2020年10月6日火曜日

FRPパーツのペイント。


みなさまごきげんよう(´∀`)


本日はFRPパーツのペイント作業です。


FRPといえば軽量で錆びないし造形の自由度もあって優れた素材でありますが

ゲルコートないしはFRP素地の状態では紫外線などで劣化するので

きちんと上塗りしておく必要があるパーツです。


そして分離型で成型される事が殆どのFRPパーツは

型の合わせ面にどうしてもバリが出てしまい、見た目が悪くなってしまいますので


成型時のバリを如何に綺麗に処理するかで仕上がりが全然違ってきます。

しっかりしたFRP製品はこのバリの度合いや位置が良い具合なので

このように面の歪みに気をつけて削り落としてあげれば綺麗に仕上がります。

対して粗悪な製品の場合、成型時の段差が大きく、

後々の面調整が非常に難しかったり困難だったりしますので

塗装や仕上げ作業にかかる手間がものすごくかかる事になります。


ゲルコート表面を全体的に足付けしていきサフェーサー塗装の準備です。

FRPの場合は錆が出たりしないので防錆プライマーは当然省きますが

製造工程上ス穴等がある事が多いので厚塗りできるサフェーサーは必須です。


そして脱脂して静電気除去してエアで埃を飛ばしてサフ入れ(´∀`)

静電気を帯びやすかったり離型剤が残っていたりするので下地は丁寧にいきましょう。


サフを研ぎ上げて面調整していきまして。

この段階で歪みやス穴を完全に消していきます。


水研ぎで濡れた表面の反射具合が綺麗になるまで研ぎましたらば


#800まで研いでペイントレディの状態です。


ベースコート。

こちらはスズキの26Uスペリアホワイト。


次にパールベース。

はい、3コートパールなんです。


次いでクリアコートを吹いていき最終仕上げです。

3コートパールは色合わせも難しく失敗が許されないので

と言うか失敗するとイチから全部やり直しなので緊張します。

ぶっちゃけ塗装は失敗もあり、その都度リカバリーする必要があります。

まぁ3コートパーツなんかはベースカラー以降はリカバリーすら困難なんですが。

で、仕上がりは勿論ですが万一の時のリカバリーの為にも下地はひたすら丁寧にいくわけで

ガン肌にしても同じで、肌が綺麗な方が面調整や研ぎがしやすい。

さらには荒れたガン肌を消すとなると時間がかかるしペーパーの目詰まりも激しくなるので

資材も時間も余計に使っちゃう。

そんなわけで下地にモノスゲー手間をかけるわけですが、

失敗しちゃうともっと手間がかかるので先行投資的に予め手間をかけておくってことですね。

もっとテキトーにやって安くしてくれよと思われる方もおられると思いますが

手間をかけるのは仕上がりのためでもあり自分のためでもあり

結果的にはお客様のためでもあるという事でご理解くださいませ。


ともあれ今回は磨きも無しでうまいことイケて良かったです。

さて、このフェンダーを何に使うかは次回に続きます。