2019年12月4日水曜日

HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 #1



みなさまごきげんよう。。。


横浜から焼津を経由しまして、バイクを3台ほど追加で積んで帰ってきまして。

横浜に足を運んで頂きました皆様、どうもありがとうございました。

とは言えブース近辺に居る時間は極めて短く

私ごときと会いたいと切望してくれている私ごときの熱狂的ファンの皆様の

熱いご期待に添えず申し訳ございませんでした。

と、いう冗談のような本音はさて置き


サベージ650という原型すらあまり知られておりませんオートバイがベースの

こちらサベージ・トルーパーでございますが

みっちりと見て頂いておられる方も結構おりまして

イヤ本当にありがとうございます。


今回は開演時間中写真を撮り続けておりましたが、

搬入時は搬入自体に時間がかかって撮影時間が少なかった事と

当日は当日で人が多すぎた事もありまして写真が少なめです。

ですので撮れていない車両も少なからずあり、

下手すれば通路を一本飛ばしてしまったりして

見させていただく事すら出来ていない車両もありますがご了承くださいませ。。


で、最初はこちらのモータースクエアRATさんのC100つまりOHVのカブです。

そしてご覧の通り、サメです。

私的には、C100→シーヒャク→シャーク。だと解釈しましたがどうでしょう。

そしてこういう動物をテーマにしているのはギャグ的に捉えられてしまいがちですが

私的にはあのパンヘッド ベースの伝説的チョッパー、BIRDに寄せてきてるなと。

そう感じました。BIRDに関しては下記の記事に詳しいです↓


ちなみに毎度のことですが上記は私の単なる想像ですので悪しからず。


BIRDと違ってこちらはディガースタイルですが、サメという形状と

C100というベース選択からして整合性は取れていて、正直ヤラれた感がありました。

サメや鳥をモチーフにしていても、シルエットはしっかりキメるという掟を守るからこそ

遊び心が行き過ぎた不細工さが無いところが肝ですよね。


まぁでも「ズルい!」と思った事も確かで、こりゃ狙ってきてます。

私もC105でEasy Trapを作った人間ですので(´∀`)

でも普通にディガーとして見てもコレはカッコいいですよね。

小さなバイクだってヤル事は大きなバイクと同じですし。


サメの口になっている部分はメインチューブ下からネックにかけて補強になっていて

機能としても満たしている感がある。


フロントはスリックタイヤに目がいきますが

肉抜きされたプレスのフォークやC100らしさを演出したライト周りに

他車流用のハブやブレーキ周りと見所はたくさんありますね。


肉抜きによって軽く、長く見えるフォーク。

露出したスプリングがサメのエラっぽくもあります。

これだけ車体がコンパクトになっていると、純正長のフォークで首寝かせがイケます。


フロントホイール、ハブとブレーキはポップギャルですよ。

このサイズ感のバイクでミニドラムっていうとここら辺に落ち着いてきます。

ちなみに私はP25のドラムが好きです(´∀`)

で、こういう改造していても使っているボルトはブタ8ボルトだったりして

流石というか好き者です。


ヘッドライトはFORDのカウルランプで、私も1号機につけていました。

プルバックライザーを逆付けするのは私もEasyTrapでやっていて

アレはトーハツのライザーを使っていました。

ってなわけでこのフロント周りはどこか懐かしいです。


ライトケースとハンドルにはエングレービング風に模様が入っています。

アンダーステムの溶接部は純正では汚いですが綺麗に処理してあって細かい。

そしてネックにはちゃっかり三角窓が作ってあって、

パテワークも非常に繊細です。


リアホイールのリムもポップギャルで、何とこのリムはドロップセンターリム。

つまりこういう小さなディガーを作るにはもってこいなディテールです。

サメだけにってなワケではないですがフィッシュテールの出口も凝ってますね。


ブレーキはハーストのエアハートで

ディガーとしての定番はしっかりと守られてるところが悪ノリバイクと違うところです。


リアマスターはボディ直付けですがリザーバータンク一体型をセレクトしてポリッシュ。

こういうパーツセレクト私は大好きです。


何も知らない人からは、小さいとかカワイイとかで

薄っぺらい賞賛をもらうかもしれませんが

そんな迷惑な価値基準は置いておいて。

オートバイを、そしてチョッパーやディガーをよく知った人の作だなと感じさせる

そういう説得力のあるバイクだなと思いました(´∀`)