みなさまごきげんよう♪
オフセット分割ライザーの原型がようやく完成致しました。
まずはえぐりを入れた部分の整形と、段差の解消を。
はっきりクッキリした逃げではなくて、指でグリッとえぐったような風情に。
鋳物の肌になった時の事を考えておかないと。
クランプの二つの山の谷間ですが。
ここは丸パイプ部分の上面を少しだけテーパー状に削って繋げてあります。
実際には面が存在しないのですが、影で表現するということですね・・・・
よって背面は微妙ながらとても複雑な曲面構成。
毎度の事ながら、「これでOK」と思ったところからのもう一歩こそが本物なのだと思います。
クランプ部分が影をひそめて軽くなった。
ノーマルからチョッパー、旧車から現行まで使えるように考えています。
こういう仕事をさせてもらえている事、そして待っていてくれている皆様に深謝であります。
ボルトまで一緒に考えないと駄目ですね。
時間はかかっていますが
だらだらとただ過ぎていくような時間ではなく
誰にとっても価値のある時間をかけたいと。
コストよりもそっちの方が気になる。
横浜に製品化が間に合わなかったのが少々残念で申し訳ありません。
やっとお金貯めて注文して、届くまでのワクワク感とか
部品屋で受け取って家まで待ちきれずに箱を開けるときのドキドキ感。
いざ取り付けるとなっても、どこか勿体無くて作業が長引く感じとか
パーツの効果を走って確かめる、見て喜ぶフワフワ感みたいな。
ガキの頃から変わらないそういうところってみんな同じだと思うし大切だと思う。
ここから鋳物に、さらに機械加工へと続きます。
今年は横浜でのバイクの出展予定はありませんが、この原型を持って横浜を目指します。
実物をご覧頂けましたら幸いです。
それではみなさまごきげんよう!
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