みなさまごきげんよう!
本日は部品のお話です。
大神戸共榮圏×RadJalopy共同開発
エボスポCVキャブ用ワンスロートキット。
ブリーザー機能内蔵のシンプル極まりないキャブサポートと・・・・・
削り出しワンスロートキャブカバーを組み合わせてエボスポーツに装着できるキットです。
長きにわたり開発を進めて参りましたが、いよいよフルキットでリリースできる運びとなりました。
もちろんコウバチョッパーにも装着しております♪
リリースのご案内を兼ねて、この部品についてお話させて頂きたいと思います。
そもそもの始まりは丁度自分のバイクのキャブカバーをどうしようかと考えていたところ・・・・
大神戸共榮圏河田氏からCVにワンスロートキャブカバーを装着したい。
自分のところにエボスポは無いが、鉄板を折り曲げられる加工屋さんも手配できる。
機械加工には黒田屋さんも居るし、部品を共同開発しないかというオファーを頂きました。
しかし自分は自分の欲しい物しか作れないし、納得いくまでやりたいと伝えると、
それでいいのだと。
約束事は当たり前の事ですが「お互い裏切らないこと」
自分なりに色々と考えながら開発がスタートしました。
クランクケースにブリーザーがある自分の4速スポーツはともかく、
ヘッドにブリーザーがある5速ではホースやフィルターが結局邪魔になる。
そこでブリーザー一体型で、曲げ物ではなく鋳物でいくことに。
ブリーザーとサポートが一体になっている製品は既存のものがありますが、
好きな形のものは無いしそもそもワンスロートキャブカバーは装着できない。
加工や鋳造は大変そうですが、この方式でいくことに決定しました。
アルミの輪っかをベースに手作業で原型を削ります。
キャブサポートの台座などの細かい部分はパテで。
原型なので素材を選ばないのは助かりました。
吸い込みはファンネル形状に。
これもサンダーでぐるっとえぐって、ヤスリで削っていきました。
まだまだ造形的に硬いですね。
最後の装着確認。
最終的に穴を埋めてしまうので、ここは慎重に・・・・・
そして穴を埋めて通常の塗装と同様にサフ入れして面出し、塗装して原型第1号が完成!
この第1号も最終形と比べるとまだまだ甘い・・・・・
極限までシャープに追い込みましたが、それが後々仇となり・・・・
この時に何でもかんでも小さくすればよいワケではないことを知りました。
シャープさとか表情っていうのは色々な要素で成り立っていますね。
基本的に、抜け勾配であるとか鋳型の事であるとか自分の知らないことは全く考えていません。
専門家でない自分にとっては考えても無駄ですし・・・・
そのあたりに囚われて、思っている物と違う形にはしたくありませんでした。
必ず形にしてもらえるはず。
駄目なら自分の責任、ゼロからやり直す。
そしていざ鋳造へ・・・・・・
②に続きます♪
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