2012年4月28日土曜日

1972 行灯カブ


チョッパーベースに引き上げてきた行灯カブ。

結構なボロさだったので心置きなく切り刻めると思っていましたが・・・・



できませんでしたw

全てが当時モノであり、錆はあるが致命的な腐食は無い。



こういう車両はレストアベースとしては確かに良い。

時間も、コストも低く済むワケですから。


ミラーはゴメンナサイw

当時物のファンシーなヤツですが、今はオリジナルのミラーに戻してます。



レストアベースとしては良いんですが・・・

こういうコンディションの場合はそのままがベストです。


楽にレストアできそうだからと安易に塗装を剥がさないでほしいなぁ

40年積み重ねてきたモノを消してしまうのはモッタイナイ。



こういう錆はこの状態で止めておけるんです。

私も「錆アレルギー」状態の時がありましたが・・・・



楽にレストアできそうなコンディション

=

残すべき状態


そういう考え方も大事です。

どんなテクニックを駆使しても再現できないモノ。

どんだけオカネを払っても買えないモノ。


そういうモノゴトを軽視することはできない。

恐らく新車ワンオーナーで、畑か田んぼに行くのに使われてたカブ。

滋賀県のシールが貼ってあった。



ワザワザ当時物の純正部品を使って修理して・・・

路上復帰しました♪


車高はいぢったケドw

これがレストアものだとダサくなる。


このカッコよさを捨ててまで塗装を剥がす気は起きません。

こういう車両がお気軽レストアで絶滅してしまわないコトを祈ります。



適度なコンディションのベース車がダメならお気軽レストアができない?


確かに。


レストアって積み重ねて積み重ねて出来るようになっていくモノです。


練習も必要です。




練習のつもりなら

ナニもいきなり旧いのにいかないで・・・



そこら辺にあるモノとか

新しめのポンコツとか



はじめはそういうのでやればエエんですよ♪



そうすればレストア断念で貴重なベースがゴミになるとか


途中で飽きちゃったとか


オカネが尽きたとか


いぢり壊しちゃったとか


悪ノリなノリモノになっちゃったとか


そういうコトで貴重な車両が消えていく悲劇が防げます。




そうやって積み重ねた技術で

ホンマに乗りたかったマシンをレストアして

きちんと世に残すこともできます。




趣味だから・・・・・・

自己満足だから・・・・・・・

そう言われればそりゃそうです。

ケド

趣味だからこそ、自己満足だからこそ

そうやって永く愉しむってのもアリだと思います。





比較的コンディションの良いベースを手に入れたら


チョットだけそういうコトも考えてクダサイ♪


んで、


生き残ってきたそのマシンがホンマに喜ぶ方向性を見出してやってください。