2023年7月20日木曜日

オフセット分割ライザー最新型。

 みなさまごきげんよう。


できてきました!

最新型オフセット分割ライザーでございます。


ちなみにこちら最初期型。

これはコレでやっぱイイ形してるなと。

ただ、この頃ってかなり旧車に重点を置いてたんですよね。


そこからスマートにアップデートしたのが、こちらの2型です。


そしてこちらの最新型は何が違うかと言うと、スリムさです。



わかりにくいっちゃわかりにくいですかね。



上が最新型で下が2型です。

この角度、つまりオーナーが跨った状態が一番よくわかるかと。

それでも並べて比べない限りはわからないレベルかもですが


今回は主な造形をパテではなく溶接盛りで行っています。

つまるに、鉄の造形感。

これを大事にしております。


また、造形手法を「盛る」のではなく「削ぐ」事に変更したので

以前の足し算的な造形から引き算の割合が多くなりました。


エッジも少し高めになっています。





お値段25,000円と送料になります。

今のところ当方在庫分は完売ですが、次ロットもありますし

ご予約や在庫の有無等はお問い合わせにてお願い申し上げます。

それでは!












2023年7月19日水曜日

20年。


みなさまごきげんよう梅雨明け直近っすね。


ここんトコ、ほんとにソフテイルが多くてですね。

本来入庫が多かったスポーツスターを追い越しそうな勢いです。

まぁ最近はハーレーに限らず国産も多くてジャンルも原付からスーパースポーツまで

何やらごった煮状態なのですが( ´ ▽ ` )


で、こちらの車両はプライベートでコツコツ長年レストアされてきたもので

いよいよ完成して構造変更検査と登録のご依頼です。


車検証を見ると検査満了が18年前、、、18年ぶりというか

車検としては20年ぶりですね。

車検シールも車検証も猛烈に懐かしいっす。

とりあえずはレストア済みという事で激しく壊れているような所はありませんが

各部点検と保安基準を満たしていない部分を適合させていきます。


スプリンガーのレッグにメーターやETCアンテナと共に固定されているウインカー。

このウインカー自体はEマーク付きなので検査に適合しますが

取り付け幅が基準を満たしていないので修正が必要です。


ウインカーの取り付け幅を広げると干渉するメーターをまず移設。


ウインカーは左右で25mmずつ外に出しまして。


ETCアンテナはトップティーに移動。


この小さなLEDウインカーは小さすぎてステーの方がデカくなってしまいがちなので

意外と取り付けが難しいんですよね。

ウインカーの幅は広がりましたが

メーターが無くなったので張り出しはむしろ減っております。


見た目的にも視認性的にも良くなっております。


ハンドルをフルロックでも全てギリギリ回避( ´∀`)

メーターやウインカーのマウントはワンオフで色々やりようがあるのですが

今回はあくまでオーナーの手法を尊重していきます。

これはこれで色々考えなきゃならんので大変なんすよ。


折角インジケーター類も作動するように配線されているので

乗車姿勢で全てのインジケーターが視認できるようにもしてあります。


あとは持ち込みのインナープライマリーカバーを取り付けて

ひたすら車検整備です。


レストア済みなので大幅な交換部品などはありませんが

同時に改造もされているので細かい点検は結構重要です。

それでも走り始めれば色んなところが緩んだりしてくるので

しばらくは増し締めとチェックを続けてください。


構造変更は完了したので後は神戸ナンバーをもらってきて

少し走らせてチェック入れましたらお渡しOKです。

いやはや、元の状態はどんなだったかは知りませんが

見る限り殆どの箇所に手を入れられています。

ここまで仕上げるには時間もお金もかかったでしょうし

なによりモノスゲー情熱が要りますよね。

久しぶりの公道復帰、楽しんで頂けましたら幸いです。


そいではさらば!




2023年7月13日木曜日

じっくりコトコト。

みなさまごきげんよう。

いやー、6月と7月の前半は猛烈に忙しかったです。

お陰で梅雨時期が相殺された雰囲気で、まぁイイっちゃイイんですが。

ホント、ヒマって何なんですかね。

仕事以外でも忙しいとなると全く暇なしです。

まぁ私は暇の潰し方を心得ていないので良いんですがね。

言い換えれば暇潰しですら忙しくしちゃうって事ですが( ´∀`)

