2023年1月21日土曜日

ドラッグスター400とクルーザーというカテゴリー。

 みなさまご機嫌麗しゅう。

なんか暖かくなってきた?と思ったら寒波襲来ですよ。

寒波=不必要に撒かれる塩カル

詰んでます。

まぁ仕事に集中しろって事なのですが

ウチはハーレー以外ではヤマハの入庫率が比較的高めです。


スズキとカワサキどーした


で、車検でお預かりのドラッグスター400クラシックと

新入庫のドラッグスター。

2003年式で走行距離12000kmチョイという低走行車なんですが

我ながらよく低走行の素ノーマル車を探してくるもんですホント。

私ドラッグスター400何気に好きなんです。

空冷Vツインですし国内専用車だけあって日本人好みのハンドリングとポジション

あと完成されたスタイルね。

ドラッグスター400の場合、新しくなればなるほど洗練度が増していきます

基本性能は全然変わらないし外観も大して変わってないのですが

最終のインジェクション車だと中古で80超え、場合によっては100超えですよ奥さん。

なので個人的には価格的にも2000年以降の4TRからVH01Jに変わったあたりがオススメです。

それでも20年前のバイクなんですよね既に。


4TRからVH01Jへのモデルチェンジではメーターが電気式になったり

それに伴って燃料計が装備されたりシート表皮が変わったり

ハンドルが変更されたり排ガス規制に対応したり

ディスクローターが変更されたり馬力が1馬力落ちたり

タンク容量が1L減ったりシート高が10mm上がったり

途中からイモビライザーが装着されたりしましたが

1番デカい変更点がヘッドライトなんすよ。


前に飛び出したカスタムちっくなトンガリデザインのシェルに奥目なリム。

ボリューム感とか高級感みたいな感じでの採用なのかもしれませんが

所詮プラッチックの成形物ですからそんなのいらねー!

私ぁヘッドライトはギュッとしてシュッとしてるのが好みです。


なのでヘッドライトのみ4TRのシンプルなヤツに交換しました( ´∀`)

多分誰も気づかないし気にもしない純正流用改ですね。


んで光軸調整しようと思ったら調整ネジが片方全く効いていませんで。

コレはありがちな樹脂ナットの崩壊かと思ったら

既に崩壊済みだったようでフランジナットに入れ替わっており

コイツが共周りしていました。


なので純正部品を取り寄せて普通に調整できるようにしました。

この樹脂ナット、古い車両では2輪4輪関係なく結構破損していて

車検時に困ったりする事があります。

ゴムに次いで樹脂部品も経年劣化が激しいので

部品が出るうちにしっかり交換しておくと良いですよ。


っつーか出目金奥目ライト(もはや意味不明)より断然こっちのがカッケー!

いや誰も気づかんけども。

ちなみにこちらの車両すでにSOLDなのですが

私の独断で勝手に作業しております。

自腹で。


しかしこうして素モデルとクラシックを並べると上手くキャラクター設定したもんだなと。

ハーレーで言うとFXとFLの関係性なんですが

ハーレーの場合FL(ツーリングモデル)があってFX(カスタムモデル)が派生しましたが

ドラッグスターの場合ツーリングモデルであるクラシックの方が派生モデルです。

ヤマハが何に重きを置いていたかがよくわかりますよね。

こういうところがハンドリングのヤマハなんだよなぁ。

ちなみに

ホンダはシャドウ400出してからカスタムモデルとしてスラッシャーを後出ししました。

スズキは倒立フォークをブチ込んだり常に変態路線ですし

カワサキはドラッガー造ってたかと思えばバルカン(ちゃんとクラシックもあった)

で不人気路線まっしぐらでした。

まぁバルカン400はFXWGみたいな雰囲気を醸し出してて良い感じなんですが

それゆえにイミテーション感が大きくなっちゃったんじゃないかと。

400ccガラパゴスクルーザーで売れたのがスティードとその牙城を崩したドラッグスター。

やっぱ基本的にスタイルなんですよね。

そこにハンドリングも加わったからドラッグスターは強かった。


そもそもこのカテゴリーを「アメリカン」って呼んだからいけなかったんですよね。

日本製のアメリカンって一体何やねんw

偽物ちっくな呼び名のせいでユーザーの本物嗜好が削がれちゃった。

クルーザーとして見ればこのカテゴリーは各メーカー個性が出てて面白いんですよ。

おかげさまでこのカテゴリーは現在絶滅危惧種で

モノホンのアメリカンでありクルーザーであるハーレーの方が幅をきかせてる。

何とももったいない事です。

だから私はこのクラスを好きで乗ってる人は好きです。

プアマンズとか妥協案としてじゃなくてこのカテゴリーが確立されていれば

現代の各メーカーのラインナップも変わっていたでしょうね。

ここ数年ずっと売れ続けているレブル250が

最初はロードスポーツを名乗っていたのに今はクルーザーに変わってるわけで

案外とクルーザー需要って高い気がするんですけどねぇ。

と、いう偏見に満ちた考察でございました。



ではさらば!