みなさまごきげんよっす!
相変わらずのサボりBlog、サボった分写真多め文章ソコソコ
インスタで既出の内容を改めて垂れ流す
でもまだしぶとくBlogはやめない私です。
全国数百人のマイノリティのみなさま今後ともよろしく哀愁でよろしくです。
さて本日は97XLHさんハーネス引き直し。
長いこと乗っておられる車両ですが
雨の日に電源落ちたりダイナSがパンクしたりと電装系トラブルが多く
もうこれじゃ安心して乗れないということで入庫。
パッと見て過去に配線のハンドル中通しなどの作業と
私がメーター交換した際にメーター照明の電源を取り出した作業
そしてそれから一度散らかったハーネスを纏める的な作業と
まぁ3回ほど電気系をいじられていますが
根本原因はソコでしょう。
と、いうことでハーネスをバラして検証していきます。
割と最近に交換したというイグニッションスイッチ。
バッテリープラス配線が端子ごと回ります。
こういうHD純正タイプのイグニッションスイッチは安物が出回っていますが。
同年代の純正と比べれば防水性はじめカシメの状態や
配線の太さ、結線の方法は雲泥の差です。
オートバイの修理に限らずですが、まずちゃんとしたモノをセレクトする事。
それがスタートラインです。
毎度同じ事を言いますが、オートバイの部品で安くて良いものは経験上見たことが無い。
良いものって安くする必要が無いというより
安く作れないんですよ。
まぁね、高くて悪いものもあるから困りものなんですが。
そのイグニッションスイッチの結線も銅線を捻ってビニールテープを巻いただけ。
簡単にスッポ抜けますよ。
そんなもん繋がってるんだからイイじゃん重箱の隅つついて目くじら立てんなよバカ!
と思うアナタは
バッテリーのプラス端子を少し緩めて乗ってみてください。
セルボタン押したらバチッ!といって電源入らなくなったり
走行中に突然電源OFFになったりしますから。
電源線においてはその経路全てで同じことが起こります。
他の配線の接続部も同様に捻ってビニテ被覆。
配線の継ぎ接ぎは悪いことではなく、純正でも当たり前に分岐がありますが
HDの場合90年代になると分岐部分は防水性の収縮チューブです。
被覆も簡単にはバラせないレベルで強固に保護されています。
こういう配慮のお陰でHDのハーネスはとても長持ちします。
ところが今回のように後から適当な作業が加わると長持ちしない。
パッケージを少し破れば簡単に裸にできるのと理屈は同じです。
大電流が流れるオルタネーターからレギュレーターのカプラーは排気管と近接。
というか接触。
純正はこういう危うい位置関係にならないようになってます。
メーカー出荷状態の車両を観察すれば容易に理解できますが
「熱」がどれだけ嫌われているか。
それを考えればこんな所にカプラーがあってはいけません。
青い線はHDの法則ではヘッドライトライト系のイグニッション +配線。
それが切りっぱなし。
エレクトロタップでETC電源取り出し。
テールランプ配線のギボシ端子は雄雌が逆。
ハンドル中通しの配線はトップブリッジの後ろをのたうちまわり。
ハンドルまわりをスッキリさせる目的でハンドルの中に配線を通すワケですが
ここにこんな線が這い回ってたらぜんぜスッキリしていない。
純正の配線の方がよっぽどスッキリしてます。
私はハンドルの配線中通しが嫌いです。
整備性もそうですが、ハンドルに大きな穴を開けて剛性をオトす。
配線を通す穴の面取りが微妙ならショートや断線のリスクもある。
ハンドルまわりをシンプルにするなら
フロントブレーキレス
インナースロットル
インナーもしくはフットクラッチ
スイッチは他所に移設
これでスッキリです。
まぁ利便性もありますから、その辺の選択は自由です。
ただ限られた範囲内できちんと結果は出さないといけないでしょう。
このビニテで巻き巻きされた(アラを隠蔽された)太いメインハーネスが
どれだけスリムになるかが見どころですね。
一先ずハーネスは全摘出。
ちなみにこの作業もかなり大変ですからDIYでは覚悟してください。
この年代のハーレーはハーネスを摘出する事は考えていないです。
いじってくれなければ結構長持ちするからよ!
的な造りなんです。
ハーネスがなくなったら目立つ積年の汚れ。
手前にブラ下がっているのがテールランプの配線です。
ギボシ接続の場合は車体側をメスにしましょうな。
こんな機会でもないと綺麗にするのは困難なので汚れを落としておきましょう。
この辺も油コテコテ。
なぜかと言うとブリーザーをここまで延長して大気解放していたから。
目立たない所に出す
つまり掃除しにくいところが汚れる。
ブリーザーは取り回し変更します。
銀色の面積が大幅に拡大。
なしてそこまで掃除するのかと言われれば、手が汚れるからです。
まぁ掃除で手は汚れるんですが。
新しいハーネス引くのに汚いところは通せませんので。
この辺も新車から一度も清掃されていない雰囲気ですね。
チェーンドライブ車はメンテでココ開けますが
ベルトですからね。
ココもギンギンに銀色にしておきます。
普段は洗車できないややこしい部分が綺麗になりましたので、
これからどのようなハーネスにするか
ルーティングや省く電装などの設計を行なって実作業へ移ります。
ではさらば!
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