んで忙しい自分時間の話。


愛機R1100のカウル交換です。

元々のアッパーカウルもFRPの社外品でしたが、サイドカウルも一体型で

サイドスリット入ってカットラインが斜めなSTING製ハーフカウルに。


元々のFRPカウルはステーも純正と違っていて各部がラバーマウントになっており

非常に凝った造りをしていまして。

元々、左に転倒したのを修復されているのですが

丁寧に作業されたものです。


良いところは引き継ぐべきなので、新しいカウルも加工してラバーマウントとしました。

単にラバーマウントにするだけでなく

写真のようにミラーをカウルマウントに支持させて

カウルはゴムブッシュでフローティングされるようになっており

この部分のカウルの破損やミラーのブレを防ぐ構造になっています。


ウインカーは純正のまま。

ココからウインカーが生えてないと広い面積が生まれちゃってノッペリしますし

私ぁ純正ウインカーの意匠が大好きですので。


サイドカウルがナローになるのも美点です。

しかし純正と違い、上側までカバーする部分が無くなったので

エンジン音がこの隙間から上がってきてウルセーっす。


オイルクーラーからの熱を綺麗に抜いてくれそうですね。

後端の余計な穴は合わなかったので手前にズラした痕跡です。

ここら辺もGR71とは違うのかな。

シングルシートカウルといいこのアッパーカウルといい

何せ私のR1100にはGR71の外装がとことん合いませんでした。


片目ライトカバーはミウラフェアリングの段付きの奴に。

ロックハートのライトカバーからの型取りですかね?

カットラインが斜めってる事でフロントが低く見えます。

ってかそれが狙いでもあります。

っつーかカッケェ🎶

色がヤマハっぽい感じになっちゃってますが(笑

塗ってる時間はちょっとないのでしばらくこのまま過ごします(*^ω^*)


最初の頃の外観も勿論好きなんですが


だいぶ自分らしくなった今の方がやっぱ好きっす( ´∀`)

このカウルなら丸タンクでも全然カッコいいなぁ。

結局マフラーもタイヤもカウル類も全部変わっちゃいましたな。

コスト的にも随分かかっちゃってるワケですが

多分ノーマルで乗れない性癖なんですよね。

ノーマル大好きなんですけどね。

あとコレでフロントの車高が下がると猛烈にクールなんですが

アシはもちっと煮詰めないとですね。


そういえばシングルシート化してサイドカバーが無くなった事で

ヒール(と言うか踝)の保持ができなくなってしまっていましたが

750R用の純正ヒールガードを手に入れて装着もしました。

右側はブレーキペダルがグリップするので別に要らないんですが

左は何も無くなっちゃっているので良かったです。

因みにコレもR1100に取り付ける場合は少し加工が必要です。


ガードの擦り傷を見ても必要性がわかりますね。

後は普通のメンテをひたすらこなす調です。

チェーンメンテと調整。

1854kmしか走ってないけどオイル交換と

フルード全交換。


タイヤは交換から1270km。

3000kmもつのかコレ、、、


リアタイヤは空気圧を試しに2.5にしてみました。

α14の指定は2.9でR1100は1人乗り時2.5、タンデムで2.9の指定なんですが

まぁリアも軽くなった事だし、2.5はどうかなと。

結果的には確かに低速時からコーナー立ち上がりのトラクションは良くなったんですが

下りのハードブレーキング時に嫌な挙動が出る事がわかり

やっぱり2.9で積極的にタイヤを潰す乗り方をすべきかなと。

あとリアが確実に軽くなっているので、サスをちょっといじらないとダメですね。


したらばリアブレーキのパッドが交換から1000km足らずで摩耗限界に達していまして。


たまたま安く手に入れて在庫していたRKのセミメタルだったのですが

いつものシンタードに戻しまして。

リアですしデイトナのゴールデンパッドχで。

シンタードパッドとしては一般的な使用ならコレ不満は出ない良いパッドです。

個人的にはメタリカのパッドが好きなんですが、

高価ですし万人向けではないんですよね。

フロントはメタリカ入れるかもですが、それよりノーズダイブ対策が先って感じです。


ローターの焼け色からしてセミメタルでは熱的にアレだった感はありますが

そもそも、R1100のリアブレーキってフローティングマウントなんですよね。

つまりはリアブレーキの使い方が全然違うわけで

その辺気にせずリアブレーキを使っていたのも急激な摩耗の原因かもしれません。

(アンチスクワット関係の話はググってください)


まぁそんなこんなで随分と単車いじりにかまけておりますが

走りの面でも外観の面でも、自分らしさを出すには煮詰めが必須なわけで

私はチョッパーであれスーパースポーツであれ

この煮詰めていく作業をとても重視していますので

皆様に提供している事を自ら実践しているのであり

これも仕事のうちです

繰り返すようですが仕事のうちです( ´∀`)

という冗談はさておき、

渋滞こそしていませんがお預かり予定もある程度決まっていますので

作業の方も進めていくとします。

今のところ車検やちょっとした改造や点検整備はスムーズに進む状況ですが

シーズンオフと共にまた混み合う可能性がありますので

これまでと変わらず早めのご予約をお願い致します。

ではさらば!







