2019年12月11日水曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #5





このトヨタピックアップは映画Back to the futureに登場した

スタットラーのカーディーラーから購入した主人公マーティ・マクフライの愛車で

まぁ正確には親に買ってもらった設定ですが、ともかく

私が激しく憧れた究極的ブリハイでして

所謂、当時のディーラーカスタム車ですね。

もう会場の片隅にコレを見つけた瞬間鳥肌が立ちました(´∀`)

会場にはデロリアンも居ましたが、それより遥かに鳥肌が立ちました(´∀`)

しかしコレの何が凄いかってその再現度で、劣化レプリカはちょこちょこ見ますが

コイツはどう見てもマニア中のマニアの仕業です。


まずパート1を見てこの車を覚えている人は、テールゲートのTOYOTAロゴが無い事に

とりあえず違和感を覚えるワケですが

これは手抜かりでは無くパート2および3の仕様になっていて

その証拠にナンバープレートは2BAK860です。


フロントのナンバー2EZP916はパート1仕様という事で

この車両は各シリーズの仕様違いを前後でやってのけたワケで

あまりにもマニアックです。


タイヤは当時と同じグッドイヤーのラングラーですが、流石に当時モノとはいかず

ホワイトレターのRADIALが足りません。

とは言えタイヤサイズや車高っぷりもしっかり劇中車に寄せているうえに

きっちりカッコ良いのでBest 80sアワード獲得も納得です。

というかそのアワードを出している審査員も相当キレてると思います。


ウインドウ上のトヨタバナーもちゃんとパート1仕様で

以降のモデルはフェードが入ると言うかハチマキになっていたハズです。

ダッシュには未来仕様のホログラムキャップ。

Amazonで買えますw


ベッドにはホバーボードと自動で紐を締めてくれる未来のスニーカーNIKE Magで

これは2016年に89足限定で販売されました。

ちなみにホバーボードもAmazonで買えますw


まぁそういう映画的な事を除いても、このブリハイはとてもカッコ良くて

しかも超クリーンに作ってあるので素晴らしいです。

かなり変態なのに変態臭が全くしないところもイイですね。

いやー、こりゃいいもの見させてもらいましたホント。



んでこの真っ白なマスタングも激シブでした。

まず白いボディはかなりきちんと作り込まないとボワっとしちゃって

「ただの白い車」になっちゃいますが

徹底したボディーワークでキチンとエッジを出して段チリをキッチリ合わせてあげると

こういうスーパークリーンなボディになるんですよね。


もちろん、ボディがシャキッとしているだけでなく全体的にバチバチなので

どっからどう見ても速そうでカッコイイです。


なんかオーバーフェンダーとか貼り付けてワイドトレッドにしちゃうような事はせず

純正のアーチの美しさの中にビッチリ納めたサイズと

走りの方向を向いたっぽいタイヤセレクトで

ホントこう言う事は基本中の基本なんですが

それを蔑ろにする駄センス野郎にタイヤカスを煎じて飲ませたい感じの見事さです。


私は個人的にマスタングはファストバックが好きなんですが

もっと言うと68年が好きなんですが

このクーペボディでこういう仕上げだと、むしろファストバックより硬派な感じがして

イヤほんとこの弾丸っぽさ、漢臭さは最高です。

ってか私は地味な車ばっかりに喜んでおります。


こちらはカサカサめのボディですがタイヤ、ホイールとフェンダーの関係を

変態的なまでに詰めてきていてスゲーです。

コレもボディを仕上げにかかると恐ろしい事になりそうな雰囲気満点ですね。


いやはや凄い収まりですね。