2019年7月27日土曜日

フットボードの取り付けなど。


みなさまごきげんよう。

あっという間に梅雨があけまして

我が1号機は車検が6月末に切れまして

サビベスパは自賠責が7月半ばで切れまして

全く二輪に乗れなくなってしまいましたが梅雨で丁度良かったぜコンチクショーw

と負け惜しみを吐く暇もなく梅雨明け。。

とにかく車検代を捻出すべく

否、車検代だけでなく透けるほど擦り切れたおパンツや

レンズが傷だらけですりガラスみたいになってるメガネや

ツルツルになりつつあるトランポのタイヤ代を捻出すべく

お仕事に励みたいと思います。

励みます。


さて、フォワードコントロールでステップペグがかなり前方にある事で

フットボードを廃しておりますとシフトは搔きあげ、ブレーキは蹴り出しと

足を浮かせる動きが多くなり時としてはちとしんどいですね。

そこでフットボードを取り付けようというのが今回の作業ですが

シフター側はオープンプライマリーなのでフットボードのベースを出す場所が無く

色々考えましてキッキスタンドのマウントプレートを利用して

ヒールガード兼用みたいなノリで製作する事としました(´∀`)

キックスタンドのベースに絡める形で鉄板を切り出して位置決めしましたら


補強を入れてT字断面に。

マウント部分から距離があるので振れないようにという意味もありますが

幅のある部材にこういった区切りを設けることで

実際の幅よりも細く見える効果が狙えます。


フットボードはマットではなく大神戸製の鋳物。

ビス留めでは緩みが気になるのと鋳物の反りもあるので

数カ所溶接で固定しておきます。

こういった重たい物は特に、路上で落っことしたら大変ですので。


色々な物を装着しましたら中々馴染んで良い感じです。

ポジション的にはミッドより前でフォワードより後ろな感じですね。


溶接で固定しただけでは隙間から水が入って錆びてしまうので

シーラーを入れて防水しておきます。


あと追加でホイールの変更を承りまして。

これまではスプールのインベーダーでしたが、ミニドラムを装着して

ブレーキレス卒業という感じです。

ドラムの回り止めはグライドフォークのドラム用のタブを利用しました。


ちなみに、ホイール変更の理由はインベーダーホイールのスポーク根元に発生した

ご覧のクラックです。

実はこのホイールの前も丸5本のインベーダーでしたが、

そちらも5本全ての根元にクラックが入りました。

スプールですのでブレーキングの負荷はかからないのですが

溶接組立である事と応力が分散しにくい5本スポークである事が原因かと思います。

そう考えるとワイヤースポークは衝撃の吸収や負荷の分散等

非常によく考えられた構造ですね。


ブレーキが装着されてレバーが必要になるという事で

レバーは大神戸鋳鉄レバーの極厚クロームメッキバージョンに。

クラッチ側も揃えますが


レバー交換の際に分解したマウストラップ用のケーブルの素線が数本破断していました。

このように素線が疲労破断した場合

数本なので当分大丈夫と思ってしまいがちですが

ワイヤーケーブルはこうなってしまうと一気に強度が落ちてしまいますので

破断やキンクがあれば即交換すべきです。

お陰様で作業が止まってしまいますが

トラブルをひとつ潰せたので良しとしましょう(´∀`)


さらにはリアタイヤも交換時期という事で

コッカーダイヤモンドからTT100GPに。

サイズも4.50から4.00にサイズダウンしまして


ステップ位置がフォワードからフットボードになった事や

フロントブレーキが装着された事と併せて

重たいFLHですが結構ヒラヒラ走れる感じになりました。


その他フロントフォーク延長にハンドルの変更という感じでお渡し完了。

現在予定より遅れてはいますがお預かり車両の台数が予定通りになってきまして

軽作業においては納期が短くなってきております。

何かしらご入用の際はお早めにご予約ご相談よろしくお願い致します。

それではみなさまごきげんよう!