムに向かう露出部が全てロッドになっていますが

新しいパーツはワイヤーになっています。

見た目にはショボいですが交換作業はかなり楽になるので、恐らく現場の声でしょう。


で、このケーブルを固定するフレーム側ブラケットですが

二段階に曲がっているプレートをフラットに修正するには

再度エンジンを降ろさねばならず、、流石にそれはキツいので

エンジンを積んだまま板金修正しまして。


無事にブレーキケーブルをマニュアルに準拠した状態にて取り付ける事ができました。

スペースの関係もあってか下からボルトを挿すという構造になっていますが

本来であれば脱落の危険性も考えてボルトは上からというのが基本で

一応ナットはセルフロックタイプに変更して緩み対策を実施しました。

ブラケット修正に関してはバフがけされたクラッチカバーに映り込む道具類から

如何にエンジン積んだままの修正が大変だったかご想像くださいませ(´∀`)

サベージのブレーキケーブルはご覧のようにかなり強烈なクリアランスで固定されており

ブレーキランプスイッチもわざわざケーブルを使って引っ張るという

無駄にコストがかかった作りになっていて

マフラーやステッププレート等多くの部品を分解せねば組めない構造です。

ですのでサベージオーナー各位は「たかが」ブレーキケーブルの交換で

クソ高い工賃取りやがってとか、思っても言わないでおいて頂ければ幸いです。

ってもサベージのリアブレーキケーブルはそうそう交換する必要が無いくらいに

剛健な作りですのである意味心配ないんですが(´∀`)

ってなワケでリアブレーキのケーブルを取り付けるだけに2日がかりという

シャレにならん状況ですが

ブレーキランプスイッチを引っ張るスプリングがどこにも見当たらず

こいつを発注しつつ地獄の配線作業を進めたいと思います。

ではさらば!