2015年11月7日土曜日

リニア・鉄道館 #3




こちら側は在来線の集いになってる。

さすがに先頭に置かれてるだけあって、好い雰囲気の電気機関車♪


造形どうのこうのというよりも何せ箱です箱。

箱だけに窓の配置だとか丸頭リベットの間隔だとかのディテールで随分変わりますわね。

まぁそんなこと考えて作られたワケじゃないんですが・・・・

見ててイイなぁと思える理由ってついつい探してしまう。


国鉄ED11形っていうらしい。

大正12年にアメリカのゼネラル・エレクトリック社から輸入したとある。

シールドビームでお馴染みのGE社ですね♪


GE社の前身の電気照明会社はエジソンが設立したんやなぁ。

ハロゲンランプや蛍光灯もGEの発明。

・・・・

福島第一原発の原子炉もGE製ですよね。。。。



丸頭リベット。

ボルト接合の比じゃない美しさやなぁ・・・・・


塗り潰されてるのが惜しいけど、いい造形のレバー。

これが好い感じにヤレていたかと思うと勿体無い。

まぁ機関部なので実際にも黒ニスやらでガンガン塗られていたんでしょうけどネ。



在来線コーナーでは一番好きだったなぁコレ。

1922年製で、現存唯一の車両らしい。


なんと木製の電車。

これが通勤電車の標準になったんやて!


尾灯がかわいい。


ドアあたりの作りは家ですわ家。


ロック部も。

でもこの平板のくびれさせ具合なんかは秀逸ですわね。

この車両、外観もそうですがインテリアがそれはそれは素晴らしく・・・・

思わず見惚れてしまいましたがそれはまた後ほど。



「流電」と呼称からもわかるように流線型の電車。

しかしこれも1937年製造。


京阪神間を走る急行列車だったらしい。

戦前にこれが走ってたとは想像つきませんね。


この車両はここで展示するために徹底的に時代考証してレストアされたとのこと。

改造されたり転用されたりが多いからかなぁ。

歴史を見せる展示ではライフサイクルの長い輸送機器ならではの苦労もあるんですね。


ハイビーム側の横線レンズカットがおもしろい。


尾灯もいい造形・・・・

ベゼルを留めるフックやバネの風情もいいなぁ。


比較的現代的な車両・・・と思ったけど、これでも1973年製。


振子式システムを採用してコーナリングスピードをアップさせたモデルらしい。

いつの時代もスピードとの闘いやなぁ。


それにしてもこのあたりの車両を見ていると、

初代0系新幹線の秀逸なデザインには改めて驚愕ですね。