2015年8月22日土曜日

SHOWと雑誌と賞と広告。



みなさまごきげんよう♪


最近は夜に走り出そうと思っても雨で中々乗り出せません。



ところで最近・・・・雑誌やSHOWにわくわくできているかというと・・・・

正直なところ結構冷めてはいないですか?

かなりの人がわくわく感を失ってしまっているのではないでしょうか。

殆どが提灯記事か広告を製本しただけの雑誌。

出来レースなSHOWの賞、雑誌の広告ピック・・・・表彰式なんて盛り上がってない。

駐車場まで来ている人達が会場に入ってこない。



こんな状況は何とかしないと、僕らの世界はどんどんつまらなくなってしまうのではなかろうかと。

一番犠牲になっているのは他でもなく読者やお客さん達ですよね。



雑誌も賞も冷めてしまったのは、「広告」が原因のひとつだと思うんです。

広告が絶対的に必要なものだということはビジネス上の話で十二分に理解はできます。


それぞれが悪いのではなく、それこそ必要不可欠なものなのだとも思います。

悪いのは記事と広告、アワードと広告がリンクしてしまっている事でしょう。

もちろん、総てがそうではありませんが、全く無いとは言い切れませんよね。



売れる雑誌であれば黙っていても広告は向こうからバンバンやってくるワケですし。

提灯記事づくしのタイアップ雑誌には胸躍らない。

一つでも興味のある記事があればその為だけにでも雑誌を買うわけで。

広告は広告、記事は記事で線引きすればいいと思う。

本が売れて広告もバンバン入って、業者やショップは宣伝になるし読者は喜ぶ。

総員ハッピーじゃないですか?



SHOWも然り。

正当なジャッジで作品が評価されるとなればビルダーは奮起するわけですし、

それを観にお客さんは大挙して押し寄せる。

広告は広告、アワードはアワードで線引きすればいいと思う。

出展数も入場者数も増えてビルダーは渾身のバイクを観てもらえる、観客は興奮して帰路につく。

総員ハッピーじゃないですか?



勘違いしてほしくないのは、

アワードを獲得したバイクが悪とか言うんじゃなくて、体制が悪いっていう事なんです。

雑誌に載ってるバイクや広告が悪いとか言うんじゃなくて、体制が悪いっていう事なんです。



雑誌の記事は何でも広告、タイアップ記事は信用できないとか。

賞は金出せば買えるとか。

そんな事が読者やお客さんに当たり前の事として浸透してしまっていれば・・・・

本当に良いバイクも本当に良い雑誌もその価値が下がってしまうと思うんですよね。

それ以前に、手にも取ってもらえないし観てももらえない。

たとえごく一部の話だとしても、結果的に業界全体の問題になってしまう。



アワードを獲得して表彰台・・・・でも観客の目線は冷めきってるなんて嫌じゃないですか。

たとえ正当なアワードを獲得しても、折角のバイクをそんな目線で見られるのは嫌じゃないですか。


こんな状態を当たり前として破滅するまでそのまま同じ事を続ける。

捻じ曲がった真実がそこに在るけれどそれは本質ではない。

規模は小さいけれども今の日本政府と何ら変わらない。


今こそ反骨精神なんじゃないか?


アワードが欲しければアワードがもらえるような努力をしろと言うのであれば

そんなアワードは要らないワケで、その努力はバイクに注ぎたいですよね。


そういう政治的な事は要らなくて、もっと無条件で直球勝負で、

目を血走らせながら歯ぁ食いしばって鎬を削り合う真剣勝負の世界を。


雑誌批判


SHOW批判


そういうのがしたいんじゃなくて・・・・・お互いもっと良くしていけたらと思うんですよね。

妬みとか僻みの話ではなくて。

なによりもこれからの為に。

本来、トロフィーにはそういう役割があったはずなんです。



正直、自分は賞も広告もあんまり関係ない位置に立っていると思います。


それでもこの世界には生きている。


理想論だと片付けるのであればイイものなんて作れない。


それは何だって同じだと思うんですよ。




なんて事を考えたりしております今日このごろ。



それではみなさまごきげんよう♪