2023年11月15日水曜日

ど素人が最新のSSに乗ってみた。

みなさまごきげんよう( ´∀`)

寒くなっちゃいましたな。

一体秋は何処に行ってしまったのか、、

11月に入って郵政車両の点検と共に冬タイヤ履き替え作業です。

ああ冬がやってくるんだなって実感しますなぁ。


さてさて色んなバイクがやってくる謎の工場ですが

いよいよ最新式のスーパースポーツがやってきました。

現行のヤマハYZF-R1ですよ。

いやはや見た目がまずカッケー!


リッターオーバースポーツバイクの始祖であるGSX-R1100オーナーの私としては

同じ流れに中にあって30数年間における進化のほどが気になるところです。

カッコ良さでは負けてない( ´∀`)

もう現行のSSとなると電脳化が進みまくっていて

バイクに乗せられてる感満点な乗り味な気がするんですがね。


で、本来であればこのようなハイテクマシーンはYSPさんで見てもらうところですが

まぁBCレバーの交換って事で私ごときが作業させて頂きました。

繰り返しますが現代のハイテクマシーンはちゃんとディーラーに持っていってくださいw


で、操作系を交換したので調整と実走チェックも当然行います。

え?

ただ乗ってみたいだけだろって!?

あくまで業務ですよ業務、、、

※試乗は本当にオーナー様からのご要望です


走り出す前にまず行ったのはYRCの設定。

取説読まずに何でもこなそうとしてしまう昭和人ですが

この設定を確認しておかないと面白いものも面白くなくなっちゃう。


このバイクは6軸IMUでありとあらゆる動きを監視していて

それに応じてトラクションからブレーキ、エンジンブレーキまでフル制御されています。

Mになるとサスまで電子制御ですよ。

何度か設定してみてPWR2・TCS3・SCS3・EBM1がしっくりくる感じでした。

んでまぁ実際どうなのかと言うとですね。

めっちゃ速ぇえっすw

いや、そりゃヤマハのフラッグシップスポーツバイクなので当たり前なんですが。


でも一番驚くのは、このスペックのオートバイを

サーキットガチ勢だけでなく私のような一般ピーポーが

ごく普通に乗れるようにしてあるところです。

自分がR1100でああでもないこうでもないと散々時間かけてる事が

出荷状態でもう終わってる。

そんな感じですね。

これがメーカーの開発力の進化なのか、、


しかも電脳化の片鱗を感じる事も殆ど無い。

実際トラコンが介入する事も無かったんですが

一般公道では電子制御の恩恵はイザという時の為の備えであり

サーキットにおいては速く走る為のサポートというように

しっかり切り分けてあるように思います。


現代的なスポーツバイクを見るにつけ、こんなバイクでドコ走るねん!

と思っていましたが

いやいや、コレはドコでも安全に走れるバイクじゃないか。

ここ数年はリターンライダーあるいは50代あたりの事故が増えていたりするんですが

こういうデバイスを積んだバイクの場合

その制御の範囲を超えた時のとばっちりは相当にデカいです。

FZR1000でキンキンのクンクンに走ってたレベルに予め突入しちゃってるワケですから。

バイクなりの乗り方を要するのは古いのも新しいのも変わらないんですが

限界値が高いから限界を超えてからのリスクも高いと。

ヤマハとしても万人に向けてるというより

その辺の節度があるライダーに向けてリリースしてるんじゃないかな。


結論的にはバイクに乗せられてる感は無く、非常に面白いバイクでした。

まぁ私がアホなだけかもしれませんが

改造車であれ旧車であれ最新式であれ、ちゃんとしたバイクは何に乗っても楽しいです。

良いバイクでも調子悪かったり改悪されたバイクはひとつも楽しくないワケで

オートバイっていう乗り物はやっぱ基本的に変わらないんだなと実感した次第です。

R1にド素人が乗ってみた感想なんて誰も必要としていないのはわかっていますが

いやはや良い体験をさせて頂きました。

ありがとうございました。


てなワケでアバヨ!