2023年1月11日水曜日

BUELLという乗り物。

 

みなさまごきげんよう。

さて、ファンシーな日常のアシとして、また女子ウケを狙って購入した

1973年式のバンバンRV50でしたが。

散々修理してやっと調子良くなったものの、女子にはウケずオッサンには大ウケで

本来の狙いとは全然違ったのですが

まぁ好きなバイクだし息子が乗るまで置いておこうと思っていましたが

何と速攻で売れちゃいました( ´∀`)

そもそも私は暴力的なバイクじゃないと全然楽しめないという性癖のようで

さらには大型バイク2台と原付2台と不動の中型車を2台所有していて

身体はひとつなワケですから

これ以上バイクは要らないという事に改めて気づいた次第です。


気づいた次第なのですが、どういうワケか2003年式のBUELL XB9Rを

2022年末に購入しました( ´∀`)

いやー、命あるうちに興味ある乗り物には乗っておきたいですしね。

実はGSX-R1100を購入する前にXB12Sを購入しようとしていたんですが、

まぁこちらもバンバン同様、欲しい人がいたら販売しようというノリです。


BUELLのXBシリーズというと個人的にはBUELLの完成形という認識です。

ぶっといツインスパーフレームはガソリンタンクを兼ねていて

燃料の増減による重量変化からくる運動性能の変化を最小限にしてある。

ちなみにフレームはベルリッキ製です。


スイングアームはオイルタンクになっていて、車体の前後長を極限まで短くしています。

どんくらい短いかというとホイールベースがTZ250とほぼ同じです。

ちなみにこのスイングアームはブレンボ製です。


フロントブレーキも特徴的ですね。

1枚のローターでバネ下を軽くしつつ、最大限制動力を発揮させるのが狙いかと。


燃料供給はインジェクションで腹下にサイレンサーを抱えたユニットは

7200回転で92馬力、9.37kg-mの最大トルクは5500回転で発生します。

。。。この低い回転域でこれだけのパワーを吐き出すOHVのVツインエンジン。

フィーリングは油冷のゴリゴリ感をもっとゴリゴリにした感じ。

アメリカらしさ満点ですね。

そこに短いホイールベース、立ちまくったフォーク角や徹底的なマスの集中化。

誰がどう見てもピーキーなバイクなのですが

走らせてみるとビックリ

超普通です。

っつーか前傾もキツくなく、ぼりぼりとトルクが出てるのでむしろ楽です。

よく振動が凄いと言われますが、実際には大した事ないですね。

ハンドリングも超クイックな印象とは裏腹に安定感があります。

ただ、リアサスが硬い。

サスセッティングを全く行わずに乗ったのでアレですが

基本的にオーバーステア傾向なうえにリアのトラクションが希薄なので

一定以上のペースでちょっと油断するとリアがブレイクします。

まぁコレはリアサスをもっと動くようにして

フロントフォークはもうちょいプリロードかけつつダンピングを強くすれば

大幅に改善できそうです。

重量物を真ん中に寄せまくってあるので

サスの設定は超シビアな印象ですね。

ちなみにハンドルをこじるような、ねじ伏せるような扱いをすると

このバイクは猛烈に嫌がります。

切れ込みが激しく感じるのでついついやってしまいがちですが

実際には切れ込んでいく速度が少し早いだけですので

力を抜いて接するととても素直な挙動です。


と、1回の走行でフロントフォークはお漏らしを始めちゃいました。

まだちょろっとピヨピヨ乗っただけですが、素性の良さはわかりました。

アシさえキメればこりゃ良いマシンです。


軽くて取り回しもよくて低回転からトルク出ててポジションもキツくない。

丁度1号機とR1100の中間みたいな乗り味です。

普通に乗る分にはボーッと運転してても楽ちんで安定していますが

調子に乗って攻めると猛烈に牙を剥いてくるバイクで


コレはアメリカンスーパースポーツというより

ストリートファイターです。

実際、扱いきれずに乗せられているだけのSSよりストリートでは面白いし楽ですしね。

一定の速度域を超えてからのナーバスさをどこまでツメられるかが勝負と見ました。

ってなワケで暇な時間(有ればの話ですが)にサスをキメていきたいと思います。

当分はウチにあるので興味ある人は見てみてくださいな。

それにしてもこのバイク、何か見た目とか印象とかで損してるよなぁ。


ってなワケでさらば!