2016年9月23日金曜日

ステーターマグネット関係。


みなさまごきげんよう♪

リフレッシュ&スタイルアップでお預かりの'90XLH1200・・・4速スポーツですが

ハンドルの高さも決まりましたので傷んでいるクラッチワイヤー交換と共に

4速スポーツでの要チェックポイントであるステーターマグネットのチェックを行います。


まずインスペクションカバーを開けますが、嫌な予感がしますね。。

因みにこの蓋、タガネのようなモノでシバかれてボロボロになっているものが多いですが

専用工具でなくとも分厚いフラットバーを突っ込んでモンキーで回せば簡単かつ綺麗に外せます。


プライマリードレンボルトを抜きますが、嫌な予感しかしませんね。。


プライマリーオイルの色も嫌な予感しかしませんね。。


クラッチケーブルを緩めようとブーツをめくりますが嫌な予感が加速するばかりです。。


ひとまずザッと綺麗にしてからクラッチを分解していきます。


クラッチシェルのベアリングが終わってますね・・・・・

ここで注目頂きたいのですが、スナップリングの裏にあるべきスペーサーがありません。

あと、スナップリング表面が摩れて光っていますが

これは以前はこちら側が裏だったということです。


図で示すAAのクラッチハブスペーサが無いということですね。

ですのでクラッチシェルはスラスト方向へガタガタと動きます。


クラッチシェルを引き抜いて見ますれば

一見対策済みのように見受けられますが

マグネットが割れてしまっていますね・・・・・


充填されていたのはシリコン系のブヨブヨした・・・・シーラーです。

ブヨブヨですし接着力が弱いのでこんなもの何の対策にもなりません。


そして充填されておりましたブヨブヨを取り除いて判明しましたが

マグネットはすべて剥離しておりまして


恐らくマグネットが寄って割れたものを貼り付けられていたものと思われます。


いくつかのマグネットはステーターと接触し続けて摩耗し凹んでいます。


そしてステーターはというとモールドされていますから交換してありますね。


原因はクラッチシェルのベアリングがダメになり

シェルとハブの嵌合が緩んでがガタガタになった事によるものです。


発電不良を起こし

マグネットとステーターの破損を確認

ステーターを交換し剥がれたマグネットを固定して

根本原因であるベアリングは交換ぜず

クラッチハブスペーサーを入れずに組み戻されたというのが現状です。


修理的な事をされてからそれほど走行していないようで

発電量も問題ありませんでしたが

このまま乗っていたらまた発電不良を起こしたと思われます。

それどころかメインシャフトにダメージを与えかねませんでしたね。

修理的作業後にあまり乗らずに放置されたことが不幸中の幸いでした。


とにかく最低な状態のプライマリー内を清掃しまして

クラッチシェルは交換することにします。

しかしV-TWINの対策品は48000円もしますから・・・・


1号機用に購入、ストックしておいた極上純正品を使用して対策を行います。


完全に脱脂してマスキング。

パーツクリーナー等で脱脂される場合は結露が生じますので

きちんとシェルを温めて汗をかかないようにしてやらねば接着力が著しく落ちます。


そしてガッチガチに固まるヤツで固定。

鉄部に強力に接着し、強度の高いものを使わないと対策の意味をなしません。


しかしクラッチハブスペーサーが無いので組めませんね・・・・・

48000円というクラッチシェルのお代は確かにビビりますし

壊れた部品を何とか修理して安くあげるというのはお客様にとっても喜ばしいことです。

しかし間違った修理や対策を行えば

再び破損して工賃や部品代がかかりますし

お客様やバイクが悲しみます。


わざと壊れるように直す人なんて居ませんし

だまって良い仕事をされる人も沢山居られます

他人のアラ探しは簡単で

ヒヨッコの域を出ない私もアラを探してもらえればいくらでも出てくると思います。



4速スポーツのココは確かに欠陥があると思いますが

しっかり対策、継続したメンテナンスを行えばそれ以降は普通のバイクと同じです。



ですので不安要素を排除して心置きなく4速スポーツを楽しんでもらえればと思います♪




さてスペーサーを調達して組み戻し、

さらに各部リフレッシュ項目を潰していきたいと思います。




ひとまずみなさまごきげんよう♪









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