みなさまごきげんよう。
迷子のコウバ長ですが、まだ鳥居をくぐっていません・・・・
どうやら灯篭に夢中のようです。
繊細だ。
この細い線でいて、これだけの立体感が与えられている。
立ち上がり部分もすごい。
なんという比率でしょうか。
この部分がいいな。
曲面や絞り込みやフィンに角断面、あらゆる造形の集合体。
まさに造形物だなぁ。
ようやく鳥居をくぐって参拝。
此処は愛するものを護る為に散って逝かれたあらゆる神霊を祀る場所。
我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき
みんな何処へいってしまったんだろうか・・・・
一抹の不安を抱えつつ、遊就館へ。
ガラス張りの中には既に零戦が待ち構えている。
中には機銃が。
スイス製の機銃のライセンス生産品の大口径20ミリ。
携行段数が少なく弾道も放物線を描いて良くはなかったと。
機体の強度の関係で撃つと翼が激しく振動して弾が散ってしまう。
照準気も当時としても古いもので他国に比べて圧倒的に不利な状況。
命中させるには相当な技量を要したという。
しかし威力は強力で、連合軍に恐れられていたらしい。
やれ設備だの道具だの環境だの、そんなヌルい事言ってられないね。
それしかないからそれで戦う。
技量を高めて、反骨精神をもって戦う。
そういう気持ちを忘れていないか?
接合部に向けて細まる。
ネジ部よ避けるリブ。
軽量化の痕跡がうかがえる。
しかしそれでも軽い零戦にとっては十分に重かったという。
何となくでディテールとして肉を削いだのではない造形。
角断面の巻きバネ。
小さなスペースで大きなバネレートを得てる。
必要な部位と必要な強度の鬩ぎ合い。
目的がハッキリしている。
すごい。
恐ろしいよ。
目が釘付けになって、離れられない。
そう思わない?
このドラムにたったの60発の弾を装填して戦ったのか・・・・・・
ものすごいものを見た。
次は零戦の写真。
これも沢山あるから、一緒に見ていきましょう。
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