2019年5月17日金曜日

福山自動車時計博物館再訪 #4







ダットサンのセダンでこれも昭和11年式らしいです。

福山55のナンバーのサイズから車体の小ささがわかりますね(´∀`)

この狭いトレッドで4人乗りだからリアのフェンダーは狭くて室内幅を大きくしてある。


このサイズでこのスタイルっていうのは中々難しかったんじゃないかと思いますね。


ダットサンのエンブレムにオーナメントは兎と思われますが

中々にスピード感のある兎で優れたデザインだと思いました。


アポロの指示器も大きく見えるくらいキャビンが小さいです。


さり気なく細かいデザインが施してあって素敵じゃないですか♪


ヘッドライトのマウントはボディー横から出ていて意外にもシャープな形状でした。


フェンダーは縁にプレスを入れて強度を上げつつ、

ゴージャスに見せようと頑張ったんだろうなと。


スーサイドヒンジのドアは一応内張もついていてセダンらしい雰囲気でした。


計器類はダットサンマーク入りのシンプルなホワイトフェイス。


4座セダンと言ってもこのサイズですからスペースは狭小ですが

分厚い内装などが無いのでスペース効率は悪くないです。


ホーンリング付きのバンジョーステアリング。


ペダルはダットサンマーク入りの鋳物のようで

そこかしこにメーカーロゴを入れるところが気合いですね。

こういうアピールに関してはこういった時代の方が一生懸命というか

プロモーションも兼ねているでしょうからコストもかけていますね。


FORDのGPW。

因みにウィリス製の方がMBで、マニア的には差異があって面白いのですが

一般的にはジープ、あるいは進駐軍のジープってヤツですね。

本来は軽い車体にパワフルなエンジンで、極めてシンプルで魅力的な車両なんですが

このGPWは少しダラけた佇まいをしていて勿体なかったです。


かなりパテを盛大に盛ってレストアされているであろう事がわかります。

ジープをはじめランクルの40系やジムニーあたりは

元のボディパネルがヨタっているうえにスポット溶接のナゲットがそのままだったり

荒々しい作りなのでパテを打って仕上げるのが実はすごく難しいんですよね。

そういう「再生感」の無い再生がこれからは特に重要になってくると思います。



カッコいいストーブというかコンロなのか。


丸頭リベットどめの銘板とかいちいちカッコ良くて萌えますね。

シンプルな中に効果的なラインがあって美しい。


鋳物のかき氷マシーン。


菱のマークに日章そして海と船と鷲ですよ。

あまりに渋すぎてビビります(´∀`)


便器も美しいというか、便器にしては美しいというべきなのか

トイレは安らぎのスペースだからこのような模様を入れているのかもしれませんが

個人的には和式便器で安らげる余裕も柄を見る余裕も全く無く

私にとっては洋式便器で尚且つウオッシュレット付きのおトイレこそが安らぎです(´∀`)


男性用便器は恐らく的の意味もあって図柄が描かれているっぽいです。


うーんステキだ。


「描く」という事がどういう事か考えさせられますね。