みなさまごきげんよう。
最強寒波なんてただの脅しだぜと思っていましたが
マジでしたね。
道路交通含めたライフラインの麻痺っぷりを目の当たりにすると、
やはりしっかり脅しとく必要があるんだよなと。
私は必要以上にビビりなので、逆にアクシデント時にあまり困らなかったりします。
ほらヤッパリね、、っていう具合ですね。
車に関して言えば仕事柄常に工具やラダーは積んでいますし
ジャッキ当て用の角材や牽引ロープ、シャックルやブースターケーブルは常備しています。
特にラダーとスコップには助けられる事が多くて
スタック時にはタイヤの下を掘り下げてラダーを挿入すればトラクションかかりますし
脱輪時もジャッキアップしてラダーを側溝に渡せば地面が復活します。
んなデカいモン積めるか!って人は
それぞれ折り畳み式で嵩張らないブツもあります。
高価なアウトドアグッズよりは全然安価ですしね。
アウトドアブームの昨今だからこそです。
まぁ大規模な状況では自分だけ助かっても仕方ないんですが( ´∀`)
要は嫌な状況になる事を前提にしつつ
嫌な目にあったら都度対策をしておくと良いって事ですね。
まぁ逆に言うと私はこれまでどんだけ嫌な目にあってきたんだって話ですがw
さてこちらはお車検でお預かりのドラッグスター400クラシック。
メインは車検ですが年末に走り納めしようとエンジン始動したところ
燃料漏れで走り納めが叶わなかったという不具合があるので
こちらを修理していきます。
ドラッグスター400はタンク下にダウンドラフトのキャブを2機据えているので
ココがばっちくなっている事が多いですが
このように綺麗だと作業性が抜群に良く
不具合も見つけやすいです。
そして燃料漏れはオーバーフローではなく
リアバンクのフロートチャンバーガスケットから。
いやまぁ燃料が溢れているので厳密にはオーバーフローなんですが。。
サクサクとキャブを外して燃料を通しながら検分していきまして。
フロートチャンバーガスケットは硬化と痩せが見られるので交換するとして
以前に清掃しているはずなのに細かいゴミが流入していまして
ニードルバルブシートまわりからも若干滲みがみられましたので
消耗品関係を交換していきます。
タイミング的に大雪の影響をモロに受けてしまいました。
それでも1日遅れでちゃんと届くんだから凄いです。
このようにニードルバルブシートが別部品になっているのは親切ですが
ニードルバルブが正常でも
Oリングの劣化でジワジワと縁からオーバーフローするので注意は必要です。
あとはいつまで部品が供給されるかですよね。
さらに燃料フィルターとそのハンガー、燃料配管も交換しておきます。
このように車種別に曲がったホースは
通常のストレートな物に置き換える際にはかなり長さをとって折れ曲がりのRを稼がないと
ホースが折れて燃料が供給されない事態に陥ります。
ので、専用品が手に入る間はザクザク交換しておくのが良いです。
つまり
納車時に全部交換しておけばこういった不具合は無かったわけで
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
組み上げたら同調とってキャブ調整すれば作業完了です。
ちょこちょこあるんですが、「キャブが調子悪いんですが車検通りますかね?」
というご質問。
基本、調子悪かったら通りません( ´∀`)
そもそもそんなんじゃ乗ってて楽しくなくないですか?
確かに、キャブまわりそれもマルチエンジンなんかだと
修理にも調整にもお金もかかりますが
個人的にはキャブをバシッとキメてある状態の気持ちよさは
代金を支払う価値が十分にあると思います。
この調律された回り方ってわかる人はすぐわかるんですよね。
逆にわからない人には全くわからないので
ぜひ実体験してもらいたいです。
そういう事を知っているかどうかっていうのはインスタではバエませんが
ライディングでは猛烈にバエます。
足回りも同様です。
まぁイチ改造屋ごときがナニを言ってるんだって話ですが( ´∀`)
んでもってエンジンオイルも交換。
MOTUL 7100の10W-40です。
最初はハーレーとか油冷に最適って事で20W-50を在庫していましたが
最近国産車も多いので10W-40も常時在庫しています。
高回転ブン回してオイルに熱を入れまくる人はもちろんですが
年間走行距離が少ない人にとっても油膜保持性能が高いので
ドライスタート対策にもよろしいですよ。
あと色が綺麗な赤色なのと良い匂いがするのでプラシーボ効果も高いです。
何だそりゃw
あとは各部点検して検査の予約を入れるとします。
走り納めできなかった分
気持ちよく走り初めできるようにしてお渡ししたいと思います。
ではさらば!
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