 



2023年6月7日水曜日

オーバー10万キロ。


みなさまごきげんよう。


いやー、梅雨入りですな。

そんでちゃっかり雨も降りますな。

晴れ間を狙って車検に向けた試乗や自分の為の走行など、、

いつ内燃機関が死滅するかわからないので、今のうちにね。

実際、私は郵政保守店としての業務も行なっていますが

郵便配達の車両も電動化が進んでいます。

都市部ではもう赤い電動スクーターの姿をかなり見かけるのではないでしょうか。

まぁウチのような田舎は移動距離が長く上り坂も多いので

航続距離的にも導入は難しいと思いますが。

んで、電動化されて使われなくなった

年式が古く過走行な車両たちがバンバン地方局に送られているようで

ウチの担当する2つの局にも入ってきています。

殆どの車両が10万キロオーバー。。

メンテナンス状況も様々なのですが、コレがまた壊れます。

っつーか壊れたままやってきます。


こちら走行13万キロで異音と白煙で修理依頼の車両。

排気ポートが鍾乳洞みたいになっています。

整備状況を確認すると、7万キロ以降腰下と腰上の整備が7回。

異様な回数ですが、普通にOHしていて排気ポートがこんな有様なのはあり得ません。


バルブガイドすら見えません。

O2センサーも埋まってしまっています。


吸気ポートも、、ペロッとバルブの傘の形にカーボンが見えますが

コレがバルブフェイスに落っこちて噛み込み圧縮が抜けるのが

所謂カーボン噛みという小排気量4サイクルFI車でよく起こるトラブルです。

コレを見ても粗悪なオイルで稼働させる事に恐怖を感じますよね。


ガスケットは液体ガスケットを使って再利用。

オイルラインが液ガスで塞がってますが。


オイルも超メタリックなヘドロです。

画像でもその「濃さ」がわかるかと。


カムチェーンガイドローラーをズレたままにして組んでるので

カムチェーントンネルにガイドローラーの跡がクッキリ。

カムチェーンテンショナースプリングは逆に組んでるのでテンションかかってない。


オイルポンプを駆動するスプロケットは定番の剥離を起こしています。

まぁカムチェーン周りの破損具合はこんなもんっちゃこんなもんですね。


シリンダーはカムチェーンで削られて穴。

7万キロで初OHはまだ頷けますが、回数から考えるに

直してもすぐ壊れての繰り返しだったのでしょう。

っつーかちゃんと直して頂きたいですよホント。

ちなみにJA10の場合4万キロ超えたらカムチェーン周りは一新した方が良いです。



こちらはクラッチの調子が、、、という修理依頼(走行10万キロ)ですが

クラッチではなくリアホイールがガタガタですよという案件。

こうなると疑われるのはホイールベアリングですが


実際にはハブ側が摩耗して嵌め合いがユルくなっちゃってます。


まぁ原因としては色々ありますが、、


このまま走らせ続けると、ベアリングが砕けるのではなくハブが割れます。

実際見ている私が言うんだから間違いねーっす。

こういうスイングアーム剛性の低い車両は特に「組み」も大事なんですよ。

各部の整列やトルク管理、こういうのを疎かにしてるとバチ当たります。


ホイール自体を新品に交換して対応します。

まーアレを使ってナニする方法もありますが、場所が場所だけにね、、

ハブダンパーもちゃんと定期的に交換すべきですよ。


ついでに10万キロ手付かずのフォークもオーバーホールします。

フォークシールから漏れた残りのオイルはヘドロ化。


フォークスプリングは左右とも両端が折れてます。

そりゃね、ダンパー効かないバネサスですから。

バネ鋼も想定外の運動量になると破断しますってな話です。

これらの故障というか破損のひとつの原因としては走行距離もあるでしょうが

こういったシビアコンディションで使われている小排気量車を診ているからこそ

メンテナンスの肝所がよくわかるんです。

いっつも私の話はブレーキちゃんとしろとかサスをオーバーホールしろとか

良いオイルを入れろだとかカスタムの話以前に色々ウルセーと思われてると思いますが

改造車って基本的にきちんとしたベース車ありきなんです。

だって改めて造るワケですから。

その下地がちゃんとしてないと話にならないんです。

ノーマル車でも改造車でも等しく10万キロ、20万キロと距離を重ねられないと

全然気持ちよくなくない?

って話です。

冒頭の話に戻りますが、内燃機関を楽しむ時間も限られてきています。

その限られた時間をどう過ごすか

そういうことも考えてオートバイと向き合うってのは

言うほど大袈裟じゃなく、大事な事だと思うんですよね。

みんなに良い時間を過ごしてほしい。

理想論かもしれないけど

そういうのを手助けしていきたいですね。

ではの!